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short.1

「お前ら、なんちゅー格好してんの」

今日は任務が休みの日。
どうせならみんなで出掛けようということになり、サクラが「私服で来てよ!」と言い出して。
タンスの奥から服を引っ張り出して、待ち合わせの橋に向かうとそこには教え子の3人がちゃんと待ってはいたんだが。

「まずナルト」
「えっ」
「お前はどっかの祭りに行くつもりか。派手過ぎるでしょ」
「ま、祭り!?」

ナルトは羽織のような上着を着ていて、しかも炎のようなデザインで、中に着ているTシャツも似たような感じで、とにかく派手だった。
首を傾げるナルトからサスケに目線を移す。

「サスケ・・・お前はどうした」
「何がだ」
「いや・・・何でそんなチャラいの」
「あ、それオレも思ったってばよ!チャラスケ〜」
「うるせぇ、祭り男」
「祭り男ぉ!?」

2人は口喧嘩をし出し、その横でサクラが「チャラいサスケくんもカッコいいわ」と頬を染めているのを見る。

「それと、サクラ」
「え、私も?どこか変?」

サクラは自分の格好を不思議そうに見ているのを見て不安に駆られる。
普段から露出が高いとは思っていたが・・・。

「サクラは肩とか足とか出し過ぎ」

サスケと胸ぐらを掴み合っていたナルトもうんうん、と頷く。

「えー?これぐらい普通だけど」
「そんなに肌出して、女の子が体冷やしちゃダメでしょ。ほら、これ貸すから着なさい」
「いらないってば!もう、先生おじさんっぽい!」
「おじ・・・!?」

自分の上着を脱いでサクラに渡そうとするも、サクラの言葉にショックを受けて肩を落とす。

「それに、カカシ先生に服のことをとやかく言われたくないんですけど」
「オレ?」

顔を上げると、3人は顔を見合わせて頷き、ナルトがオレを指差して、

「その格好に口布はおかしいってばよ!!」

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