第十六話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「俺はこっちの部屋、三郎となまえちゃんはこっちの部屋な」
「わかった」
「は、はい…」
店主と話して部屋をとってくれた竹谷さんにそういわれて私はとっさに返したが、頭の中はパニックだ。
三郎さんと同じ部屋。
いやいやいやいや。三郎さんは大けがしてんだから、何もないけど、何もないけども!それでも同じ部屋に二人という事実に緊張で胸が張り詰める。
そう思うと、あの前に雨で泊まった日は自分から”同じ部屋がいい”なんてよく言えたな…
竹谷さんは三郎さんに肩を貸したまま部屋に入っていく。布団はもうすでに敷かれていた。布団の前までたどり着くと三郎さんが竹谷さんの肩に回っていた自分の手を戻した。
「三郎、手伝うか?」
「いや、大丈夫」
さすがに力強さはないが、ふらつきながらも自力で立っている三郎さんの回復力に驚く。
「じゃあ俺は少し外を見回ってくる。何かあったらやばねで」
「了解。
八左ヱ門」
「ん?」
「ありがとうな」
「へへ、いいってことよ」
そういう竹谷さんは少し誇らしげで、三郎さんも柔らかい顔をしていてなんだか私まで心が温かくなった。
「じゃあ今晩くらいはゆっくり休むんだぞ」
そういって竹谷さんは部屋を出ていった。
「わかった」
「は、はい…」
店主と話して部屋をとってくれた竹谷さんにそういわれて私はとっさに返したが、頭の中はパニックだ。
三郎さんと同じ部屋。
いやいやいやいや。三郎さんは大けがしてんだから、何もないけど、何もないけども!それでも同じ部屋に二人という事実に緊張で胸が張り詰める。
そう思うと、あの前に雨で泊まった日は自分から”同じ部屋がいい”なんてよく言えたな…
竹谷さんは三郎さんに肩を貸したまま部屋に入っていく。布団はもうすでに敷かれていた。布団の前までたどり着くと三郎さんが竹谷さんの肩に回っていた自分の手を戻した。
「三郎、手伝うか?」
「いや、大丈夫」
さすがに力強さはないが、ふらつきながらも自力で立っている三郎さんの回復力に驚く。
「じゃあ俺は少し外を見回ってくる。何かあったらやばねで」
「了解。
八左ヱ門」
「ん?」
「ありがとうな」
「へへ、いいってことよ」
そういう竹谷さんは少し誇らしげで、三郎さんも柔らかい顔をしていてなんだか私まで心が温かくなった。
「じゃあ今晩くらいはゆっくり休むんだぞ」
そういって竹谷さんは部屋を出ていった。