short.2
「きゃーーー!!」
「うおっ!」
コップにお茶を注いでいると、ソファーで寛いでいたサクラがいきなり叫んだ。
危うくお茶を溢すところだった。
「なに、ビックリするでしょ」
「かか、カカシ先生見てよこれ!!」
コップ2つを持ってサクラの隣に座り、サクラのタブレットを見る。
画面には今回の人気投票の結果が載っていて──。
「お、サクラ3位じゃないか」
「そうなの!そうなのよ!!」
サクラは嬉しそうにカカシをバシバシ叩く。
それを甘んじて受けながら結果を見る。
「・・・へぇ。やっぱりミナト先生が1位か」
「すごいわよね。中間発表からずっと1位って」
「だねぇ。2位はイタチで、お。オレは5位かぁ」
「ナルトは6位、サスケくんは8位。人気の3人に勝てたなんて、私ってばやるじゃない!しかもね、日本のランキングは私たちで並んでるのよ!もうサイコー!」
しゃーんやろー!と嬉しそうに拳を何度も突き出すサクラ。
そんなサクラが可愛くてカカシも何度も頷きながら、あることを思いつく。
「サクラ、3位のお祝いに何か欲しいものないか?」
「欲しいもの?」
「そ。何でもいいぞ」
「そうねー・・・あんみつはいつでも先生に奢ってもらえるし・・・うーん。あ、このタブレットが古くなってきたから新しいのが欲しいなーって思ってるんだけど」
「あぁ、いいよ。それで?」
「・・・それで?」
「他には?」
「特にないけど・・・」
「いやいや、サクラはものすごく大事なモノを忘れてるだろ?」
ニコニコ笑いながらカカシはサクラに近づく。
嫌な予感がしたサクラは離れようとするもいつの間にか腰に回っていた手によって阻止される。
「せ、せんせっ」
「んー?分かった?本当に欲しいモノ」
「いや・・・本当にないっていうか・・・」
「はは。またまた。サクラも欲しいくせに」
「ひゃ!」
カカシがサクラの首にキスをするとサクラが可愛らしい悲鳴を上げる。
カカシは喉の奥で笑いながら、首に舐めながらゆっくりとソファーに押し倒す。
「だ、ダメだって・・・」
「嘘つき」
「んっ・・・!」
まだ拒むサクラの唇を塞いで、サクラの舌と絡めながら服を脱がしていく。
「はぁ・・・カカシ、せんせぇ・・・」
唇を離すとすっかりサクラの白い肌は赤く染まり、瞳も唇もイヤらしく濡れている。
カカシはその様子に舌なめずりをし、そして緊張で震える小さな胸の先を咥えようとしたその時。
ピンポーン
「「・・・・・・」」
2人は来訪を知らせるチャイムに目を合わせる。
「先生・・・」
「・・・ムシムシ」
「あっ!」
カカシは改めてサクラの胸に舌を這わせ、頂を咥えようとしたが。
ピンポーン、ピンポーン
『カカシー?いないのかー?』
「・・・・・・」
「・・・先生、今のサクモさんの声・・・」
「だねぇ・・・」
サクラが玄関の方に視線を向けると、カカシは大きくため息を吐く。
そして人差し指をサクラの唇に当てる。
「んっ」
「・・・いい?出来るだけ声を出さないようにしなさいね」
「・・・!やっ」
カカシの手がショーツの中に入り、思わず大きな声が出て口を塞ぐ。
カカシがほくそ笑み、行為を進めようとした時。
ガチャ、バタン
「・・・え?」
惚けていたサクラの頭がドアが閉まる音に覚醒してカカシを見る。
近づく足音、これは──。
「あー・・・そういや合鍵渡してたかも」
てへ、と笑うカカシの言葉に絶句していると、リビングのドアが開く。
「カカシ、まだ寝てるのか──」
サクモの言葉が止まる。
何故なら目の前のソファーで息子とその恋人が裸でいるのだから。
サクラはカカシの下から飛び起きて後ろに隠れる。
カカシはガシガシと頭を掻きながら、邪魔をされて不満気な顔をサクモに向ける。
「・・・父さん、何しに来たのさ」
「あー・・・お祝いしに来たんだけど・・・邪魔したみたいだね。ごゆっくり・・・」
サクモはすぐに踵を返してそそくさと部屋を出ていた。
部屋にはカカシと顔を真っ赤にして羞恥に震えるサクラが残されて。
「・・・続きしようか」
「するわけないでしょ!馬鹿ーーー!!」
玄関の外にまで頬を叩く良い音が聞こえ、サクモは今度お詫びの品を持ってこようと家を後にした。
「うおっ!」
