残念ガールと新学期2
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「でかしたぞ!喜八郎!」
そう言って入ってきたのは髪がきれいな切れ長の瞳の美人さん。
っていうか、すっごい色白い…
「肌白すぎだろ…」
もはや真っ白。不健康なくらいの白さだ…
「ん?
失礼な奴だな、こういう体質だ。
私は風紀作法委員会の委員長、立花仙蔵だ。」
「あ、どうも、よろしくお願いします。」
私はそう言って頭を下げた。
宝塚みたいな人だな…なんか…、
「おい!仙蔵!お前卑怯だぞ!
同室の綾部をつかうなんて!」
すると今度はなんか釣り目のイケメンが現れた。
そしてなんか知らないけど立花先輩にやっかんでる。
「何が卑怯だ、留三郎?
使えるものは使う、だろ?」
「…っ!くそ!」
留三郎と呼ばれた人はそう言って悔しそうな顔をしながら帰って行った。
「彼は食満留三郎、整美委員会委員長だね。
整美委員会はいま上級生不足の委員会のひとつだからねー」
「うわあ!びっくりした!」
知らない間に隣の席に座ってたイケメンがそう説明してくれる。
いつの間に座ったんだこの人…
「はじめまして、僕は保健委員会の委員長、善法寺伊作。
まぁ、保健委員会も上級生不足に変わりはないんだけぶふぉ!」
善法寺先輩が言い終わる前に彼の顔には突如吹っ飛んできたバレーボールが食い込んだ…。
なんでバレーボール?
するとまたしても入口からガタガタ!と音を立てて誰かが入ってくる。
「滝夜叉丸!
新入生を作法に奪われるとは何事だ!
お前も同室だろう!」
そこには眉毛が立派な野生児が…
なんかすごい暴君だなこの人。
「いたたたたたた…
あの人は七松小平太…、滝夜叉丸の所属している体育委員会の委員長だね。」
バレーボールを顔からはがした善法寺先輩が説明してくれる。
ちなみに鼻から血が出てる…。
「大丈夫ですか?」
「慣れてるからね…。」
そう言いがら彼は器用に手持ちのティッシュを綺麗に巻いて鼻の穴に入れた…。
そういえば、さっき滝夜叉丸が不運委員会って言ってたな…こういうことか…うん、絶対入らないでおこう。
私は善法寺先輩から七松先輩と滝のほうに視線を移した。
「すみません、七松先輩…。」
滝は恐る恐るという感じで謝る。
いつものあの感じはなく、完全に七松先輩に押されてる。最高学年すげえ…
「うむ、しょうがないから、今日は隣町まで走り込みに行くぞ!」
「は、はい~」
そう言って滝は残ってたご飯を口にかきこんで、二人は出ていった…。
隣町って…
「ここ人里離れた山の上ですよね…遠くないですか?」
「まぁ、片道でフルマラソンくらいはあるんじゃないかな…。」
しかも、超山道…。
うん、体育委員会もないな。
なんでこうもこの学園の生徒は顔はいいのにキャラが濃いのが多いんだろう…。
入学してからろくな人間にあってないんだけど…。
がたっ
さっきまで黙って座ってた立花先輩が立ち上がった。
そして私と綾部を見ながら口を開いた。
「よし、それでは我々も委員会に行こうか。
ついてこい、綾部、なまえ。
じゃあな、伊作。」
「うん、ばいばーい。」
特に拒否する理由もない私はそういわれて素直に立ち上がって先輩についていった。
そうして私は善法寺先輩と、できるだけ関わらないようにひっそり味噌汁を飲んでた田村を残して作法委員会に向かった…。
田村、私はおまえはかしこいと思うよ。
…to be continued
-------------------
※補足
整美委員会=用具委員会
広報委員会=火薬委員会
生徒会=会計委員会
となっております。
そう言って入ってきたのは髪がきれいな切れ長の瞳の美人さん。
っていうか、すっごい色白い…
「肌白すぎだろ…」
もはや真っ白。不健康なくらいの白さだ…
「ん?
失礼な奴だな、こういう体質だ。
私は風紀作法委員会の委員長、立花仙蔵だ。」
「あ、どうも、よろしくお願いします。」
私はそう言って頭を下げた。
宝塚みたいな人だな…なんか…、
「おい!仙蔵!お前卑怯だぞ!
同室の綾部をつかうなんて!」
すると今度はなんか釣り目のイケメンが現れた。
そしてなんか知らないけど立花先輩にやっかんでる。
「何が卑怯だ、留三郎?
使えるものは使う、だろ?」
「…っ!くそ!」
留三郎と呼ばれた人はそう言って悔しそうな顔をしながら帰って行った。
「彼は食満留三郎、整美委員会委員長だね。
整美委員会はいま上級生不足の委員会のひとつだからねー」
「うわあ!びっくりした!」
知らない間に隣の席に座ってたイケメンがそう説明してくれる。
いつの間に座ったんだこの人…
「はじめまして、僕は保健委員会の委員長、善法寺伊作。
まぁ、保健委員会も上級生不足に変わりはないんだけぶふぉ!」
善法寺先輩が言い終わる前に彼の顔には突如吹っ飛んできたバレーボールが食い込んだ…。
なんでバレーボール?
するとまたしても入口からガタガタ!と音を立てて誰かが入ってくる。
「滝夜叉丸!
新入生を作法に奪われるとは何事だ!
お前も同室だろう!」
そこには眉毛が立派な野生児が…
なんかすごい暴君だなこの人。
「いたたたたたた…
あの人は七松小平太…、滝夜叉丸の所属している体育委員会の委員長だね。」
バレーボールを顔からはがした善法寺先輩が説明してくれる。
ちなみに鼻から血が出てる…。
「大丈夫ですか?」
「慣れてるからね…。」
そう言いがら彼は器用に手持ちのティッシュを綺麗に巻いて鼻の穴に入れた…。
そういえば、さっき滝夜叉丸が不運委員会って言ってたな…こういうことか…うん、絶対入らないでおこう。
私は善法寺先輩から七松先輩と滝のほうに視線を移した。
「すみません、七松先輩…。」
滝は恐る恐るという感じで謝る。
いつものあの感じはなく、完全に七松先輩に押されてる。最高学年すげえ…
「うむ、しょうがないから、今日は隣町まで走り込みに行くぞ!」
「は、はい~」
そう言って滝は残ってたご飯を口にかきこんで、二人は出ていった…。
隣町って…
「ここ人里離れた山の上ですよね…遠くないですか?」
「まぁ、片道でフルマラソンくらいはあるんじゃないかな…。」
しかも、超山道…。
うん、体育委員会もないな。
なんでこうもこの学園の生徒は顔はいいのにキャラが濃いのが多いんだろう…。
入学してからろくな人間にあってないんだけど…。
がたっ
さっきまで黙って座ってた立花先輩が立ち上がった。
そして私と綾部を見ながら口を開いた。
「よし、それでは我々も委員会に行こうか。
ついてこい、綾部、なまえ。
じゃあな、伊作。」
「うん、ばいばーい。」
特に拒否する理由もない私はそういわれて素直に立ち上がって先輩についていった。
そうして私は善法寺先輩と、できるだけ関わらないようにひっそり味噌汁を飲んでた田村を残して作法委員会に向かった…。
田村、私はおまえはかしこいと思うよ。
…to be continued
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※補足
整美委員会=用具委員会
広報委員会=火薬委員会
生徒会=会計委員会
となっております。