第十三話
夢小説設定
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不破さんが戸を開けて家を出て行ったのに私達も続いた。
不破さんを先頭に、私と弟、父母は二列で歩く。
「なぁ、不破さん。オレたちなんでアイセンボンタケの領土に住んでるのにアイセンボンタケの見回りにバレたらまずいんだ?
朝疑問に思ったけど、時間がなくて聞けなかったんだ。」
すると弟が突然そう不破さんに聞いた。疑問に思うのも無理はないだろう。
「いいよ、説明しよう。
アイセンボンタケ城が君たちの住んでる盆地で相手の城を待ち受けるというのは聞いてるね?」
不破さんがそう言うと弟は頷いた。
「つまり、アイセンボンタケ城の見回りからしたら迎え撃つ場所に住んでる人がいなくなるなんて自分たちの情報がどこかから漏れてる…つまり密告者がいるって思うのは当然だろ?」
「なるほど…。」
不破さんが丁寧に説明してくれて弟も納得したようだった。
おそらくその密告者っていうのは三郎さんなんだろうな。
「ちなみにどのくらい移動する予定なんですか?」
「うーん、休みつつの一週間くらいかな…。
とりあえず僕が暮らしている街まで来てもらうつもりだよ。」
一週間か、休みながらならまだ安心。
父と母も幸いにも体は丈夫だ。歳のことを考慮しても何事もなければ大丈夫だろう。
「わかりました、宜しくお願いします。」
「こちらこそ、三郎の話色々聞かせてよ。
僕も随分会ってなかったから、その間のことを是非聞きたいからさ。」
「はい!」
不破さんは想像以上に人当たりがよくて、一緒に旅をするのがこの人でよかった。そう思った。
不破さんを先頭に、私と弟、父母は二列で歩く。
「なぁ、不破さん。オレたちなんでアイセンボンタケの領土に住んでるのにアイセンボンタケの見回りにバレたらまずいんだ?
朝疑問に思ったけど、時間がなくて聞けなかったんだ。」
すると弟が突然そう不破さんに聞いた。疑問に思うのも無理はないだろう。
「いいよ、説明しよう。
アイセンボンタケ城が君たちの住んでる盆地で相手の城を待ち受けるというのは聞いてるね?」
不破さんがそう言うと弟は頷いた。
「つまり、アイセンボンタケ城の見回りからしたら迎え撃つ場所に住んでる人がいなくなるなんて自分たちの情報がどこかから漏れてる…つまり密告者がいるって思うのは当然だろ?」
「なるほど…。」
不破さんが丁寧に説明してくれて弟も納得したようだった。
おそらくその密告者っていうのは三郎さんなんだろうな。
「ちなみにどのくらい移動する予定なんですか?」
「うーん、休みつつの一週間くらいかな…。
とりあえず僕が暮らしている街まで来てもらうつもりだよ。」
一週間か、休みながらならまだ安心。
父と母も幸いにも体は丈夫だ。歳のことを考慮しても何事もなければ大丈夫だろう。
「わかりました、宜しくお願いします。」
「こちらこそ、三郎の話色々聞かせてよ。
僕も随分会ってなかったから、その間のことを是非聞きたいからさ。」
「はい!」
不破さんは想像以上に人当たりがよくて、一緒に旅をするのがこの人でよかった。そう思った。