第四章
「俺はロッシャ鉱山。一度は閉山した俺を蘇らせてくれた博士のためにも、お前を連れて帰るぜ。さあ、お前も変身しな」
厚手の作業着にヘルメット、手にはツルハシという出で立ちの若い男性の姿に変身したロッシャは、テネアスにも変身を促してくる。
テネアスはそれに応じ、剣と盾を持った剣闘士の姿に変身した。
「それじゃ行くぞ!」
変身が完了したのを確認するや、ロッシャはツルハシを振りかぶってテネアスに突撃した。
振り下ろされたツルハシの一撃を、テネアスは盾を構えて防ぐ。そして、がら空きのわき腹目掛けて剣を振るった。しかし――
「うっ!?」
ロッシャのわき腹に食い込むと思われた刃は、甲高い金属音を上げて弾き返された。先程までがら空きだったわき腹は、なんといつの間にか無骨な岩石に覆われていたのだ。
想定外の出来事に一瞬うろたえたテネアスは、頬にロッシャの拳の一撃を受けて大きく後ずさりするのであった。
厚手の作業着にヘルメット、手にはツルハシという出で立ちの若い男性の姿に変身したロッシャは、テネアスにも変身を促してくる。
テネアスはそれに応じ、剣と盾を持った剣闘士の姿に変身した。
「それじゃ行くぞ!」
変身が完了したのを確認するや、ロッシャはツルハシを振りかぶってテネアスに突撃した。
振り下ろされたツルハシの一撃を、テネアスは盾を構えて防ぐ。そして、がら空きのわき腹目掛けて剣を振るった。しかし――
「うっ!?」
ロッシャのわき腹に食い込むと思われた刃は、甲高い金属音を上げて弾き返された。先程までがら空きだったわき腹は、なんといつの間にか無骨な岩石に覆われていたのだ。
想定外の出来事に一瞬うろたえたテネアスは、頬にロッシャの拳の一撃を受けて大きく後ずさりするのであった。