絆創膏
じん、と胸が痛む 気持ち的な意味じゃなくて、ホントに痛い Tシャツに擦れるだけで痛い
原因は分かってる
「…海堂」
こいつが、めちゃくちゃ弄ってくるから それ以外無い
そーゆーコトする時、海堂はしつこく乳首を弄ってくる 触ったり、吸ったり、舐めたり、噛んでくる 今日もくすぐったいからやめろって言ったのに全然やめなかった、ムッツリスケベだ
これ以上酷くなったら部活に支障が出ちまう そんなの絶対嫌だ
「お前、しばらく胸弄るの禁止」
「…は?」
「だから胸弄るの禁止」
「何言ってんだお前」
お前こそ何で信じられねぇって顔してんだ
「お前がしつこく弄るせいで最近ヒリヒリして痛いんだよ!」
「誰がしつこく…」
黙りやがった 自覚あんだなお前 いやあんなに弄ってて無自覚だったら怖いけど
「…そんなに痛ぇのか」
あ、この顔はちょっと悪いなって思ってるな
「まぁ…服に擦れた時とか気になる」
「…絆創膏貼るか?」
「は?」
何言ってんだこいつ
「痛いんだろ」
いや確かに痛いけど、だからって乳首に絆創膏は変だろ
「傷薬も塗ってろ」
そう言ってバッグの中から軟膏のチューブと絆創膏を出して俺に渡してきた
「お、おう…」
…待て、とりあえず受け取ってしまったけど待て、絶対おかしいって!
「自分で塗るのかよ!?」
「俺に塗らせんのか!」
「お前のせいだろ、責任取って塗れよ!」
薬と絆創膏を突き返したら海堂は渋々受け取った 軟膏を指に出しながら服を上げろって言われる
「ん」
Tシャツの裾を上げると胸をガン見された 見せる為に出してんじゃねーぞ
「見てないでさっさと塗れよ」
「…痛かったら言え」
さっきまで散々弄られたせいでちょっと赤く腫れてる乳首に軟膏が塗られる 変な感じがする ヌルヌルするけど舌で舐められるのとは違う感覚 くすぐったくてソワソワしてたらいきなり強く擦られて、ビクッと体が跳ねた
「いっ…! バカ、痛ぇよ! 優しくしろ!」
「あ? 少しは我慢しろ」
「痛かったら言えってお前が言ったんだろ!? 大体お前がねちっこく弄るのが悪いんだろーが! スケベ! 変態! おっぱい星人!」
「なっ、んだとテメー!」
「あっ!?」
ぐにっと強く押し潰されて、ビリッとした痛みが走る これ以上続けても痛くされるだけな気がして、海堂の肩を押して引き離した
「もう塗れただろ! 終わりだ終わり!」
海堂は不満そうに俺を見てから、絆創膏の裏紙を剥がす 何が不満なのか全然分からねぇ、文句言いたいのはこっちだ
左側の乳首に絆創膏が貼られる 見られないように気をつけないとな、って思ってる間に右側にも貼られた 手際良いなこいつ
「…今度から部活終わりに塗ってやるから待ってろ」
「は? 何で?」
「テメーが責任取れって言ったんだろうが」
いや確かに責任取って塗れって言ったけど、部活終わりに毎回これやられんのか
まぁそんなに時間掛かんないで治るだろうし、数日だけ我慢すれば良いか
原因は分かってる
「…海堂」
こいつが、めちゃくちゃ弄ってくるから それ以外無い
そーゆーコトする時、海堂はしつこく乳首を弄ってくる 触ったり、吸ったり、舐めたり、噛んでくる 今日もくすぐったいからやめろって言ったのに全然やめなかった、ムッツリスケベだ
これ以上酷くなったら部活に支障が出ちまう そんなの絶対嫌だ
「お前、しばらく胸弄るの禁止」
「…は?」
「だから胸弄るの禁止」
「何言ってんだお前」
お前こそ何で信じられねぇって顔してんだ
「お前がしつこく弄るせいで最近ヒリヒリして痛いんだよ!」
「誰がしつこく…」
黙りやがった 自覚あんだなお前 いやあんなに弄ってて無自覚だったら怖いけど
「…そんなに痛ぇのか」
あ、この顔はちょっと悪いなって思ってるな
「まぁ…服に擦れた時とか気になる」
「…絆創膏貼るか?」
「は?」
何言ってんだこいつ
「痛いんだろ」
いや確かに痛いけど、だからって乳首に絆創膏は変だろ
「傷薬も塗ってろ」
そう言ってバッグの中から軟膏のチューブと絆創膏を出して俺に渡してきた
「お、おう…」
…待て、とりあえず受け取ってしまったけど待て、絶対おかしいって!
「自分で塗るのかよ!?」
「俺に塗らせんのか!」
「お前のせいだろ、責任取って塗れよ!」
薬と絆創膏を突き返したら海堂は渋々受け取った 軟膏を指に出しながら服を上げろって言われる
「ん」
Tシャツの裾を上げると胸をガン見された 見せる為に出してんじゃねーぞ
「見てないでさっさと塗れよ」
「…痛かったら言え」
さっきまで散々弄られたせいでちょっと赤く腫れてる乳首に軟膏が塗られる 変な感じがする ヌルヌルするけど舌で舐められるのとは違う感覚 くすぐったくてソワソワしてたらいきなり強く擦られて、ビクッと体が跳ねた
「いっ…! バカ、痛ぇよ! 優しくしろ!」
「あ? 少しは我慢しろ」
「痛かったら言えってお前が言ったんだろ!? 大体お前がねちっこく弄るのが悪いんだろーが! スケベ! 変態! おっぱい星人!」
「なっ、んだとテメー!」
「あっ!?」
ぐにっと強く押し潰されて、ビリッとした痛みが走る これ以上続けても痛くされるだけな気がして、海堂の肩を押して引き離した
「もう塗れただろ! 終わりだ終わり!」
海堂は不満そうに俺を見てから、絆創膏の裏紙を剥がす 何が不満なのか全然分からねぇ、文句言いたいのはこっちだ
左側の乳首に絆創膏が貼られる 見られないように気をつけないとな、って思ってる間に右側にも貼られた 手際良いなこいつ
「…今度から部活終わりに塗ってやるから待ってろ」
「は? 何で?」
「テメーが責任取れって言ったんだろうが」
いや確かに責任取って塗れって言ったけど、部活終わりに毎回これやられんのか
まぁそんなに時間掛かんないで治るだろうし、数日だけ我慢すれば良いか