short.1
ジーーーー
「・・・なに?サクラ」
ベッドを背もたれに本を読んでいたら、隣に同じように座っていたサクラがオレの顔を覗き込んでいた。
「んー・・・あのね、今日って瞳の日なのよ」
「へー」
だからどうした、と思っていると更に近寄ってくるサクラ。
思わず後ずさろうとしたが後ろはベッド。
息がかかる距離にサクラの顔がくる。
「なに・・・もしかして誘ってるの?」
「違うわよ!」
肩を叩かれた。
その気がないならこの距離はやめてくれ。
「先生の目って綺麗だなって」
「え?」
ーーオレの目?
「オレよりサクラの目の方が綺麗でしょ。エッチしてる時の潤んだ瞳は尚更・・・」
バシッ!!!
「っ!!いったぁ・・・今チャクラ込めたでしょ・・・」
「先生が変なこと言うからでしょ!!」
頬を膨らませてやっと顔を離してくれる。
「先に変なこと言い出したのサクラでしょ・・・。オレの目のどこが綺麗なんだよ」
「んーどこがって・・・見てると惹き込まれるのよね」
「ふーん?」
それを言ったらオレだってサクラの翡翠の瞳に惹き込まれている。
その中に取り込まれてもいいと思うぐらいに。
「そういえば、先生の瞳の色って分かりづらいけど灰色なのよね。付き合うまで知らなかったわ」
「まぁ、普通ここまで人と顔近づけることはないからね・・・」
また顔を近づけるサクラに眉間に皺を寄せると、サクラはニヤっと笑って軽く唇をくっつけてきたのだ。
まさかの行動に目を見開いていると、サクラの顔がしてやったりとしていた。
「サクラ・・・」
「ふふふ!なんか先生に一矢報いた気がするわ」
そう言って離れていく顔を両手で掴む。
お互いの表情が逆転する。
オレは先程悪戯してきた紅い唇に自分のを合わせる。
サクラの啄むような口付けとは違い、長く、深く。
サクラが息継ぎするタイミングを知りつくしているからその時に舌を差し入れる。
「ん・・・ふっ、は、んぁ・・・」
サクラはオレの服を掴み、崩れそうなのを腕を回し腰を支える。
舌が絡み合いサクラの口からは涎が垂れ、瞳はどんどん潤んでいく。
「ほら、オレの好きな瞳だ」
唇を離すと肩で息をするサクラはそのままオレの胸に倒れてきた。
「バカ」と小さく呟いて。
最も、この先の行為の時の方が好きなのだが。
オレはサクラを抱き上げてベッドに寝かす。
そしてまた唇を合わせる。
「せんせぇ・・・」
潤いをもった瞳が期待を込めて見上げてきて、オレはニッコリ笑いサクラの服に手をかける。
お互い生まれたままの姿。
オレの胸の下で喘ぐ愛しい子の姿を見ると止まらなくなる。
「サクラ・・・」
乱れて顔にかかる桃色の髪を直してあげると、オレから与えられる快感に固く閉じていた瞳が薄く開きサクラが微笑む。
「あ・・・んっ!」
「ん・・・?」
喋ろうとしているが止まらない、止めるつもりもない。
「あっ・・・私の、好きな、目・・・」
途切れ途切れの言葉に目を見開く。
つまり、サクラも行為中のオレの雄の瞳が好きらしい。
その言葉にニヤける。
「それじゃ、もっと、見ておいて」
「やあ!」
意地悪く動くと、開いていたエメラルドの瞳がまた閉じる。
****
汗ばんだ身体が気持ち悪くて目が覚める。
顔を向けると、胸元で眠っている少女に頬が緩む。
早くその瞳でオレだけを見てくれ。
「・・・なに?サクラ」
ベッドを背もたれに本を読んでいたら、隣に同じように座っていたサクラがオレの顔を覗き込んでいた。
「んー・・・あのね、今日って瞳の日なのよ」
「へー」
だからどうした、と思っていると更に近寄ってくるサクラ。
思わず後ずさろうとしたが後ろはベッド。
息がかかる距離にサクラの顔がくる。
「なに・・・もしかして誘ってるの?」
「違うわよ!」
肩を叩かれた。
その気がないならこの距離はやめてくれ。
「先生の目って綺麗だなって」
「え?」
ーーオレの目?
「オレよりサクラの目の方が綺麗でしょ。エッチしてる時の潤んだ瞳は尚更・・・」
バシッ!!!
「っ!!いったぁ・・・今チャクラ込めたでしょ・・・」
「先生が変なこと言うからでしょ!!」
頬を膨らませてやっと顔を離してくれる。
「先に変なこと言い出したのサクラでしょ・・・。オレの目のどこが綺麗なんだよ」
「んーどこがって・・・見てると惹き込まれるのよね」
「ふーん?」
それを言ったらオレだってサクラの翡翠の瞳に惹き込まれている。
その中に取り込まれてもいいと思うぐらいに。
「そういえば、先生の瞳の色って分かりづらいけど灰色なのよね。付き合うまで知らなかったわ」
「まぁ、普通ここまで人と顔近づけることはないからね・・・」
また顔を近づけるサクラに眉間に皺を寄せると、サクラはニヤっと笑って軽く唇をくっつけてきたのだ。
まさかの行動に目を見開いていると、サクラの顔がしてやったりとしていた。
「サクラ・・・」
「ふふふ!なんか先生に一矢報いた気がするわ」
そう言って離れていく顔を両手で掴む。
お互いの表情が逆転する。
オレは先程悪戯してきた紅い唇に自分のを合わせる。
サクラの啄むような口付けとは違い、長く、深く。
サクラが息継ぎするタイミングを知りつくしているからその時に舌を差し入れる。
「ん・・・ふっ、は、んぁ・・・」
サクラはオレの服を掴み、崩れそうなのを腕を回し腰を支える。
舌が絡み合いサクラの口からは涎が垂れ、瞳はどんどん潤んでいく。
「ほら、オレの好きな瞳だ」
唇を離すと肩で息をするサクラはそのままオレの胸に倒れてきた。
「バカ」と小さく呟いて。
最も、この先の行為の時の方が好きなのだが。
オレはサクラを抱き上げてベッドに寝かす。
そしてまた唇を合わせる。
「せんせぇ・・・」
潤いをもった瞳が期待を込めて見上げてきて、オレはニッコリ笑いサクラの服に手をかける。
お互い生まれたままの姿。
オレの胸の下で喘ぐ愛しい子の姿を見ると止まらなくなる。
「サクラ・・・」
乱れて顔にかかる桃色の髪を直してあげると、オレから与えられる快感に固く閉じていた瞳が薄く開きサクラが微笑む。
「あ・・・んっ!」
「ん・・・?」
喋ろうとしているが止まらない、止めるつもりもない。
「あっ・・・私の、好きな、目・・・」
途切れ途切れの言葉に目を見開く。
つまり、サクラも行為中のオレの雄の瞳が好きらしい。
その言葉にニヤける。
「それじゃ、もっと、見ておいて」
「やあ!」
意地悪く動くと、開いていたエメラルドの瞳がまた閉じる。
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汗ばんだ身体が気持ち悪くて目が覚める。
顔を向けると、胸元で眠っている少女に頬が緩む。
早くその瞳でオレだけを見てくれ。
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