short.2
カカシ先生とちょっとしたことで喧嘩をしてしまい、頭に血が昇って先生の部屋を飛び出してしまった。
同棲すると言って実家を出たから家に帰ることもできず、いののところに行っても慰めてくれるはずもない。
行くところもなく里の中をブラブラ歩いて、結局何かあった時の演習場に来て丸太のところで小さく縮こまる。
いつも私が一方的に怒って先生がいつも謝る。
14もの年齢差にいつも甘えてしまう自分の子供っぽさが嫌になる。
「う〜・・・」
膝に頭を埋めて唸っていると足音が近づいてくる。
「やっぱりここにいた」
大好きな声が聞こえて顔を上げると、目の前に大好きなカカシ先生が立っていた。
迎えにきてくれた先生はしゃがんで私と同じ目線になる。
「ごめんな。ちょっと言いすぎた」
眉を下げてすぐに謝ってくれる先生に私は思い切り顔を横に振る。
「違う!私が悪いの!私が・・・」
ボロボロと大粒の涙を溢し子供のように泣いてしまう。
いつもこうやって先生は謝って私を甘やかしてくれるけど私は対等になりたいのだ。
でも対等になるには自分は弱すぎる。
また自分が嫌になるのを止められないでいると先生が私の頭を抱えてるように抱きしめてくれる。
「サクラはさ、我儘言うの子供っぽいって思ってる?」
先生の問いかけに胸に顔を埋めたまま頷く。
「オレはね、サクラにどんどん我儘言われて困らせてほしいんだよ」
「え?」
「だってそんなに我儘言うのはオレのことが好きだからでしょ?」
「うん・・・」
「なら言ってくれないと寂しくなる。サクラが我儘言うたび、オレのことが好きだってすごい伝わってくるからさ」
額にチュッと口付けられ、伝わってくる優しい鼓動に自然と頬が綻んで、気恥ずかしさに頭でグリグリと押し付けた。
頭上から「帰ろうか」と撫でられ、満面の笑みで頷いた。
それから手を繋いで帰路を歩く。
空を見上げると満天の星空で、あまりにも綺麗で思わず息を吐いた。
「ねぇ先生」
「んー?」
「何かしてほしいことない?」
「してほしいこと?」
「うん。なんでも我儘言って!」
「なんでも・・・」
グッと拳を握ると先生は先ほどの私のように空を見上げる。
さっき先生は私が我儘を言うほど愛されてると実感すると言った。
なら私もそれを味わいたい。
先生は暫く上を向いて、にっこりとこちらに笑いかける。
そして私の耳に顔を寄せて、
「じゃあ帰ったら仲直りえっちしよう」
甘く囁く声に、耳まで真っ赤に染まる。
慌てる私を横目に先生は嬉しそうに鼻歌を歌いだして、それがすごく可愛くてしょうがなかった。
同棲すると言って実家を出たから家に帰ることもできず、いののところに行っても慰めてくれるはずもない。
行くところもなく里の中をブラブラ歩いて、結局何かあった時の演習場に来て丸太のところで小さく縮こまる。
いつも私が一方的に怒って先生がいつも謝る。
14もの年齢差にいつも甘えてしまう自分の子供っぽさが嫌になる。
「う〜・・・」
膝に頭を埋めて唸っていると足音が近づいてくる。
「やっぱりここにいた」
大好きな声が聞こえて顔を上げると、目の前に大好きなカカシ先生が立っていた。
迎えにきてくれた先生はしゃがんで私と同じ目線になる。
「ごめんな。ちょっと言いすぎた」
眉を下げてすぐに謝ってくれる先生に私は思い切り顔を横に振る。
「違う!私が悪いの!私が・・・」
ボロボロと大粒の涙を溢し子供のように泣いてしまう。
いつもこうやって先生は謝って私を甘やかしてくれるけど私は対等になりたいのだ。
でも対等になるには自分は弱すぎる。
また自分が嫌になるのを止められないでいると先生が私の頭を抱えてるように抱きしめてくれる。
「サクラはさ、我儘言うの子供っぽいって思ってる?」
先生の問いかけに胸に顔を埋めたまま頷く。
「オレはね、サクラにどんどん我儘言われて困らせてほしいんだよ」
「え?」
「だってそんなに我儘言うのはオレのことが好きだからでしょ?」
「うん・・・」
「なら言ってくれないと寂しくなる。サクラが我儘言うたび、オレのことが好きだってすごい伝わってくるからさ」
額にチュッと口付けられ、伝わってくる優しい鼓動に自然と頬が綻んで、気恥ずかしさに頭でグリグリと押し付けた。
頭上から「帰ろうか」と撫でられ、満面の笑みで頷いた。
それから手を繋いで帰路を歩く。
空を見上げると満天の星空で、あまりにも綺麗で思わず息を吐いた。
「ねぇ先生」
「んー?」
「何かしてほしいことない?」
「してほしいこと?」
「うん。なんでも我儘言って!」
「なんでも・・・」
グッと拳を握ると先生は先ほどの私のように空を見上げる。
さっき先生は私が我儘を言うほど愛されてると実感すると言った。
なら私もそれを味わいたい。
先生は暫く上を向いて、にっこりとこちらに笑いかける。
そして私の耳に顔を寄せて、
「じゃあ帰ったら仲直りえっちしよう」
甘く囁く声に、耳まで真っ赤に染まる。
慌てる私を横目に先生は嬉しそうに鼻歌を歌いだして、それがすごく可愛くてしょうがなかった。
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