つまんない。
あー、つまんないつまんない。

「さぁ、ここが作法委員会の風紀室だ！
とりあえずそこにかけてくれ！」

なんか知らないけど立花先輩はここに来る途中でなまえをいたく気に入り、今では見学というよりお・も・て・な・しだ。

なまえも甘やかしてくれる立花先輩になついてて、なんかわかんないけどウキウキしちゃってるし。


つまんない。




「はじめまして！中等部作法部の3年、浦風藤内です。」

「1年の笹山兵太夫でーす。」

「同じくの1年の黒門伝七です！」


「かーわーいーいーーーーーー！」

そう言って後輩に抱き付くなまえ。
後輩たちも今までにないタイプのしかも女の先輩が委員会に入ったことに対し満更じゃないくらい嬉しそうだし。

運動ずっとやってただけあってなまえ後輩を甘やかすスタンスが強い。


本当につまんない。


今もなまえはソファに腰かけ両隣に伝七と藤内、膝の上には兵太夫で和気あいあいと委員会の話を聞いている。







あーーーーーーつまんない。