第十四話
夢小説設定
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あまり近づくと危険だという不破さんからの助言を得て、急ぐ気持ちを抑えて先を進行するクロトヤマタケモドキ軍からだいぶ距離をとって歩いている。
もう何時間も歩きっぱなしだ。
それでも、来た道を戻る分時間は少しは早く感じる。
本当は先回りしたいくらいだが、そうも行かない。
不破さんには三郎さんの安否を確認したらすぐにその場から離れるように言われた。合戦場に行こうとしているんだから、当たり前と言えば当たり前なんだけど。
とんぼ返りになるかもしれない、体力は温存しておかないと。
(いったい、家の周りはどうなっているんだろう…、)
戦なんて身近で起きるのが初めての私はとても不思議な感覚に陥っていた。とにかく現実味がない。
三郎さんは無事だろうか…。
2日前に会ったばかりなのに、遠い過去みたいだ。
お願いだから私の悪い予感が外れていますように、そう心に祈るけれど、裏腹に焦燥感が私を掻き立てる。この胸いっぱいの不安は三郎さんの安否を確認するまできっと消えない。
目立たないようになるべく道なき道を歩く。慣れない山道は私の足を容赦なく攻撃する。
まだまだ、道は長い。
この戦から逃れられたら私は三郎さんと一緒になるんだ。家族と、三郎さんと、みんなで幸せになるんだ。
もう何時間も歩きっぱなしだ。
それでも、来た道を戻る分時間は少しは早く感じる。
本当は先回りしたいくらいだが、そうも行かない。
不破さんには三郎さんの安否を確認したらすぐにその場から離れるように言われた。合戦場に行こうとしているんだから、当たり前と言えば当たり前なんだけど。
とんぼ返りになるかもしれない、体力は温存しておかないと。
(いったい、家の周りはどうなっているんだろう…、)
戦なんて身近で起きるのが初めての私はとても不思議な感覚に陥っていた。とにかく現実味がない。
三郎さんは無事だろうか…。
2日前に会ったばかりなのに、遠い過去みたいだ。
お願いだから私の悪い予感が外れていますように、そう心に祈るけれど、裏腹に焦燥感が私を掻き立てる。この胸いっぱいの不安は三郎さんの安否を確認するまできっと消えない。
目立たないようになるべく道なき道を歩く。慣れない山道は私の足を容赦なく攻撃する。
まだまだ、道は長い。
この戦から逃れられたら私は三郎さんと一緒になるんだ。家族と、三郎さんと、みんなで幸せになるんだ。