皆さんこんにちは、不破雷蔵です。

本日は金曜日、11時50分でございます。
今日は僕の大学とかについてお話ししたいと思います。

「おはよう、雷蔵。」


こいつは僕の高校時代からの友達の鉢屋三郎。
同じ大学の法学部生で、すごく頭がいい優等生。
顔が僕にそっくりで、高校の時に初めて会ったときは本当に驚いた。
高校の入学式の時に「双子がいる！」って騒ぎになったくらいだ。ちなみに血のつながりは全くない。
今では一番の友達だ。


「おはよう、三郎。
ほかのみんなは？」


そう、僕にはほかに特に仲がいい友達が3人ほどいる。


「えーっと、勘ちゃんと兵助はまだ授業中で、ハチは今頃馬に餌でもやってるんじゃないか？」

「そっか、まだそんな時間か！」

うん、時刻は11時55分、授業終了まであと15分ほどある。その後で約1時間のお昼休みだ。

「そしたら先に大川室行ってようぜー」

「うん、そうだね」

さて、ここでうちの大学について説明しようと思う。
正式名称は大川学園大学。
全校生徒は約1万人で、付属の中高が３校ある。
僕や友人たちもそこの１つの高校出身だ。
この学園は古い。前身の塾を含めたら１５０年以上の歴史があるらしい。
そして、歴史の専門分野、特に室町史に特化していることで有名だ。

僕と三郎と友人はそんな中で、大川学園研究会という自分の学校について学ぶっていうよくわかんない研究会に入ってる。っていうかメンバーは僕らだけなんだけどさ。
大川学園歴史棟内研究会専用教室。なんてものまで存在してる。そしてそこを良いように乱用してるんだ。
略して大川室。めんどくさい時は部屋ってだけでも通じるレベルの使用度だ。

ソファに冷蔵庫に冷暖房完備の最高空間で、僕と三郎はリラックスし始めた。