short.1
今日は散々だった。
自来也様の最後の言葉を解く鍵がイチャイチャタクティクスだと判り、まさかのシカマルやナルトがいる前で音読をさせられるとは思わなかった。
いつも子供たちの前で読んでいるのは読ます気も見せる気もなかったから。
その教え子に18禁小説の内容を読み聞かせる日が来るなんて誰が想像出来ようか。
ナルトは師の暗号の内容が気になってオレのことなんて気にしていないようだったが、シカマルの視線が居た堪れなかった。
消耗しきった心を癒すには恋人とイチャつくしかない。
オレの沈んでいた心がどんどん浮かんでいるのを感じながら、サクラが作業していると聞いた部屋のドアをノックしようとした時、中から聞こえれくる声にノックを忘れて勢いよくドアを開ける。
「わっ!か、カカシ先生、ビックリするじゃない!!」
何かを見ていたサクラは突然入ってきたオレにビックリしてその紙をクシャリと握りしめる。
「悪い・・・、てか、サクラ、それ・・・」
持ってる紙を指差すと、「あぁ」と頷いてこっちに内容を見せてくる。
「シカマルから自来也様の暗号の答え教えて貰ったの。私もずっと気になってたから。ヒントがイチャパラだなんて、自来也様らしいわよね」
「あぁ、うん・・・、ソウダネ」
それはまさしく先程オレが音読したイチャパラの1文が書かれた紙だった。
とゆうか、部屋から聞こえた声。
不確かだったがこの紙を見て確信に変わった。
サクラはこれを声に出して読んでいた。
部屋に1人しかいないとはいえ、誰が部屋に入ってくるかも分からない状況で18禁小説の内容を恥ずかしがらずに読んでいる少女に心の中で頭を抱える。
もしかしたら子供の前でずっと読んでいたことで麻痺させてしまったのかもしれない。
そんなことを考えていると、何故かサクラが持っていた紙をオレに渡そうとしてくる。
「・・・なに?」
「読んで」
「・・・なんで?」
「シカマルにくっ付いてナルトも来たんだけどね、イチャパラの内容を読んでいる時のカカシ先生が、顔を真っ赤にして泣きそうな顔をしてて可愛かったって自慢されたの」
「かわ・・・」
右頬が引き攣る。
教え子に可愛いと言われるなど、もう師としての尊厳などない。
まぁ、元々なかったようなものだが。
「恋人なのに先生のそんな顔見たことないのよ?ナルトに先を越されたなんて悔しいじゃない!だから、読んで?」
サクラはいつもお願い事があると可愛らしく首を傾げて上目遣いをしてくる。
そんなふうにお願いされたら断れない。
にっこりと笑いかけると、サクラは嬉しそうに笑う。
「断る」
「何でよ!!」
サクラはオレの肩を掴んで揺さぶってくる。
紙を持ったままそんなことしてくるからもうグシャグシャだ。
「あれは非常事態で仕方なくしたんだ。もう読む気はないよ」
「いいじゃない、減るもんじゃないし!」
「オレの心はすり減る」
「もう、せんせ〜〜!!」
更に強くオレの体を揺さぶるものだから酔いそうになる。
それでも折れるつもりはない。
どんなにサクラが愛おしくても、だ。
が。
「・・・なら、もう先生の部屋行かないから」
「へ?」
「それに、えっちももうしない」
「何でそうなるんだ」
口を尖らせてそっぽを向くサクラ。
こうなったらサクラは絶対譲らない。
えっちしないと決めたら本当にしてくれなくなる。
それだけは絶対回避しなくてはならない。
オレはため息を吐いて頭の後ろをガシガシと掻く。
「・・・分かったよ。今回だけだからな」
そう言うと、サクラの顔がパァ、と輝き。
「カカシ先生大好き!」
サクラはオレに飛びついてくる。
本当オレはサクラに甘いらしい。
オレは備え付けのソファーに座り、サクラに手招きをする。
サクラは嬉しそうに隣に座ってくる。
「違う違う」
「え?」
首を傾げるサクラに、オレの足の間を叩くと頬を染める。
「い、嫌よ!」
「なんで」
「恥ずかしい!」
「ここにはオレたちしかいないでしょ。オレはサクラのお願い聞いたんだから、これぐらいしてくれないと割に合わないかなぁ」
「ぐ・・・!」
卑怯よ、と言いたそうな顔をしたが、先に自分が卑怯な手を使っている手前、文句を言えないサクラは渋々オレの足の間に縮こまって座る。
オレはサクラの後ろ姿を見て気づかれないように小さく笑い、ピッタリとくっ付く。
その時にサクラの体が大きく揺れ、喉の奥で笑うと足を叩かれた。
「えーと、これか」
サクラの腹の前に腕を回し、サクラの耳元で話す。
もちろん口布を外して。
「──本当に愛してる?」
吐息を込めて色っぽく囁くと、サクラは身震いをして耳が赤くなる。
オレは面白くなって羞恥心など忘れて、思い切り楽しんだ。
「はい、終わり」
最後の文章を読み終え、サクラの肩を叩く。
サクラはオレの体にもたれかかり、顔を真っ赤にしてグッタリとしていた。
ここには書かれていない部分もサービスで話したからかもしれない。
まだサクラは16だから濃密なシーンは避けたつもりなのだが。
「2回目だとそこまで恥ずかしくなったな。また今度続きしようか」
「結構です・・・」
