Act.5
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とりあえず、私と鉢屋くんは近くにある、鉢屋くんの家に移動した。
「いま、両親は海外に行っていていないから、気をつかわずゆっくりしな。」
そう言って鉢屋くんはお茶を入れにキッチンへ行った。
「そこのソファ座りなよ、はい、紅茶ね。」
「あ、ありがとう…。」
私の座ってるソファの目の前に紅茶を置くと、鉢屋くんは私の目の前に座った。
あの時、鉢屋くんは雷蔵くんから委員会が終わったっていう連絡をもらって、やっぱり気になったから私の最寄り駅まで私を迎えに行くつもりだったらしい。
その道中で、私が走ってくるのが見えて、危険を察知して曲がり角の民家の陰に隠れて私が曲がってきたところを狙って私を助けてくれたらしかった。
今考えても、鉢屋くんが来なかったらと思うとぞっとする…。
「ちょっとは落ち着いた?」
「う、うん、ありがとう。」
そう言って私は入れてもらった紅茶に口を付けた。
うん、おいしい。
あのあと、取り乱した私は無我夢中で鉢屋くんに泣きついた。
そこで、鉢屋くんはとりあえずすぐ近くの自分の家に私を連れて行ってくれたのだ。
「あいつ、犯人に心当たりはあるのか?」
鉢屋くんが少し苛立ったような、苦しげな表情で聞いてくる。
「…。
確証はないけど、中学校の時の同級生の男の子で、私に告白してくれた子がいたんだけど、その子かなって。
お断りしてからも高校に上がってからも、連絡あったり、家のポストに手紙入ってたりしたから。」
でも、本当に確証の無い話だ。
手紙の内容もいつもただのラブレターだったし。
「明日からは、必ず一緒に帰ろう。
委員会なら待つから…」
鉢屋くんがそう言ってくれる。
「でも、悪いよ…」
ただでさえ、今回も助けてもらったし。
私が気を付ければいいだけの話だもん。
「いいから。
それくらいさせてくれ…。
何かあったら、私が後悔する。」
そう言う鉢屋くんの顔はいたく真剣で、私の心には今までと違う気持ちが芽生えはじめた。
ドキドキする…
あぁ、私、鉢屋くんのこと、好きになっちゃった…。
●to be continued●
「いま、両親は海外に行っていていないから、気をつかわずゆっくりしな。」
そう言って鉢屋くんはお茶を入れにキッチンへ行った。
「そこのソファ座りなよ、はい、紅茶ね。」
「あ、ありがとう…。」
私の座ってるソファの目の前に紅茶を置くと、鉢屋くんは私の目の前に座った。
あの時、鉢屋くんは雷蔵くんから委員会が終わったっていう連絡をもらって、やっぱり気になったから私の最寄り駅まで私を迎えに行くつもりだったらしい。
その道中で、私が走ってくるのが見えて、危険を察知して曲がり角の民家の陰に隠れて私が曲がってきたところを狙って私を助けてくれたらしかった。
今考えても、鉢屋くんが来なかったらと思うとぞっとする…。
「ちょっとは落ち着いた?」
「う、うん、ありがとう。」
そう言って私は入れてもらった紅茶に口を付けた。
うん、おいしい。
あのあと、取り乱した私は無我夢中で鉢屋くんに泣きついた。
そこで、鉢屋くんはとりあえずすぐ近くの自分の家に私を連れて行ってくれたのだ。
「あいつ、犯人に心当たりはあるのか?」
鉢屋くんが少し苛立ったような、苦しげな表情で聞いてくる。
「…。
確証はないけど、中学校の時の同級生の男の子で、私に告白してくれた子がいたんだけど、その子かなって。
お断りしてからも高校に上がってからも、連絡あったり、家のポストに手紙入ってたりしたから。」
でも、本当に確証の無い話だ。
手紙の内容もいつもただのラブレターだったし。
「明日からは、必ず一緒に帰ろう。
委員会なら待つから…」
鉢屋くんがそう言ってくれる。
「でも、悪いよ…」
ただでさえ、今回も助けてもらったし。
私が気を付ければいいだけの話だもん。
「いいから。
それくらいさせてくれ…。
何かあったら、私が後悔する。」
そう言う鉢屋くんの顔はいたく真剣で、私の心には今までと違う気持ちが芽生えはじめた。
ドキドキする…
あぁ、私、鉢屋くんのこと、好きになっちゃった…。
●to be continued●