コップにお茶を注いでいると、ソファーで寛いでいたサクラがいきなり叫んだ。
危うくお茶を溢すところだった。
「なに、ビックリするでしょ」
「かか、カカシ先生見てよこれ!!」
コップ2つを持ってサクラの隣に座り、サクラのタブレットを見る。
画面には今回の人気投票の結果が載っていて──。
「お、サクラ3位じゃないか」
「そうなの!そうなのよ!!」
サクラは嬉しそうにカカシをバシバシ叩く。
それを甘んじて受けながら結果を見る。
「・・・へぇ。やっぱりミナト先生が1位か」
「すごいわよね。中間発表からずっと1位って」
「だねぇ。2位はイタチで、お。オレは5位かぁ」
「ナルトは6位、サスケくんは8位。人気の3人に勝てたなんて、私ってばやるじゃない!しかもね、日本のランキングは私たちで並んでるのよ!もうサイコー!」
しゃーんやろー!と嬉しそうに拳を何度も突き出すサクラ。
そんなサクラが可愛くてカカシも何度も頷きながら、あることを思いつく。
「サクラ、3位のお祝いに何か欲しいものないか?」
「欲しいもの?」
「そ。何でもいいぞ」
「そうねー・・・あんみつはいつでも先生に奢ってもらえるし・・・うーん。あ、このタブレットが古くなってきたから新しいのが欲しいなーって思ってるんだけど」
「あぁ、いいよ。それで?」
「・・・それで?」
「他には?」
「特にないけど・・・」
「いやいや、サクラはものすごく大事なモノを忘れてるだろ?」
ニコニコ笑いながらカカシはサクラに近づく。
嫌な予感がしたサクラは離れようとするもいつの間にか腰に回っていた手によって阻止される。
「せ、せんせっ」
「んー?分かった?本当に欲しいモノ」
「いや・・・本当にないっていうか・・・」
「はは。またまた。サクラも欲しいくせに」
「ひゃ!」
カカシがサクラの首にキスをするとサクラが可愛らしい悲鳴を上げる。
カカシは喉の奥で笑いながら、首に舐めながらゆっくりとソファーに押し倒す。
「だ、ダメだって・・・」
「嘘つき」
「んっ・・・!」
まだ拒むサクラの唇を塞いで、サクラの舌と絡めながら服を脱がしていく。
「はぁ・・・カカシ、せんせぇ・・・」
唇を離すとすっかりサクラの白い肌は赤く染まり、瞳も唇もイヤらしく濡れている。
カカシはその様子に舌なめずりをし、そして緊張で震える小さな胸の先を咥えようとしたその時。
ピンポーン
「「・・・・・・」」
2人は来訪を知らせるチャイムに目を合わせる。
「先生・・・」
「・・・ムシムシ」
「あっ!」
カカシは改めてサクラの胸に舌を這わせ、頂を咥えようとしたが。
ピンポーン、ピンポーン
『カカシー?いないのかー?』
「・・・・・・」
「・・・先生、今のサクモさんの声・・・」
「だねぇ・・・」
サクラが玄関の方に視線を向けると、カカシは大きくため息を吐く。
そして人差し指をサクラの唇に当てる。
「んっ」
「・・・いい?出来るだけ声を出さないようにしなさいね」
「・・・!やっ」
カカシの手がショーツの中に入り、思わず大きな声が出て口を塞ぐ。
カカシがほくそ笑み、行為を進めようとした時。
ガチャ、バタン
「・・・え?」
惚けていたサクラの頭がドアが閉まる音に覚醒してカカシを見る。
近づく足音、これは──。
「あー・・・そういや合鍵渡してたかも」
てへ、と笑うカカシの言葉に絶句していると、リビングのドアが開く。
「カカシ、まだ寝てるのか──」
サクモの言葉が止まる。
何故なら目の前のソファーで息子とその恋人が裸でいるのだから。
サクラはカカシの下から飛び起きて後ろに隠れる。
カカシはガシガシと頭を掻きながら、邪魔をされて不満気な顔をサクモに向ける。
「・・・父さん、何しに来たのさ」
「あー・・・お祝いしに来たんだけど・・・邪魔したみたいだね。ごゆっくり・・・」
サクモはすぐに踵を返してそそくさと部屋を出ていた。
部屋にはカカシと顔を真っ赤にして羞恥に震えるサクラが残されて。
「・・・続きしようか」
「するわけないでしょ!馬鹿ーーー!!」
玄関の外にまで頬を叩く良い音が聞こえ、サクモは今度お詫びの品を持ってこようと家を後にした。
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