ツイログ71
海桃固定過激派の海堂と忍桃固定過激派の忍足はあまりにもウマが合わなかった。メジャーだろうとマイナーだろうとどのカップリングも平等に集団幻覚、そこに上下はなく互いに不可侵が鉄則だが、桃城の相手は自分以外認めない二人はご法度のフリースタイル同人バトルで解釈による殴り合いをしていた。
まぁ本人達が良いならと周囲は放っておいたが、それがまた新たな問題を招いてしまった。第三勢力の登場である。
しかもそれはよりによって二人が愛してやまない桃城武。さらに言えば彼は海堂×忍足×海堂を好む者だった。これには誰に何を言われても同人バトルをやめなかった二人も停戦し、「そんな欠片も接点がないカップリングを推すのはやめてくれ、ついでに俺と同じカップリングを推してくれ」と協力して説得を始めた程だ。
「俺達がいつどこで絡んだ!? 言ってみろ!」
「せやで、接点ないやろ…俺はずっとお前だけの忍足さんやで、ファンブックでも桃城の事しか話さん忍足さんやで」
しかし桃城はそれを跳ね除け、ペアプリを開いて例の箇所を指差す。
「俺があるって言ったらあるんスよ! 大体海堂もこんなコメントしといて『ない』わけねーだろ! 俺が忍足さんと仲良いからヤキモチ焼いたんだろ!?」
「それは俺の桃城に近付くなって意味だ! お前この前の国語のテストでも文章題を最後まで読まなくて間違ってたじゃねぇか! 学べ!!」
「バカ野郎! 最後までどころか何十回も読み返してる!」
すぐにそのページが開けるくらい読み込んだ形跡のあるペアプリを大事そうに抱える桃城に対し、これが俺達のカップリングについてじゃなければ良いのにと二人は願わずにはいられなかった。何故自分達なのだろう、他の組み合わせならいくらでも尊重してやれるのに。
「…桃城、相手の好きなカップリングについてとやかく言うんはマナー違反なのは自分も分かるやろ? せやからここは間を取って海桃と忍桃の3Pでどうや…! 実質俺と海堂が絡むで…!」
苦虫を噛み潰したような顔とはまさにこの事だろう。本当は忍足も他の相手と絡む桃城なんて認めたくないが、それ以上に桃城の意見を尊重したい。なら他に方法はなかった。桃城の為なら自分が血反吐を吐く事になろうと構わない、それが忍足侑士だ。それこそが桃コンだ。
「え…俺が間に挟まるのはちょっと…」
「リバ可ならそれくらい許容範囲やろ」
「流石にそれはリバ可に対する偏見っスよ…分かりました、頑張ります! 俺ばっかりしてもらうのも悪いですもんね!」
こうなったら二人がかりで分からせるしかない。呉越同舟だと忍足は視線を送り、海堂も頷く。
そして桃城は今たしかに二人の間に「何か」があったと気付き、燃料にした。
まぁ本人達が良いならと周囲は放っておいたが、それがまた新たな問題を招いてしまった。第三勢力の登場である。
しかもそれはよりによって二人が愛してやまない桃城武。さらに言えば彼は海堂×忍足×海堂を好む者だった。これには誰に何を言われても同人バトルをやめなかった二人も停戦し、「そんな欠片も接点がないカップリングを推すのはやめてくれ、ついでに俺と同じカップリングを推してくれ」と協力して説得を始めた程だ。
「俺達がいつどこで絡んだ!? 言ってみろ!」
「せやで、接点ないやろ…俺はずっとお前だけの忍足さんやで、ファンブックでも桃城の事しか話さん忍足さんやで」
しかし桃城はそれを跳ね除け、ペアプリを開いて例の箇所を指差す。
「俺があるって言ったらあるんスよ! 大体海堂もこんなコメントしといて『ない』わけねーだろ! 俺が忍足さんと仲良いからヤキモチ焼いたんだろ!?」
「それは俺の桃城に近付くなって意味だ! お前この前の国語のテストでも文章題を最後まで読まなくて間違ってたじゃねぇか! 学べ!!」
「バカ野郎! 最後までどころか何十回も読み返してる!」
すぐにそのページが開けるくらい読み込んだ形跡のあるペアプリを大事そうに抱える桃城に対し、これが俺達のカップリングについてじゃなければ良いのにと二人は願わずにはいられなかった。何故自分達なのだろう、他の組み合わせならいくらでも尊重してやれるのに。
「…桃城、相手の好きなカップリングについてとやかく言うんはマナー違反なのは自分も分かるやろ? せやからここは間を取って海桃と忍桃の3Pでどうや…! 実質俺と海堂が絡むで…!」
苦虫を噛み潰したような顔とはまさにこの事だろう。本当は忍足も他の相手と絡む桃城なんて認めたくないが、それ以上に桃城の意見を尊重したい。なら他に方法はなかった。桃城の為なら自分が血反吐を吐く事になろうと構わない、それが忍足侑士だ。それこそが桃コンだ。
「え…俺が間に挟まるのはちょっと…」
「リバ可ならそれくらい許容範囲やろ」
「流石にそれはリバ可に対する偏見っスよ…分かりました、頑張ります! 俺ばっかりしてもらうのも悪いですもんね!」
こうなったら二人がかりで分からせるしかない。呉越同舟だと忍足は視線を送り、海堂も頷く。
そして桃城は今たしかに二人の間に「何か」があったと気付き、燃料にした。
