short.1
◯無防備
最近サクラが任務終わりにオレの部屋に来るようになった。
理由は料理。
前にお腹が空いたと駄々をこねてきたので料理を作ってやったら相当気に入ったらしく、毎日のようにご飯を食べに来るようになった。
それはまあいい。
それよりも問題なのが。
「サクラ、寝るな」
ベッドで横になるサクラを揺する。
今日はたらふく食べてお腹いっぱいだから眠いと言い出した。
返事はするものの、寝返りを打ち完全に夢の世界に入っている。
その拍子に服が捲りあがってお腹が露わになり、一瞬息が止まってしまった。
先生ってだけでここまで安心されるものなんだろうか。
オレはため息を吐きながら、男を目の前に無防備になっている少女の額を指で弾いたのだった。
◯ちょうどいい階段
アカデミーの廊下で大量の書類を持ったサクラに出くわし、そのお手伝いをすることに。
サクラの後に続いて階段を登っていると、あることを思いつく。
「なぁ、サクラ」
「なに?」
数段上にいるサクラが振り向いた時、不意をついてサクラの唇を奪う。
いつもより顔が近いからしやすかった。
一瞬サクラは何が起こったか分からない顔をして、すぐに顔を真っ赤にして震え出す。
「何すんのよ!!」
サクラは両手が塞がっていたので足でオレを思い切り蹴る。
もちろん軽々とかわす。
が、その拍子に手に持っていた書類をばら撒いてしまった。
「あーー!!カカシ先生のばかーー!!」
その後、夜遅くまで片付けを手伝わされたのだった。
◯生足禁止
今日は久しぶりの先生とデート。
ずっと先生が忙しくて、約束できた時は嬉しくて嬉しくて、来る時もスキップをしてしまった。
先生の家についてインターホンを鳴らす。
「せんせー」
呼ぶと、中から「はいはい」と聞こえてきてドアが開く。
先生は私を見て顔を綻ばせるも、すぐに表情が険しくなる。
「先生?」
「・・・サクラ」
「なに?」
「下、短くないか」
私は下を向く。
この間、いのとお揃いで買った黒のショートパンツ。
サクラにしては珍しい黒は、鍛え上げられた白い素足を綺麗に見せる。
「これぐらい普通よ?」
それより早くデートに行こうと腕を引っ張るも、逆に部屋に連れ込まれる。
「え!?」
「そんな格好、他の男に見せられない」
先生は私をベッドに押し倒して、足を持ち上げる。
そして太ももに唇を押し当てて強く吸う。
唇を離すとそこには紅い花。
先生は足の至る所にキスマークを付けていく。
「もうこれ履けないようにするから」
◯意識しまくって
たぶん最近の私はおかしい。
先生を見ると心臓が早くなる。
それはサスケくんを追いかけてた時と同じぐらい。
今日は久々の木登りで誰が1番早く登れるか。
忍術で2人に劣っていても、チャクラコントローラーでは負けない。
そしてもちろん私が1位。
2人とも悔しそうにしていて、気持ち良かった。
「さすがサクラだな」
そう言って嬉しそうに笑う先生は私の頭を撫でようとする。
私は大好きな先生の手に動揺してしまって。
「やっ!」
先生の手がピタッと止まる。
恐る恐る顔を上げると、目を見開いて固まる先生。
私は何て言ったらいいのか分からず、体調が悪いと言って演習場を飛び出した。
「カカシ先生、大丈夫?」
ナルトは蹲って啜り泣くカカシを慰めていたのだった。
◯生意気
「この右の子、カカシ先生?」
「ん?あぁ、そうだよ」
カカシの部屋に遊びに来たサクラはベッドの枕元に飾られている、4人で撮った七班の写真の隣にある古びた写真立てを手に取る。
「ふ〜ん・・・」
サクラは写真をじー、と見つめる。
10年以上も前で今の先生より若々しいのに、目は今みたいに目が半分しか開いてない。
それに、なんか・・・。
「子供の頃のカカシ先生って生意気そう」
「それ、お互い様」
