第八話
夢小説設定
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「らいぞ~
みずありがと~」
そう言って水を飲むといくらか落ち着いたのか、今日の話を改めてぽつりぽつりと話し始めた。
「今日、連絡しないでごめんなさい。
しなきゃって思ってたんだけどね、会社のこと考えたら嫌になっちゃったの…。本当に心配かけてごめん。
会社はね、実は入社してしばらくしてから上司の女の人にいじめ?みたいなのにあってて、いろんな失敗を押し付けられててね、そのミスが多すぎて今回こういうことになったの。
本当は言わなきゃってわかってるんだけどね、自分の八方美人のせいで言えなくて、ここまできちゃって、悔しくて…」
そう言うとなまえちゃんが泣き始める。
相当、溜まってたんだな。
なんで一緒に住んでて気づいてあげられなかったんだろう。
「利吉はね、それなら自分と結婚して会社辞めてって言ってくれたの。
いけないってわかってる。
利吉と私じゃ幸せになれない。
だって私は彼の前では本当の自分でいられないもの。
私は彼を心底から絶対に好きになれない、愛せない。
でも、それでも・・・。」
「なまえちゃん!」
僕はそう言ってなまえちゃんを強く抱きしめた。
「わかってる、ほんとの自分を出さない私がいけないって。
本当の自分を出さないくせにそうじゃない自分しか愛してくれない人に心を預けない自分は一生誰からも愛されないって…。
それなら、偽の私でもここまで愛してくれる利吉なら・・・」
僕は抱きしめる力を強める。
「それ以上言ったら、怒るよ?」
「雷蔵?」
「じゃあ、僕の気持ちは?
僕の気持ちはどうなるの?」
「?」
僕は自分の口から気持ちが飛び出していくのを抑えきれなかった。
「僕は、だらしなくて、適当で、何でもできる癖に、自信がなくて、コンプレックスでいっぱいの、酒飲みで、おっさんくさい、そんななまえちゃんが好きなのに…!」
「へ?」
そこにはぽかんとした顔の彼女がいた。
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みずありがと~」
そう言って水を飲むといくらか落ち着いたのか、今日の話を改めてぽつりぽつりと話し始めた。
「今日、連絡しないでごめんなさい。
しなきゃって思ってたんだけどね、会社のこと考えたら嫌になっちゃったの…。本当に心配かけてごめん。
会社はね、実は入社してしばらくしてから上司の女の人にいじめ?みたいなのにあってて、いろんな失敗を押し付けられててね、そのミスが多すぎて今回こういうことになったの。
本当は言わなきゃってわかってるんだけどね、自分の八方美人のせいで言えなくて、ここまできちゃって、悔しくて…」
そう言うとなまえちゃんが泣き始める。
相当、溜まってたんだな。
なんで一緒に住んでて気づいてあげられなかったんだろう。
「利吉はね、それなら自分と結婚して会社辞めてって言ってくれたの。
いけないってわかってる。
利吉と私じゃ幸せになれない。
だって私は彼の前では本当の自分でいられないもの。
私は彼を心底から絶対に好きになれない、愛せない。
でも、それでも・・・。」
「なまえちゃん!」
僕はそう言ってなまえちゃんを強く抱きしめた。
「わかってる、ほんとの自分を出さない私がいけないって。
本当の自分を出さないくせにそうじゃない自分しか愛してくれない人に心を預けない自分は一生誰からも愛されないって…。
それなら、偽の私でもここまで愛してくれる利吉なら・・・」
僕は抱きしめる力を強める。
「それ以上言ったら、怒るよ?」
「雷蔵?」
「じゃあ、僕の気持ちは?
僕の気持ちはどうなるの?」
「?」
僕は自分の口から気持ちが飛び出していくのを抑えきれなかった。
「僕は、だらしなくて、適当で、何でもできる癖に、自信がなくて、コンプレックスでいっぱいの、酒飲みで、おっさんくさい、そんななまえちゃんが好きなのに…!」
「へ?」
そこにはぽかんとした顔の彼女がいた。
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