short.2
「じゃあ皆さんには女性と男性に別れて撮影してもらいます。では最初は女性方からで、男性方は別室に移動お願いします」
はーい、とその場にいる皆が返事をして女は残り、男は部屋を出ていく。
今日は里のPR撮影だ。
女性陣が着物を着た映像を撮り、その映像の前で男性陣が走っていく、と言うのを撮るらしい。
皆華々しい着物を着て撮影前から盛り上がっていると。
「サクラ」
後ろから声をかけられて振り返れば、そこにはカカシ先生が立っていて手招きしてくる。
男性陣は別の部屋に行くことになっているのに何故まだ残っているのだろうか。
「どうかしたの?これから撮影なんだけど」
「うん。だから急がないとなんだよね」
「?何が?」
「ちょっとおいで」
先生に腕を引っ張られて部屋を出て、物置部屋になっている小部屋に連れ込まれた。
暗闇で周りが見えない中光るのは、先生の紅い瞳だった。
****
「あ、サクラー。あんたどこ行ってたのよー。居ないから探してたんだから、って何でそんなに服乱れてるのよ」
気づいたら居なくなってたサクラを皆で探していると、ふらっとサクラが戻ってきた。
よく見たらせっかく綺麗にしてもらっていた髪の毛は乱れて、胸元は開いてしまっている。
サクラは胸元を隠しながら顔を逸らす。
「・・・・・・別に」
「やー、すみません。遅れまして・・・」
「早く行けってばよエロ仙人!!」
カカシが部屋に入るとちょうど撮影が始まって皆が走っていた。
謝りながら追いかけると、映像を見てニヤけていた自来也をナルトが蹴り飛ばしていた。
撮り直すのかと思ったが撮影陣は「これでも良いね」とOKを出している。
自由だなぁ、と思いながら顔を上げて目に入るのは女性陣の映像。
綺麗に着飾った女性たちは大人と子供で集まり、その中で可愛らしく微笑むサクラ。
隠れていて分からないが、着物の下は赤い花がたくさん咲いており、顔も頬紅ではない赤み。
自分しか知らないサクラに、1人ほくそ笑んだ。
はーい、とその場にいる皆が返事をして女は残り、男は部屋を出ていく。
今日は里のPR撮影だ。
女性陣が着物を着た映像を撮り、その映像の前で男性陣が走っていく、と言うのを撮るらしい。
皆華々しい着物を着て撮影前から盛り上がっていると。
「サクラ」
後ろから声をかけられて振り返れば、そこにはカカシ先生が立っていて手招きしてくる。
男性陣は別の部屋に行くことになっているのに何故まだ残っているのだろうか。
「どうかしたの?これから撮影なんだけど」
「うん。だから急がないとなんだよね」
「?何が?」
「ちょっとおいで」
先生に腕を引っ張られて部屋を出て、物置部屋になっている小部屋に連れ込まれた。
暗闇で周りが見えない中光るのは、先生の紅い瞳だった。
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「あ、サクラー。あんたどこ行ってたのよー。居ないから探してたんだから、って何でそんなに服乱れてるのよ」
気づいたら居なくなってたサクラを皆で探していると、ふらっとサクラが戻ってきた。
よく見たらせっかく綺麗にしてもらっていた髪の毛は乱れて、胸元は開いてしまっている。
サクラは胸元を隠しながら顔を逸らす。
「・・・・・・別に」
「やー、すみません。遅れまして・・・」
「早く行けってばよエロ仙人!!」
カカシが部屋に入るとちょうど撮影が始まって皆が走っていた。
謝りながら追いかけると、映像を見てニヤけていた自来也をナルトが蹴り飛ばしていた。
撮り直すのかと思ったが撮影陣は「これでも良いね」とOKを出している。
自由だなぁ、と思いながら顔を上げて目に入るのは女性陣の映像。
綺麗に着飾った女性たちは大人と子供で集まり、その中で可愛らしく微笑むサクラ。
隠れていて分からないが、着物の下は赤い花がたくさん咲いており、顔も頬紅ではない赤み。
自分しか知らないサクラに、1人ほくそ笑んだ。
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