Act.10
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ガチャ…
そう音をたてて扉が開く。
そこには例の男の子…
「なまえさん…」
「・・・・」
私は口を縛られて何もしゃべれない。
恐怖で顔も見れなかった…。
「こっち見てよ…、ずっとこうしたかった。」
「・・・・」
こわい…
「あはははは、やっと手に入れたよ?
中学時代から…!長かったなぁ…」
「本当はね、4週間前のあの時に連れ去るつもりだったんだ。
でも、あの男、鉢屋三郎が邪魔してね。
だから、ずっと見張ってたんだ。
君とあいつが離れる隙をね…ふふふ。」
「あいつ、俺のことを調べるために久野高の女にいろいろ聞いてたろ?
あれは本当目障りでしょうがなかった。
あんなの俺から見ればすぐにわかるよ。
だってこんなになまえさんは魅力的で、かわいくて、おいしそうなんだもの。
できれば、この場所を特定される前に本当は移動したいんだけどさ。
お楽しみは我慢できない性格なんだ…。」
そう言って男はにやりと笑う…。
久野高の子って、どういうこと…?
彼女じゃなかった?
じゃあ、私の勘違いで鉢屋くんを無視しちゃったってこと…?
それになんでこいつが鉢屋くんのこと知ってるの…?
「どうして、って顔だね。
いいよ、うふふ、教えてあげる、君はもう、僕から逃げられないからね…。
君は僕とずーっと一緒。」
そして男はぺらぺらと話し始める。
「まず、どうして僕が鉢屋三郎を知ってるか。
これは簡単だね、僕と彼は同じ小学校だったからね、
と言っても、別に話したこともない違うクラスの男子、それくらいの認識だった、
久野高の件はね、僕の幼馴染で、あいつの友人がいるんだあの学校に…。
汚点だったよ、まさか、4週間前のあの日にあの一瞬で顔を見られるなんてね。
それであいつは僕の居場所を突き止めようとした。
そしてそれも時間の問題だった…。
あはは、でもね、君が彼から離れてくれたおかげで、
やっと君が手に入ったよ。」
「・・・・。」
私…なんてことしちゃったんだろう…
あぁ、鉢屋くん、ごめんなさい…ごめんなさい…
「さぁ、ここまで君を愛し、がんばったんだ、
ご褒美を頂戴…?」
そういって男が迫ってくる…
あぁ、だめだ、手も足も微動だにしない。
腰もぬけて、力も出ない。
どうしよう、どうしよう、鉢屋くん…
鉢屋くん…!
私はとっさに目を力強く瞑った。
ドスッ…
でも、いつまでたってもなんの衝撃も来なかった…
それに何か鈍い音も聞こえた…
なんで?
わたしはゆっくりと目を開ける、
「・・・・!」
そこには頭を抱えて倒れた男と鉢屋くんの姿があった。
「よう、随分楽しくやってたみたいだな、」
鉢屋くんは笑っている、けど、完全に怒ってるのがわかる。
「おまえ、なんでここを…!」
「そんなことより、よくもまぁ、こんな遠くまで来やがって、心中でもする気だったのかな?
でも、お前が馬鹿正直でよかったよ。
最悪ながらも、なまえが無事でよかった。
ちょっと失礼。」
そう言うと鉢屋くんは彼を縛り始める。
「やめろ…!」
そう言葉では抵抗するけど、頭の打ちどころが悪かったのか、体は碌に抵抗できていない。
「よし、このままおとなしくしてろよ、」
そういって彼を鉢屋くんはドアにしばりつけた。
そしてこちらに駆け寄ってくる。
私はまだ頭がついてかなくてふわふわしてる。
なんでここに…?
ここがどうしてわかったの…?
私のことなんで助けてくれたの…?
「なまえちゃん、遅くなってごめん。
帰ろう?」
そう言って私の縄をほどいてくれる。
こんなに迷惑かけたのに、まだ一緒にいてくれるの?
勘違いして私が勝手に、一方的に離れていったのに、どうして迎えに来てくれるの?
私、もう鉢屋くんのこと、あきらめられないよ?
私は混乱と安堵からぽろぽろと涙が流れてしまった…。
「帰る…。
鉢屋くん…、ありがとう…。」
私がそう言って鉢屋くんの裾をつかむと鉢屋くんが私の頭をポンポンと撫でて、手をつないで部屋から私を出してくれた。
部屋に出るときに中に向かって何か言っていたが私には聞こえなかった。
そう音をたてて扉が開く。
そこには例の男の子…
「なまえさん…」
「・・・・」
私は口を縛られて何もしゃべれない。
恐怖で顔も見れなかった…。
「こっち見てよ…、ずっとこうしたかった。」
「・・・・」
こわい…
「あはははは、やっと手に入れたよ?