自来也様の最後の言葉を解く鍵がイチャイチャタクティクスだと判り、まさかのシカマルやナルトがいる前で音読をさせられるとは思わなかった。
いつも子供たちの前で読んでいるのは読ます気も見せる気もなかったから。
その教え子に18禁小説の内容を読み聞かせる日が来るなんて誰が想像出来ようか。
ナルトは師の暗号の内容が気になってオレのことなんて気にしていないようだったが、シカマルの視線が居た堪れなかった。
消耗しきった心を癒すには恋人とイチャつくしかない。
オレの沈んでいた心がどんどん浮かんでいるのを感じながら、サクラが作業していると聞いた部屋のドアをノックしようとした時、中から聞こえれくる声にノックを忘れて勢いよくドアを開ける。
「わっ!か、カカシ先生、ビックリするじゃない!!」
何かを見ていたサクラは突然入ってきたオレにビックリしてその紙をクシャリと握りしめる。
「悪い・・・、てか、サクラ、それ・・・」
持ってる紙を指差すと、「あぁ」と頷いてこっちに内容を見せてくる。
「シカマルから自来也様の暗号の答え教えて貰ったの。私もずっと気になってたから。ヒントがイチャパラだなんて、自来也様らしいわよね」
「あぁ、うん・・・、ソウダネ」
それはまさしく先程オレが音読したイチャパラの1文が書かれた紙だった。
とゆうか、部屋から聞こえた声。
不確かだったがこの紙を見て確信に変わった。
サクラはこれを声に出して読んでいた。
部屋に1人しかいないとはいえ、誰が部屋に入ってくるかも分からない状況で18禁小説の内容を恥ずかしがらずに読んでいる少女に心の中で頭を抱える。
もしかしたら子供の前でずっと読んでいたことで麻痺させてしまったのかもしれない。
そんなことを考えていると、何故かサクラが持っていた紙をオレに渡そうとしてくる。
「・・・なに?」
「読んで」
「・・・なんで?」
「シカマルにくっ付いてナルトも来たんだけどね、イチャパラの内容を読んでいる時のカカシ先生が、顔を真っ赤にして泣きそうな顔をしてて可愛かったって自慢されたの」
「かわ・・・」
右頬が引き攣る。
教え子に可愛いと言われるなど、もう師としての尊厳などない。
まぁ、元々なかったようなものだが。
「恋人なのに先生のそんな顔見たことないのよ?ナルトに先を越されたなんて悔しいじゃない!だから、読んで?」
サクラはいつもお願い事があると可愛らしく首を傾げて上目遣いをしてくる。
そんなふうにお願いされたら断れない。
にっこりと笑いかけると、サクラは嬉しそうに笑う。
「断る」
「何でよ!!」
サクラはオレの肩を掴んで揺さぶってくる。
紙を持ったままそんなことしてくるからもうグシャグシャだ。
「あれは非常事態で仕方なくしたんだ。もう読む気はないよ」
「いいじゃない、減るもんじゃないし!」
「オレの心はすり減る」
「もう、せんせ〜〜!!」
更に強くオレの体を揺さぶるものだから酔いそうになる。
それでも折れるつもりはない。
どんなにサクラが愛おしくても、だ。
が。
「・・・なら、もう先生の部屋行かないから」
「へ?」
「それに、えっちももうしない」
「何でそうなるんだ」
口を尖らせてそっぽを向くサクラ。
こうなったらサクラは絶対譲らない。
えっちしないと決めたら本当にしてくれなくなる。
それだけは絶対回避しなくてはならない。
オレはため息を吐いて頭の後ろをガシガシと掻く。
「・・・分かったよ。今回だけだからな」
そう言うと、サクラの顔がパァ、と輝き。
「カカシ先生大好き!」
サクラはオレに飛びついてくる。
本当オレはサクラに甘いらしい。
オレは備え付けのソファーに座り、サクラに手招きをする。
サクラは嬉しそうに隣に座ってくる。
「違う違う」
「え?」
首を傾げるサクラに、オレの足の間を叩くと頬を染める。
「い、嫌よ!」
「なんで」
「恥ずかしい!」
「ここにはオレたちしかいないでしょ。オレはサクラのお願い聞いたんだから、これぐらいしてくれないと割に合わないかなぁ」
「ぐ・・・!」
卑怯よ、と言いたそうな顔をしたが、先に自分が卑怯な手を使っている手前、文句を言えないサクラは渋々オレの足の間に縮こまって座る。
オレはサクラの後ろ姿を見て気づかれないように小さく笑い、ピッタリとくっ付く。
その時にサクラの体が大きく揺れ、喉の奥で笑うと足を叩かれた。
「えーと、これか」
サクラの腹の前に腕を回し、サクラの耳元で話す。
もちろん口布を外して。
「──本当に愛してる?」
吐息を込めて色っぽく囁くと、サクラは身震いをして耳が赤くなる。
オレは面白くなって羞恥心など忘れて、思い切り楽しんだ。
「はい、終わり」
最後の文章を読み終え、サクラの肩を叩く。
サクラはオレの体にもたれかかり、顔を真っ赤にしてグッタリとしていた。
ここには書かれていない部分もサービスで話したからかもしれない。
まだサクラは16だから濃密なシーンは避けたつもりなのだが。
「2回目だとそこまで恥ずかしくなったな。また今度続きしようか」
「結構です・・・」
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