short.1
休みの日。
遅めの朝食を食べてそれぞれのんびりと過ごしていると、ゴソゴソと何かが聞こえてくる。
振り向くと、サクラがカレンダーの今日の日にちにイラストを描いたりシールを貼ってその部分だけ豪華になっていく。
「今日何かあったっけ」
後ろから覗き込むと、サクラ口を尖らせて振り向くと。
「分からないの?」
「分かんない」
「もう!」
サクラはオレのお腹を軽く殴る。
付き合って1年でもないし、オレの誕生日は終わったし、ましてやサクラの誕生日でもない。
「9月28日は私たちの日よ!」
「へ?」
予想外の答えに変な声が出てしまった。
サクラはカレンダーの数字を指差す。
「9月は先生の誕生月、28日は私の誕生日!」
「・・・あぁ、なるほど」
思わず感心してしまった。
本当サクラはこういう記念日に目敏い。
女の子だからなのだろうが、サクラだからっていうのもあるのだろう。
オレでは気づかないこともサクラは色々見つけて教えてくれる。
「なによ〜」と膨れるサクラは28の部分を赤いペンでグリグリ囲み、それを見て頭を撫でる。
「ならオレたちの記念すべき日に、スペシャルあんみつでも食べに行くか?」
「行く!先生大好き!!」
サクラはペンを放り投げてオレに思い切り抱きついてくる。本当サクラは単純でそれが可愛い。
「先生、早く!」
「はいはい」
一瞬で準備したサクラは玄関の前で急かす。
オレはたくさんおかわりしてもいいように財布の中身を確認してポケットに仕舞い、鍵を持って玄関で仁王立ちをして待つ恋人の元へとゆっくりと歩いた。
遅めの朝食を食べてそれぞれのんびりと過ごしていると、ゴソゴソと何かが聞こえてくる。
振り向くと、サクラがカレンダーの今日の日にちにイラストを描いたりシールを貼ってその部分だけ豪華になっていく。
「今日何かあったっけ」
後ろから覗き込むと、サクラ口を尖らせて振り向くと。
「分からないの?」
「分かんない」
「もう!」
サクラはオレのお腹を軽く殴る。
付き合って1年でもないし、オレの誕生日は終わったし、ましてやサクラの誕生日でもない。
「9月28日は私たちの日よ!」
「へ?」
予想外の答えに変な声が出てしまった。
サクラはカレンダーの数字を指差す。
「9月は先生の誕生月、28日は私の誕生日!」
「・・・あぁ、なるほど」
思わず感心してしまった。
本当サクラはこういう記念日に目敏い。
女の子だからなのだろうが、サクラだからっていうのもあるのだろう。
オレでは気づかないこともサクラは色々見つけて教えてくれる。
「なによ〜」と膨れるサクラは28の部分を赤いペンでグリグリ囲み、それを見て頭を撫でる。
「ならオレたちの記念すべき日に、スペシャルあんみつでも食べに行くか?」
「行く!先生大好き!!」
サクラはペンを放り投げてオレに思い切り抱きついてくる。本当サクラは単純でそれが可愛い。
「先生、早く!」
「はいはい」
一瞬で準備したサクラは玄関の前で急かす。
オレはたくさんおかわりしてもいいように財布の中身を確認してポケットに仕舞い、鍵を持って玄関で仁王立ちをして待つ恋人の元へとゆっくりと歩いた。
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