short.2
年が明けて新年が始まった。
お母さんに着付けてもらった赤い着物を着て、恋人の家の呼び鈴を鳴らす。
暫くして開いたドアから現れたカカシ先生は私の顔を見て嬉しそうに微笑んだ。
「明けましておめでとうございます、カカシ先生。今年もよろしくお願いします」
「明けましておめでとう。今年もよろしく。寒かったでしょ、入って」
「おじゃまします」
開かれたドアを潜り、温められた部屋の中に入って一息吐く。
防寒でマフラーも付けてきたけど、この季節は寒いものは寒い。
こんな冷えた時にはやっぱり温かいココアよねーと思っていると、後ろからいきなり抱きしめられて変な声が出てしまった。
耳のすぐ側からおかしそうに喉の奥で笑う声が聞こえて頬を膨らます。
「ごめんごめん。ところで、その着物可愛いね」
「でしょ?先生に見せるためにお母さんに着付けてもらったの」
褒めてもらえたのが嬉しくて後ろを振り向くと、キスをされた。
先生はいつも不意打ちにしてくる。
急にされたらドキドキするから止めて、と前に言ったら「だってしたいから」なんて可愛く言われてしまって、それからは諦めている。
肩を掴まれて回転させられ、向き合う形で今度は深くキスをしていく。
唇が触れて舌が絡まって吸われて。
大好きな先生とのキスにうっとりしていると、急に体が緩んだ。
驚いて顔を離すと、ずっと体を締め付けていたはずの帯が自分の足元に落ちているではないか。
「え、ちょっと先生!?」
私の動揺など気にせず、先生は私の着物の紐を全部外して、ただ着物を羽織っている状態になってしまった。
そんな私を先生は満足そうに見つめ、着物を着たまま抱き抱えて足を進める。
その先はベッドで、着物のように顔が真っ赤に染まる。
抵抗も出来ぬまま私はゆっくりとベッドに降ろされて、カカシ先生もベッドに乗ってニコリと微笑んだ。
「姫始といこうか、サクラ」
その言葉にやはり!とベッドから抜け出そうとするも羽交締めにされ、最後の砦の着物が脱がされてしまった。
「や、初詣行くって約束したじゃない!」
「終わったらね」
この顔は絶対譲る気がない。
それに体力をすごく使う行為だからすぐに外に出れるはずがない。
新年からこんな爛れて・・・
「もー!昨日に戻って煩悩消してこーーい!!」
お母さんに着付けてもらった赤い着物を着て、恋人の家の呼び鈴を鳴らす。
暫くして開いたドアから現れたカカシ先生は私の顔を見て嬉しそうに微笑んだ。
「明けましておめでとうございます、カカシ先生。今年もよろしくお願いします」
「明けましておめでとう。今年もよろしく。寒かったでしょ、入って」
「おじゃまします」
開かれたドアを潜り、温められた部屋の中に入って一息吐く。
防寒でマフラーも付けてきたけど、この季節は寒いものは寒い。
こんな冷えた時にはやっぱり温かいココアよねーと思っていると、後ろからいきなり抱きしめられて変な声が出てしまった。
耳のすぐ側からおかしそうに喉の奥で笑う声が聞こえて頬を膨らます。
「ごめんごめん。ところで、その着物可愛いね」
「でしょ?先生に見せるためにお母さんに着付けてもらったの」
褒めてもらえたのが嬉しくて後ろを振り向くと、キスをされた。
先生はいつも不意打ちにしてくる。
急にされたらドキドキするから止めて、と前に言ったら「だってしたいから」なんて可愛く言われてしまって、それからは諦めている。
肩を掴まれて回転させられ、向き合う形で今度は深くキスをしていく。
唇が触れて舌が絡まって吸われて。
大好きな先生とのキスにうっとりしていると、急に体が緩んだ。
驚いて顔を離すと、ずっと体を締め付けていたはずの帯が自分の足元に落ちているではないか。
「え、ちょっと先生!?」
私の動揺など気にせず、先生は私の着物の紐を全部外して、ただ着物を羽織っている状態になってしまった。
そんな私を先生は満足そうに見つめ、着物を着たまま抱き抱えて足を進める。
その先はベッドで、着物のように顔が真っ赤に染まる。
抵抗も出来ぬまま私はゆっくりとベッドに降ろされて、カカシ先生もベッドに乗ってニコリと微笑んだ。
「姫始といこうか、サクラ」
その言葉にやはり!とベッドから抜け出そうとするも羽交締めにされ、最後の砦の着物が脱がされてしまった。
「や、初詣行くって約束したじゃない!」
「終わったらね」
この顔は絶対譲る気がない。
それに体力をすごく使う行為だからすぐに外に出れるはずがない。
新年からこんな爛れて・・・
「もー!昨日に戻って煩悩消してこーーい!!」
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