short.1
◯猫か犬か
カカシ先生はよく猫っぽいよねと周りに言われる。
いつも飄々としていて、1人でふらっとどこかに行くから。
でも私には猫には見えなくて。
私がカカシ先生に話しかけたとき、いつも嬉しそうに満面の笑みになる。
きっと尻尾が生えてたらブンブンと振っているんじゃないかってぐらい。
呼んだらすぐに駆け寄ってくるし。
私といるときのカカシ先生は猫より犬っぽい。
◯寂しくないの?
珍しくサクラに長期任務が入り、着々と準備をするサクラの後ろでふてくされているカカシ。
あーぁ、だのわざとらしいため息にサクラは苛立っていたが、準備をしないと間に合わないので無視をする。
「サクラは寂しくないの?オレと1ヶ月も離れて。オレは寂しいのに」
カカシの落ち込んだ声にサクラは手を止める。
「・・・寂しいに決まってるじゃない」
カカシに背中を向けていたが、髪から覗く耳は真っ赤に染まっていて。
次の瞬間、サクラはカカシに押し倒されていた。
◯私だけじゃない
「サクラ、ちょっとおいで」
任務が休みの今日、それぞれ修行に専念していると監督をしていたカカシ先生に手招きされる。
一応2人の前では気を張っているけど、恋人の近くにいれるのは嬉しいもので、角度的に2人からは見えないから頬が緩む。
そのまま林の中に入っていく先生の後を付いていくと、2人から見えない場所で先生が振り返って私を思い切り抱きしめた。
驚きと嬉しさで私の心臓は大変なことになっていた。
「せ、先生」
「やっと邪魔者がいなくなった」
先生はため息を吐いて私の頭に顔を埋める。
普段から表情が分かりにくいから気づかなかったけど、先生もヤキモキしてくれていたんだろうか。
私だけじゃなかったんだって、嬉しくて先生の背中に手を回して私からも抱きしめた。
◯優勝ジンクス
年に1度ある木ノ葉武道会。
力に自信がある武道家や忍が集まり1番を決める大会が開催されることになった。
その大会で優勝者に渡される景品を異性に渡すとその2人は生涯幸せになれる、というジンクスがいつからか出来ていて。
私も、と思ったけど出場者の面々に無理だわって諦めた。
名前の中にはナルトやサスケくん、知っている人たちの中に師の名もあった。
先生もこういうのに興味あるのね、と出場者一覧のポスターを見ていると後ろからカカシ先生に呼ばれて振り返り、
「優勝するから受け取ってくれる?」
にこやかに笑う師の言葉に顔が熱くなるのを感じた。
◯可愛いからしょうがない
サクラと初めてえっちをした次の日の朝。
気持ちよく寝ているサクラの髪を触っていると、ゆっくりと翡翠の瞳が現れる。
目が合うとサクラは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに目が泳いでいるのが可愛い。
「おはよう。身体はどう?」
初めてのサクラに出来るだけ優しくしたつもりだったが、最後の方はあまりにもサクラが可愛くてよく覚えてない。
「だ、大丈夫、痛くないわ。でも・・・」
「でも?」
サクラは自分の下腹部を撫でる。
「まだ先生が入ってる感じがするの」
嬉しそうに微笑むサクラの顔に、腰が疼いて血が集まるのを感じる。
大きくため息を吐くと、サクラが心配そうに顔を覗いてくるので、オレは力強くサクラの唇を塞いだ。
何もかもが初めてのサクラは慣れないキスに息苦しそうにするので、口を離す。
「・・・サクラが悪いんだからな」
「はぁ・・・、な、何が・・・ひゃあ!!」
サクラの腰に硬くなったのを押し付けると可愛らしい悲鳴を上げるので、オレは失笑しながらまた唇を塞いだ。
カカシ先生はよく猫っぽいよねと周りに言われる。
いつも飄々としていて、1人でふらっとどこかに行くから。
でも私には猫には見えなくて。
私がカカシ先生に話しかけたとき、いつも嬉しそうに満面の笑みになる。
きっと尻尾が生えてたらブンブンと振っているんじゃないかってぐらい。
呼んだらすぐに駆け寄ってくるし。
私といるときのカカシ先生は猫より犬っぽい。
◯寂しくないの?
珍しくサクラに長期任務が入り、着々と準備をするサクラの後ろでふてくされているカカシ。
あーぁ、だのわざとらしいため息にサクラは苛立っていたが、準備をしないと間に合わないので無視をする。
「サクラは寂しくないの?オレと1ヶ月も離れて。オレは寂しいのに」
カカシの落ち込んだ声にサクラは手を止める。
「・・・寂しいに決まってるじゃない」
カカシに背中を向けていたが、髪から覗く耳は真っ赤に染まっていて。
次の瞬間、サクラはカカシに押し倒されていた。
◯私だけじゃない
「サクラ、ちょっとおいで」
任務が休みの今日、それぞれ修行に専念していると監督をしていたカカシ先生に手招きされる。
一応2人の前では気を張っているけど、恋人の近くにいれるのは嬉しいもので、角度的に2人からは見えないから頬が緩む。
そのまま林の中に入っていく先生の後を付いていくと、2人から見えない場所で先生が振り返って私を思い切り抱きしめた。
驚きと嬉しさで私の心臓は大変なことになっていた。
「せ、先生」
「やっと邪魔者がいなくなった」
先生はため息を吐いて私の頭に顔を埋める。
普段から表情が分かりにくいから気づかなかったけど、先生もヤキモキしてくれていたんだろうか。
私だけじゃなかったんだって、嬉しくて先生の背中に手を回して私からも抱きしめた。
◯優勝ジンクス
年に1度ある木ノ葉武道会。
力に自信がある武道家や忍が集まり1番を決める大会が開催されることになった。
その大会で優勝者に渡される景品を異性に渡すとその2人は生涯幸せになれる、というジンクスがいつからか出来ていて。
私も、と思ったけど出場者の面々に無理だわって諦めた。
名前の中にはナルトやサスケくん、知っている人たちの中に師の名もあった。
先生もこういうのに興味あるのね、と出場者一覧のポスターを見ていると後ろからカカシ先生に呼ばれて振り返り、
「優勝するから受け取ってくれる?」
にこやかに笑う師の言葉に顔が熱くなるのを感じた。
◯可愛いからしょうがない
サクラと初めてえっちをした次の日の朝。
気持ちよく寝ているサクラの髪を触っていると、ゆっくりと翡翠の瞳が現れる。
目が合うとサクラは顔を真っ赤にして恥ずかしそうに目が泳いでいるのが可愛い。
「おはよう。身体はどう?」
初めてのサクラに出来るだけ優しくしたつもりだったが、最後の方はあまりにもサクラが可愛くてよく覚えてない。
「だ、大丈夫、痛くないわ。でも・・・」
「でも?」
サクラは自分の下腹部を撫でる。
「まだ先生が入ってる感じがするの」
嬉しそうに微笑むサクラの顔に、腰が疼いて血が集まるのを感じる。
大きくため息を吐くと、サクラが心配そうに顔を覗いてくるので、オレは力強くサクラの唇を塞いだ。
何もかもが初めてのサクラは慣れないキスに息苦しそうにするので、口を離す。
「・・・サクラが悪いんだからな」
「はぁ・・・、な、何が・・・ひゃあ!!」
サクラの腰に硬くなったのを押し付けると可愛らしい悲鳴を上げるので、オレは失笑しながらまた唇を塞いだ。
30/179ページ