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short.1

「やだ、先生可愛い!!」

綱手様から先生にプレゼントがあると渡され、帰りに先生の部屋を訪れる。
一緒にご飯を食べてお風呂に入って、ソファーで寛いでいたらソファーと私の間に先生が滑り込んできて、私の腰に回っていた先生の手がいやらしく動き出す。
私は寸ででプレゼントを思い出し、先生の思惑を阻止する。
不満そうな先生に綱手様からのプレゼントだと言えば受け取って開けるとそこには、パックンを模した着ぐるみパジャマが入っていた。
嫌がる先生に無理やり着せる。

「サクラ・・・おじさんに可愛いは止めてよ」

先生は眉を下げて嫌そうな顔をしてくる。
30にもなって可愛い着ぐるみを着せられて相当嫌らしい。

「だって、だって!こんな可愛い先生見たことないもの!パックンに見てもらいたいぐらい」
「絶対嫌だ」

私は座っている先生の周りを四つん這いで回って堪能する。
ズボンに肉球のマークが付いていて、スリッパも合わせられてて・・・。しかもお尻の部分にしっぽまで!
あぁ、ずっと眺めていたい・・・。
頬を染めていると、先生は困ったように笑う。

「オレじゃなくてサクラの方が可愛かったと思うんだけど」
「でも私じゃ面白くないわよ?今の服と変わり映えしないだろうし」

私は自分の格好を見る。
ピンクのモコモコパーカーに、下は同じモコモコの短パン。

「まぁ、確かに。今でも充分可愛いからいいか」

そう言いながら先生はいきなり私の足を掴んで引っ張る。
突然のことにバランスを崩して後ろに手を付くと、先生は「すべすべだね〜。それにいい香りがする」と私の素足を撫で始めた。
そりゃ毎日お風呂上がりにボディクリーム塗ってるんだもの。
それより、先生の触り方が何か・・・。

「せ、先生・・・」
「ん?」
「手、離してよ・・・」
「なんで?」
「なんでって・・・」

先生の質問に顔が赤くなる。
絶対分かってくるせに。
ニヤニヤした顔を見せながら、先生は私の足を下から上へと舌を這わす。
その感覚に背中がゾクっとして、太ももを無意識に擦り合わせる。
それが分かった先生は嬉しそうに笑いながら顔を上げて、私の唇に唇を合わせながら床に押し倒す。

貪るようなキスをして、肩で息をする私を見下ろしながら先生は被っていたパックンのフードを脱ぐ。

その姿はもう可愛い犬ではなかった。


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