short.2

「さーむーいー」
「ちょっと先生、離れてよ、邪魔!」

寒い中夕飯を買いに2人で出掛けて帰ってきて、暖房を付けたがなかなか部屋の中が暖まらず、身が縮むような寒さでカカシは暖を取るようにサクラを抱きしめる。
身動きが取れないようにギューギューに抱きしめてくるからサクラは文句を言う。

「彼氏に向かって邪魔はないんじゃない?寒いから温めてよ」
「邪魔なものは邪魔なの!勝手に一人で温まっててよ」
「ふーん?分かった」

カカシは素直に頷くから虚をつかれてしまった。
その隙にカカシは勝手にサクラの服を捲ってブラも外し、胸を揉み始める。

「ちょっと!?」
「オレは勝手にやっとくから気にしないで」
「気にするなって・・・」

そんなの無理に決まってる
何回も触られて抱かれて、もうこの身体はカカシの大きな手が気持ち良いことを知っている。
その証拠に既にパンツが濡れているのを感じて、太ももをモジモジ擦る。
カカシはふっと笑い、気づかないふりをしながら先端に触れずきめ細かく柔らかい胸を揉んでいく。
その手が下に下りていって太ももを撫でるので息を呑む。
その手が往復して胸へ、脚へと行き来するので期待してしまう。

「・・・っ、ふ・・・」

口を手で押さえてても漏れてしまう声。
太ももを撫でていたカカシの指が短パンの裾から入り、下着の上から指先が当たりそうになった瞬間、カカシの手が体から離れた。

「え・・・?」

与えられる刺激に肩で息をしているサクラなのに、それをしていたカカシは何も変わらず微笑む。

「ありがとう。暖かくなったよ」

そう言って離れようとするカカシの服を思わず掴む。
なに?と言いたそうな顔をするカカシに目が泳ぐ。
でもしたいとは言えず潤む瞳で上目遣いで見ると、カカシの目が細まり、唇を先程まで体を弄んでいた指で触られる。
それだけで心臓が跳ねて期待に体が熱くなる。

「どうしてほしいのか、ちゃんとこの口で言ってごらん?」

甘い低い声に頭の中が痺れ、その声に促されて口を動かした。



25/151ページ