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short.1

「うん、良い感じ!」

サクラは姿見の前で自分の姿に満足して頷く。
綱手に広報部から依頼がきて、サクラたち七班とヒナタに話が来た。
依頼内容はチャイナ服を着ての写真撮影。
この話を聞いた時からサクラはこの日の為にダイエットを頑張った。
だってお腹見せるって言われたし。
ご飯も減らして修行で思い切り体を動かして、ご褒美のあんみつも我慢した。
そのおかげで今まで以上に引き締まったお腹を撫でて、頬が緩む。
ふふふ、と小さく声を漏らしながら撮影会場に向かう。

「あ、サクラ」

部屋に入ると先に来ていたカカシがサクラに気づいて微笑む。
サクラはというと、カカシの服装を凝視していた。
服装というか、お腹。
カカシもサクラと同じでお腹が出ていた。
綺麗に割れた、無駄のないお腹を惜しげもなく晒していた。
お腹をガン見しているのに気づいたカカシは恥ずかしそうに手で隠す。

「あんまり見ないでちょーだいよ・・・まさか腹出すなんて思わなくて恥ずかしいんだから」

そんな完璧なお腹が恥ずかしいだと?
自分のお腹に触れるとぷに、と柔らかい。
こんなお腹で満足してた自分が恥ずかしい。
スカートを握りしめ、頬を膨らませているとカカシが顔を覗いてくる。

「サクラ?どうした、お腹冷えたか?」
「・・・先生」
「ん?」

キッ、と思い切り睨むとカカシが怯む。

「今回は譲ってあげるけど、次は負けないんだから!」

サクラはカカシを指さして宣言し、撮影も忘れて部屋を飛び出した。
1人残されたカカシはポカン、と口を開け。

「・・・何が?」

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