short.1
◯受け入れる覚悟
カカシ先生を呼び出して、勇気を振り絞って告白をした。
が、それは玉砕する。
私はだんだん潤み出すものが溢れないように先生をキッと睨む。
「先生は私が嫌いなの」
「嫌いじゃないよ」
「じゃあなんで!」
先生は私の頬を撫でながら笑う。
笑っているのに、冷たく感じて。
「嫌いじゃないから何をするか分からないんだよ」
「サクラは受け入れる覚悟、ある?」
◯唇が落ちる場所
先生は頑張ったとき、何もないときでも私の額にキスをする。
最初は動揺してたけど、毎日されてたらさすがに慣れた。
けどいつからか、その行為に特別な意味があったら良いのに、と思うようになってしまって。
この日もいつものようにキスをするために屈んで近づいてくる先生の顔。
ぎゅっと目を瞑ると、その柔らかい唇は額に落ちる。
今日こそは、と思っていたことが顔に出ていたらしく。
「そんな顔したら勘違いするよ」
え、と顔を上げると、口布を下げた先生の唇がまた落ちてきた。
さっきとは違う場所に。
◯1から
「ん、はっ・・・」
カカシから与えられるキスに、息苦しそうにしながらも必死に応えるサクラ。
カカシと付き合うようになったサクラだが、何もかもが初めてのサクラの反応に可愛くてしょうがない。
少しずつ、最初は軽く、だんだんと濃厚なキスを教えて、今は舌を自分からカカシの舌に絡ませれるようになった。
唇を離すと、目は涙で潤み、口からは涎が垂れていて、充分にカカシを誘惑するサクラの表情に満足そうに微笑む。
「上手になったね、サクラ」
さぁ、次を教えようか。
◯2つの気持ち
「もう!先生鬱陶しい!」
何かにつけて背中に抱きついてくる先生の腕を叩く。
それでも緩まない先生の腕。
「いい加減離れてよ!」
「離れていいの?」
耳元でそう囁かれる。
離れてほしい。
でもくっ付かれるのに慣れてしまい、この温もりが離れるのは寂しいと思っている部分もあって。
自分の中の気持ちと葛藤して、結局抱きつくのを許してしまうのだった。
◯胸の揉み方
先生にベッドに押し倒され、胸を軽く揉んだ先生が突然唸り出した。
何かあったのかと心配して声をかけると、先生は顎に手を当てて。
「大きくならないね」
私は思い切り先生の鳩尾に拳を入れた。
「揉み方が悪いんじゃないの」
咳き込む先生を睨みながら頬を膨らませる。
「いつも気持ちよさそうにしてるじゃない」
先生はそう言ってまた胸を揉み出す。
思わず甘い息が出てしまって悔しい。
悔しくて思わず余計なことを言ってしまった。
「胸が大きい子の彼氏に──」
「今悪いことを言おうとしたね?」
私が言おうとしたことを察して先生は私の口を大きな手で塞いで、目を細めて笑う。
その笑い方に嫌な予感がした私は自分の発言を撤回しようにも口を塞がれてこもった声しか出ない。
「おしおきだ」
カカシ先生を呼び出して、勇気を振り絞って告白をした。
が、それは玉砕する。
私はだんだん潤み出すものが溢れないように先生をキッと睨む。
「先生は私が嫌いなの」
「嫌いじゃないよ」
「じゃあなんで!」
先生は私の頬を撫でながら笑う。
笑っているのに、冷たく感じて。
「嫌いじゃないから何をするか分からないんだよ」
「サクラは受け入れる覚悟、ある?」
◯唇が落ちる場所
先生は頑張ったとき、何もないときでも私の額にキスをする。
最初は動揺してたけど、毎日されてたらさすがに慣れた。
けどいつからか、その行為に特別な意味があったら良いのに、と思うようになってしまって。
この日もいつものようにキスをするために屈んで近づいてくる先生の顔。
ぎゅっと目を瞑ると、その柔らかい唇は額に落ちる。
今日こそは、と思っていたことが顔に出ていたらしく。
「そんな顔したら勘違いするよ」
え、と顔を上げると、口布を下げた先生の唇がまた落ちてきた。
さっきとは違う場所に。
◯1から
「ん、はっ・・・」
カカシから与えられるキスに、息苦しそうにしながらも必死に応えるサクラ。
カカシと付き合うようになったサクラだが、何もかもが初めてのサクラの反応に可愛くてしょうがない。
少しずつ、最初は軽く、だんだんと濃厚なキスを教えて、今は舌を自分からカカシの舌に絡ませれるようになった。
唇を離すと、目は涙で潤み、口からは涎が垂れていて、充分にカカシを誘惑するサクラの表情に満足そうに微笑む。
「上手になったね、サクラ」
さぁ、次を教えようか。
◯2つの気持ち
「もう!先生鬱陶しい!」
何かにつけて背中に抱きついてくる先生の腕を叩く。
それでも緩まない先生の腕。
「いい加減離れてよ!」
「離れていいの?」
耳元でそう囁かれる。
離れてほしい。
でもくっ付かれるのに慣れてしまい、この温もりが離れるのは寂しいと思っている部分もあって。
自分の中の気持ちと葛藤して、結局抱きつくのを許してしまうのだった。
◯胸の揉み方
先生にベッドに押し倒され、胸を軽く揉んだ先生が突然唸り出した。
何かあったのかと心配して声をかけると、先生は顎に手を当てて。
「大きくならないね」
私は思い切り先生の鳩尾に拳を入れた。
「揉み方が悪いんじゃないの」
咳き込む先生を睨みながら頬を膨らませる。
「いつも気持ちよさそうにしてるじゃない」
先生はそう言ってまた胸を揉み出す。
思わず甘い息が出てしまって悔しい。
悔しくて思わず余計なことを言ってしまった。
「胸が大きい子の彼氏に──」
「今悪いことを言おうとしたね?」
私が言おうとしたことを察して先生は私の口を大きな手で塞いで、目を細めて笑う。
その笑い方に嫌な予感がした私は自分の発言を撤回しようにも口を塞がれてこもった声しか出ない。
「おしおきだ」
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