「みょうじ…、またこんな簡単なミスか、あんなに難しい仕事こなすのになんでこんな簡単なことができないんだ？
わかるだろ、こっちもお前には期待してるんだ。
もっと慎重に仕事に取り組め。」


「はい…すみません。」




私はそう言って頭を下げた…。


………。

あーーーー！はらたつーーー！
私じゃない！そこ私そんなボケた間違いかたしてないから！！
あほか！！普通に考えろよ！！！なんで方程式解ける奴が足し算毎回間違えるんだよ！！！そういうレベルの話だからこれ！！！
あ、クソお局ばばあ！！ニヤニヤしやがってーーーーー！！！


はい、みなさんこんにちは、なまえです。
本日も仕事に関しては荒れ模様のなまえです。
あー、はらたつ。

まじもうほんとうになにこれ。なにしたいのあのひと。会社の足引っ張らないで欲しいし、私に引っ張らせないで…。


なにはともあれ、私は期待の新人というポジションでこの会社に入社したらしい。
最初の頃は良かった、お局もまだ入ったばかりで人の見分け着いてなかったし、仕事を覚えればあとは少し頭を使いながら働くのはそこまで億劫ではなかったし。
思ったより仕事は向いてたらしくてみるみる間に私は会社で期待のホープになった。
するとお局は若い私に目をつけたのだ。
白雪姫的なね。うん、そんな美しくないですごめんなさい。

つまりは、気に食わないのだ。
気に食わないから手を出す感じはとてつもなく気に食わないが、上司相手にそんなこと言えるわけもなく。
私は毎日我慢我慢我慢我慢。


うん、今晩は一人で飲みに行こう。