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思春期100%


「何で俺が青学の偵察に行かなきゃいけないんスかぁ?」

「お前にも一度くらい経験させた方が良いと精市達と話し合った結果だ 今回は偵察であって道場破りのような事はするなよ、あくまでも紳士的にだ」

「えぇ、柳生先輩みたいな事言わないでくださいよ…あっ!」

事務室で来校手続きをしてきた二人が玄関を出て男子テニス部の練習場に向かおうとした時、切原が柳を引っ張りドアの陰に隠れた

「どうした赤也」

「あそこにいるの海堂っスよ! 見つかると面倒くさそーだからコッソリ行きましょう!」

ヒソヒソと小声で切原が伝える 見覚えがあるジャージとバンダナの男子生徒がすぐ近くを歩いているのを見て、柳も頷いた

「海堂、貞治はいるか…むぐっ」

切原は柳の口を塞いで再びドアの陰に引きずり込む

「柳さん遊びに来てます!?」

「偵察だが」

「偵察ってもっと忍び込む感じじゃないんスか!? いつもこんな堂々としてんスか!? それとも紳士的だから!?」

「いや、菓子折りが無いから紳士的とは言えないな」

「紳士的っつーかお中元ですよそれ!」

「…あ、おーい海堂〜!」

切原が紳士的の意味を真剣に考える始めているとよく通る声に呼び止められて海堂が振り向いた
グラウンドの方から桃城が走ってきて、海堂の前で足を止める

「何だ」

「今日部活の後に練習試合の話あってさ、遅くなるから先に行ってて」

「お前は用が無くても遅れて来るだろ」

「この前は遅れなかっただろ!」

「どうせ大して待たねぇだろ、いつもの場所で待ってる」

「じゃあ後で遅いって文句言うなよ」

「柳さん!! 海堂に彼女がいる!!」

海堂と桃城の会話を聞いていた切原は黙っていられずに飛び出し、海堂を指さした

「彼女じゃねぇ…って何でテメーがここに居んだ」

「知り合い?」

やれやれと柳もドアの陰から姿を見せる

「立海テニス部の柳と切原だ 俺のデータでは青学男子テニス部レギュラーに彼女持ちは居ないはずだったが、データを更新しておくか…」

「いや付き合ってないっス」

「そう、ただの隣のクラスの奴」

「でも女子と話してる!!」

「テメーは女子と話した事ねぇのか」

「デートの約束してるし!!」

「エビカツバーガー奢ってもらう約束だけど」

「それデートじゃん!!」

海堂と桃城は何言ってんだこいつと顔を見合わせた どうしてこんなに話が通じないのかと思う切原の隣で、柳が納得したように頷く

「という事は君が海堂を腕相撲で瞬殺しているという女子テニス部2年の桃城さんだな」

「えっ、お前女子に腕相撲で負けてんのかよ!? ザコじゃん!」

「んだと…」

食いかかろうとする海堂を桃城が止める

「そうそう、海堂は弱っちいんだよなー! 切原くんだっけ? ちょっと見本見せてやってよ、あたしが相手になるからさ」



「久方ぶりだな貞治、偵察に来たぞ」

「堂々とした偵察だね…ところで切原の元気が無さそうだが無理矢理連れてきたのか?」

「気にしないでくれ、海堂の彼女に腕相撲で負けただけだ」

「「ああ、海堂の彼女に」」

「…だから付き合ってないっス」

「何でこんな無愛想な奴にあんな巨乳の彼女ができるんだよ…」

「テメーもう一回言ってみろ」

「抑えろ海堂」

「それにしても胸を見た隙をつかれて瞬殺とはいただけないな」

「だって机に胸乗ってたんスよ!?」

「みんな海堂を押さえろ!!」

「すごい力だ!!」
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