short.2
「・・・ここ、どこですか?」
「さぁ」
さっきまで敵と戦っていたはずなのに。
敵が知らない印を組んだと思ったら、私とカカシ先生は気づいたら真っ白な世界に居た。
後ろを振り向くとドアが見えたから、恐らくどこかの部屋なのだろう。
部屋の端には1つのベッド、そして目の前には不自然なほどのモニターが。
もしかして幻術にかかったのだろうか。
もしそうだとしたら早く解かないと・・・と解の印を組むも何も起こらない、
どころかチャクラが使えなかった。
「どうも特殊な場所みたいだね。どうしたもんかな」
先生は壁を触りながら淡々と喋る。
潜り抜けた修羅場の数が違うからだろう。
先生がいてくれて良かった。
1人だけで閉じ込められていたら不安で泣いていたかもしれない。
その頼りになる背中に安心していると、目の前のモニターがいきなり動き出して思わず距離を取る。
そして現れた文字は──
『SEXをするまで部屋から出られない』
「・・・・・・は?」
私は理解出来なくて何度も目を擦るも表示されている文字は変わることはない。
モニターに映し出された文字がここを出る術なのだとしたら、私とカカシ先生は性行為をしないと脱出出来ない。
つまり、つまり・・・先生とセックスするってこと。
──ど、どうしたらいいの。
今まで修行一筋で誰かと付き合ったことも、キスもしたこともない。
もちろんえっちも。
本やくノ一の講習で一応知識は入ってはいるけど。
どうしたら、どうしたらいいの・・・!?
「仕方ないな」
頭をグルグル悩ませていると突然の言葉に驚いて先生を見る。
先生はいきなりベストを脱ぎ出す。
「え、ちょっと。本気ですか!?」
「これしか方法ないなら仕方ないでしょ」
「それは、そうですけど・・・!」
先生は何でもないみたいに言うけど、私は初めてなのよ!?
1歩も動けないでいると先生が私の手を取って歩き出す。
その先はこの部屋で唯一あるベッド。
そこに座るよう促され、隣同士に座る。
緊張MAXでもう心臓の音にしか聞こえない。
きっと先生にも聞こえてる、と思ったら肩に手が置かれてそのままベッドに押し倒される。
目の前には白い天井と、素顔を晒したカカシ先生。
──あぁ、私抱かれるんだ。
口から心臓が飛び出るのではないかと思っていると、先生が微笑んでキスをする。
「だいじょーぶ。先生に任せなさい」
そのセリフはいつも私を安心させてくれるのに。
嫌な予感を感じたのはきっと気のせいではないと思う。
****
カカシ先生に処女を捧げてから暫くして部屋のドアは開いたんだけど。
私たちが部屋を出たのはそれから2時間後だった。
ぐったりする私を背負って先生はご機嫌に歩く。
周りには敵の影は見当たらなかったけど、もうどうでも良いことだ。
嬉しそうに木ノ葉に向かっていた先生は思い出したように背中の私に話しかける。
「オレたち付き合おうか」
「・・・それ、今じゃないでしょ・・・」
「さぁ」
さっきまで敵と戦っていたはずなのに。
敵が知らない印を組んだと思ったら、私とカカシ先生は気づいたら真っ白な世界に居た。
後ろを振り向くとドアが見えたから、恐らくどこかの部屋なのだろう。
部屋の端には1つのベッド、そして目の前には不自然なほどのモニターが。
もしかして幻術にかかったのだろうか。
もしそうだとしたら早く解かないと・・・と解の印を組むも何も起こらない、
どころかチャクラが使えなかった。
「どうも特殊な場所みたいだね。どうしたもんかな」
先生は壁を触りながら淡々と喋る。
潜り抜けた修羅場の数が違うからだろう。
先生がいてくれて良かった。
1人だけで閉じ込められていたら不安で泣いていたかもしれない。
その頼りになる背中に安心していると、目の前のモニターがいきなり動き出して思わず距離を取る。
そして現れた文字は──
『SEXをするまで部屋から出られない』
「・・・・・・は?」
私は理解出来なくて何度も目を擦るも表示されている文字は変わることはない。
モニターに映し出された文字がここを出る術なのだとしたら、私とカカシ先生は性行為をしないと脱出出来ない。
つまり、つまり・・・先生とセックスするってこと。
──ど、どうしたらいいの。
今まで修行一筋で誰かと付き合ったことも、キスもしたこともない。
もちろんえっちも。
本やくノ一の講習で一応知識は入ってはいるけど。
どうしたら、どうしたらいいの・・・!?
「仕方ないな」
頭をグルグル悩ませていると突然の言葉に驚いて先生を見る。
先生はいきなりベストを脱ぎ出す。
「え、ちょっと。本気ですか!?」
「これしか方法ないなら仕方ないでしょ」
「それは、そうですけど・・・!」
先生は何でもないみたいに言うけど、私は初めてなのよ!?
1歩も動けないでいると先生が私の手を取って歩き出す。
その先はこの部屋で唯一あるベッド。
そこに座るよう促され、隣同士に座る。
緊張MAXでもう心臓の音にしか聞こえない。
きっと先生にも聞こえてる、と思ったら肩に手が置かれてそのままベッドに押し倒される。
目の前には白い天井と、素顔を晒したカカシ先生。
──あぁ、私抱かれるんだ。
口から心臓が飛び出るのではないかと思っていると、先生が微笑んでキスをする。
「だいじょーぶ。先生に任せなさい」
そのセリフはいつも私を安心させてくれるのに。
嫌な予感を感じたのはきっと気のせいではないと思う。
****
カカシ先生に処女を捧げてから暫くして部屋のドアは開いたんだけど。
私たちが部屋を出たのはそれから2時間後だった。
ぐったりする私を背負って先生はご機嫌に歩く。
周りには敵の影は見当たらなかったけど、もうどうでも良いことだ。
嬉しそうに木ノ葉に向かっていた先生は思い出したように背中の私に話しかける。
「オレたち付き合おうか」
「・・・それ、今じゃないでしょ・・・」
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