short.2
サクラと半同棲するようになって半年。
今日はオレは休みでサクラは病院の仕事。
昼過ぎまで惰眠を貪り、ご飯何食べようかと考えていると呼び鈴が鳴る。
玄関を開けると宅配の人で小さな箱を受け取る。
宛名はオレだが身に覚えがなく、会社名も知らない。
とりあえず開けるか、とガムテープを剥がした。
****
「おかえり〜」
「・・・ただいま」
インターホンを鳴らして帰宅を知らせると、玄関を開けて出迎えてくれたカカシ先生が明らかにご機嫌だった。
何かすごく嫌な予感のする笑顔。
触らぬ神に祟りなし。
無視して通り抜けようとするも。
「ところでサクラちゃん。これなーんだ?」
これと言われては確認しないといけない。
嫌々振り返り、先生が手に持っているのを見て驚愕する。
それはこっそり頼んでいた、これで恋人もメロメロと謳い文句をしていた所謂セクシー下着。
私は慌てて奪い取ろうとするも、さすが上忍だけあってするりとかわされる。
「返してよ!ていうか、勝手に人のもの開けないでよ!」
「だって宛名オレだったし。見覚えないけどとりあえず開けたらこれと、サクラ宛の領収書が入ってたからさー」
「だってここ住んでるのカカシ先生だし、家に送ったらお母さんが開けるかもだし!」
「結局オレに開けられちゃったねぇ」
「うぅー!!」
言い争いながら取り返そうと躍起になっていると引き寄せて気づいたら抱きしめられていた。
「これ、オレに見せるためでしょ?今から着て見せてよ」
目を細めて色香を出してくる先生の胸元を押して反抗する。
「違う!これはいのと、いのとふざけて買っただけなの!先生のためじゃないわ!」
「そんな嘘、騙されると思う?ならオレが着せてあげるからベッド行こうねー」
ひょい、と先生は片手で私を脇に抱えて、スキップしそうな足取りで寝室に向かう。
「え!あ、嘘。ごめんなさい、自分で着るから!」
「残念。もう遅いよ」
「あーん!!」
私の悲痛な声は寝室の中に吸い込まれていった。
今日はオレは休みでサクラは病院の仕事。
昼過ぎまで惰眠を貪り、ご飯何食べようかと考えていると呼び鈴が鳴る。
玄関を開けると宅配の人で小さな箱を受け取る。
宛名はオレだが身に覚えがなく、会社名も知らない。
とりあえず開けるか、とガムテープを剥がした。
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「おかえり〜」
「・・・ただいま」
インターホンを鳴らして帰宅を知らせると、玄関を開けて出迎えてくれたカカシ先生が明らかにご機嫌だった。
何かすごく嫌な予感のする笑顔。
触らぬ神に祟りなし。
無視して通り抜けようとするも。
「ところでサクラちゃん。これなーんだ?」
これと言われては確認しないといけない。
嫌々振り返り、先生が手に持っているのを見て驚愕する。
それはこっそり頼んでいた、これで恋人もメロメロと謳い文句をしていた所謂セクシー下着。
私は慌てて奪い取ろうとするも、さすが上忍だけあってするりとかわされる。
「返してよ!ていうか、勝手に人のもの開けないでよ!」
「だって宛名オレだったし。見覚えないけどとりあえず開けたらこれと、サクラ宛の領収書が入ってたからさー」
「だってここ住んでるのカカシ先生だし、家に送ったらお母さんが開けるかもだし!」
「結局オレに開けられちゃったねぇ」
「うぅー!!」
言い争いながら取り返そうと躍起になっていると引き寄せて気づいたら抱きしめられていた。
「これ、オレに見せるためでしょ?今から着て見せてよ」
目を細めて色香を出してくる先生の胸元を押して反抗する。
「違う!これはいのと、いのとふざけて買っただけなの!先生のためじゃないわ!」
「そんな嘘、騙されると思う?ならオレが着せてあげるからベッド行こうねー」
ひょい、と先生は片手で私を脇に抱えて、スキップしそうな足取りで寝室に向かう。
「え!あ、嘘。ごめんなさい、自分で着るから!」
「残念。もう遅いよ」
「あーん!!」
私の悲痛な声は寝室の中に吸い込まれていった。
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