最近サクラが任務終わりにオレの部屋に来るようになった。
理由は料理。
前にお腹が空いたと駄々をこねてきたので料理を作ってやったら相当気に入ったらしく、毎日のようにご飯を食べに来るようになった。
それはまあいい。
それよりも問題なのが。
「サクラ、寝るな」
ベッドで横になるサクラを揺する。
今日はたらふく食べてお腹いっぱいだから眠いと言い出した。
返事はするものの、寝返りを打ち完全に夢の世界に入っている。
その拍子に服が捲りあがってお腹が露わになり、一瞬息が止まってしまった。
先生ってだけでここまで安心されるものなんだろうか。
オレはため息を吐きながら、男を目の前に無防備になっている少女の額を指で弾いたのだった。
◯ちょうどいい階段
アカデミーの廊下で大量の書類を持ったサクラに出くわし、そのお手伝いをすることに。
サクラの後に続いて階段を登っていると、あることを思いつく。
「なぁ、サクラ」
「なに?」
数段上にいるサクラが振り向いた時、不意をついてサクラの唇を奪う。
いつもより顔が近いからしやすかった。
一瞬サクラは何が起こったか分からない顔をして、すぐに顔を真っ赤にして震え出す。
「何すんのよ!!」
サクラは両手が塞がっていたので足でオレを思い切り蹴る。
もちろん軽々とかわす。
が、その拍子に手に持っていた書類をばら撒いてしまった。
「あーー!!カカシ先生のばかーー!!」
その後、夜遅くまで片付けを手伝わされたのだった。
◯生足禁止
今日は久しぶりの先生とデート。
ずっと先生が忙しくて、約束できた時は嬉しくて嬉しくて、来る時もスキップをしてしまった。
先生の家についてインターホンを鳴らす。
「せんせー」
呼ぶと、中から「はいはい」と聞こえてきてドアが開く。
先生は私を見て顔を綻ばせるも、すぐに表情が険しくなる。
「先生?」
「・・・サクラ」
「なに?」
「下、短くないか」
私は下を向く。
この間、いのとお揃いで買った黒のショートパンツ。
サクラにしては珍しい黒は、鍛え上げられた白い素足を綺麗に見せる。
「これぐらい普通よ?」
それより早くデートに行こうと腕を引っ張るも、逆に部屋に連れ込まれる。
「え!?」
「そんな格好、他の男に見せられない」
先生は私をベッドに押し倒して、足を持ち上げる。
そして太ももに唇を押し当てて強く吸う。
唇を離すとそこには紅い花。
先生は足の至る所にキスマークを付けていく。
「もうこれ履けないようにするから」
◯意識しまくって
たぶん最近の私はおかしい。
先生を見ると心臓が早くなる。
それはサスケくんを追いかけてた時と同じぐらい。
今日は久々の木登りで誰が1番早く登れるか。
忍術で2人に劣っていても、チャクラコントローラーでは負けない。
そしてもちろん私が1位。
2人とも悔しそうにしていて、気持ち良かった。
「さすがサクラだな」
そう言って嬉しそうに笑う先生は私の頭を撫でようとする。
私は大好きな先生の手に動揺してしまって。
「やっ!」
先生の手がピタッと止まる。
恐る恐る顔を上げると、目を見開いて固まる先生。
私は何て言ったらいいのか分からず、体調が悪いと言って演習場を飛び出した。
「カカシ先生、大丈夫?」
ナルトは蹲って啜り泣くカカシを慰めていたのだった。
◯生意気
「この右の子、カカシ先生?」
「ん?あぁ、そうだよ」
カカシの部屋に遊びに来たサクラはベッドの枕元に飾られている、4人で撮った七班の写真の隣にある古びた写真立てを手に取る。
「ふ〜ん・・・」
サクラは写真をじー、と見つめる。
10年以上も前で今の先生より若々しいのに、目は今みたいに目が半分しか開いてない。
それに、なんか・・・。
「子供の頃のカカシ先生って生意気そう」
「それ、お互い様」
117/179ページ