Act.3
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「なまえちゃん、おはよう。」
「お、おはよう、鉢屋くん」
私は身構えつつも昨日よりはほんのちょこっとだけしっかりと答えた。
そういえば、昨日まで目も合わせてなかったかも。
うん、さすがに失礼だったな。
「!?
どうしたんだ、なまえちゃん!」
そう言って鉢屋くんが私の肩をつかんでくる。
それはもう、嬉しさと驚きに満ちた表情で。
「へ、何が?」
私個人としてはそんな反応をされるなんて予想もできてなかったのでむしろこっちがびっくりだ。
「いつものなまえちゃんなら…「おはよう、鉢屋くん、邪魔。」でこっちも見ないで教室に入っていくのに!」
…。
ごめんなさい、そうだよね、いくら鉢屋くんとはいえ、傷ついてたよね。
「いや、いっつもそっけなかったし悪かったかなってちょっと反省してですね…。」
そう言って私はとてつもなく小さな声で「ごめん」と言った。
すると突然肩を震わせはじめる鉢屋くん。
「なんだ!そんな事気にしなくてよかったのに!
あれはあれでそそられてすごく楽しかったし!」
鼻息荒くしそう言い始めた。
なんなのよ!こいつ!しおりちゃんの話と違うじゃない!
軽く引いてる私をよそに、鉢屋くんの暴走は止まらない。
「うわぁ。でも普段のつんつんもたまらないけど、デレもデレでいいなぁ…。」
「あ、あの、鉢屋くん?」
こわい!こわいよ!しっかりして、鉢屋くん!
「なまえ!」
突然大声で名前を呼ぶ鉢屋くん。
「は、はい!」
とっさに大きな声で返す私。
なんだかとても真剣な表情だ。
「ついでにさ、連絡先、教えてよ。」
「え、別にいいよ?」
むしろ教えてなかったのか…
普通に勘ちゃんに聞いてくれてよかったのに…あれ?昨日までの私だったらそう思ってたのかな…???
「本当か!」
「え、うんいいよ?
あ、今メモに書いて渡すね?」
私はそう言ってメモ帳に連絡先を書いて渡した。
「ありがとう、後でこっちから連絡するな。
じゃあチャイム鳴っちゃうから、また…」
「うん。
ばいばい」
そう言って教室に戻る鉢屋くんの背中はいつになく嬉しげだった。
●to be continued●
「お、おはよう、鉢屋くん」
私は身構えつつも昨日よりはほんのちょこっとだけしっかりと答えた。
そういえば、昨日まで目も合わせてなかったかも。
うん、さすがに失礼だったな。
「!?
どうしたんだ、なまえちゃん!」
そう言って鉢屋くんが私の肩をつかんでくる。
それはもう、嬉しさと驚きに満ちた表情で。
「へ、何が?」
私個人としてはそんな反応をされるなんて予想もできてなかったのでむしろこっちがびっくりだ。
「いつものなまえちゃんなら…「おはよう、鉢屋くん、邪魔。」でこっちも見ないで教室に入っていくのに!」
…。
ごめんなさい、そうだよね、いくら鉢屋くんとはいえ、傷ついてたよね。
「いや、いっつもそっけなかったし悪かったかなってちょっと反省してですね…。」
そう言って私はとてつもなく小さな声で「ごめん」と言った。
すると突然肩を震わせはじめる鉢屋くん。
「なんだ!そんな事気にしなくてよかったのに!
あれはあれでそそられてすごく楽しかったし!」
鼻息荒くしそう言い始めた。
なんなのよ!こいつ!しおりちゃんの話と違うじゃない!
軽く引いてる私をよそに、鉢屋くんの暴走は止まらない。
「うわぁ。でも普段のつんつんもたまらないけど、デレもデレでいいなぁ…。」
「あ、あの、鉢屋くん?」
こわい!こわいよ!しっかりして、鉢屋くん!
「なまえ!」
突然大声で名前を呼ぶ鉢屋くん。
「は、はい!」
とっさに大きな声で返す私。
なんだかとても真剣な表情だ。
「ついでにさ、連絡先、教えてよ。」
「え、別にいいよ?」
むしろ教えてなかったのか…
普通に勘ちゃんに聞いてくれてよかったのに…あれ?昨日までの私だったらそう思ってたのかな…???
「本当か!」
「え、うんいいよ?
あ、今メモに書いて渡すね?」
私はそう言ってメモ帳に連絡先を書いて渡した。
「ありがとう、後でこっちから連絡するな。
じゃあチャイム鳴っちゃうから、また…」
「うん。
ばいばい」
そう言って教室に戻る鉢屋くんの背中はいつになく嬉しげだった。
●to be continued●