中学時代から…!長かったなぁ…」
「本当はね、4週間前のあの時に連れ去るつもりだったんだ。
でも、あの男、鉢屋三郎が邪魔してね。
だから、ずっと見張ってたんだ。
君とあいつが離れる隙をね…ふふふ。」
「あいつ、俺のことを調べるために久野高の女にいろいろ聞いてたろ?
あれは本当目障りでしょうがなかった。
あんなの俺から見ればすぐにわかるよ。
だってこんなになまえさんは魅力的で、かわいくて、おいしそうなんだもの。
できれば、この場所を特定される前に本当は移動したいんだけどさ。
お楽しみは我慢できない性格なんだ…。」
そう言って男はにやりと笑う…。
久野高の子って、どういうこと…?
彼女じゃなかった?
じゃあ、私の勘違いで鉢屋くんを無視しちゃったってこと…?
それになんでこいつが鉢屋くんのこと知ってるの…?
「どうして、って顔だね。
いいよ、うふふ、教えてあげる、君はもう、僕から逃げられないからね…。
君は僕とずーっと一緒。」
そして男はぺらぺらと話し始める。
「まず、どうして僕が鉢屋三郎を知ってるか。
これは簡単だね、僕と彼は同じ小学校だったからね、
と言っても、別に話したこともない違うクラスの男子、それくらいの認識だった、
久野高の件はね、僕の幼馴染で、あいつの友人がいるんだあの学校に…。
汚点だったよ、まさか、4週間前のあの日にあの一瞬で顔を見られるなんてね。
それであいつは僕の居場所を突き止めようとした。
そしてそれも時間の問題だった…。
あはは、でもね、君が彼から離れてくれたおかげで、
やっと君が手に入ったよ。」
「・・・・。」
私…なんてことしちゃったんだろう…
あぁ、鉢屋くん、ごめんなさい…ごめんなさい…
「さぁ、ここまで君を愛し、がんばったんだ、
ご褒美を頂戴…?」
そういって男が迫ってくる…
あぁ、だめだ、手も足も微動だにしない。
腰もぬけて、力も出ない。
どうしよう、どうしよう、鉢屋くん…
鉢屋くん…!
私はとっさに目を力強く瞑った。
ドスッ…
でも、いつまでたってもなんの衝撃も来なかった…
それに何か鈍い音も聞こえた…
なんで?
わたしはゆっくりと目を開ける、
「・・・・!」
そこには頭を抱えて倒れた男と鉢屋くんの姿があった。
「よう、随分楽しくやってたみたいだな、」
鉢屋くんは笑っている、けど、完全に怒ってるのがわかる。
「おまえ、なんでここを…!」
「そんなことより、よくもまぁ、こんな遠くまで来やがって、心中でもする気だったのかな?
でも、お前が馬鹿正直でよかったよ。
最悪ながらも、なまえが無事でよかった。
ちょっと失礼。」
そう言うと鉢屋くんは彼を縛り始める。
「やめろ…!」
そう言葉では抵抗するけど、頭の打ちどころが悪かったのか、体は碌に抵抗できていない。
「よし、このままおとなしくしてろよ、」
そういって彼を鉢屋くんはドアにしばりつけた。
そしてこちらに駆け寄ってくる。
私はまだ頭がついてかなくてふわふわしてる。
なんでここに…?
ここがどうしてわかったの…?
私のことなんで助けてくれたの…?
「なまえちゃん、遅くなってごめん。
帰ろう?」
そう言って私の縄をほどいてくれる。
こんなに迷惑かけたのに、まだ一緒にいてくれるの?
勘違いして私が勝手に、一方的に離れていったのに、どうして迎えに来てくれるの?
私、もう鉢屋くんのこと、あきらめられないよ?
私は混乱と安堵からぽろぽろと涙が流れてしまった…。
「帰る…。
鉢屋くん…、ありがとう…。」
私がそう言って鉢屋くんの裾をつかむと鉢屋くんが私の頭をポンポンと撫でて、手をつないで部屋から私を出してくれた。
部屋に出るときに中に向かって何か言っていたが私には聞こえなかった。