「あーーーー！きもちーーー！」

朝風呂ほど気持ちい瞬間なんかあるだろうか、いやない。

やっぱり朝はこうじゃないと、

「ふんふんふふふんふーん」

私は鼻歌を歌いながら気持ちよく体の汗を流した。

汗を流すのが目的だった私はさらっと洗い流して脱衣所に行こうと風呂場のドアを開け…

”がら””がちゃ”

”がら！！！！”

閉めた。

うん、まあ、勘のいい人だったらわかるよね？
そこにはキョトンとかわいらしい顔をした綾部喜八郎がいた。


「きはちろおおおおおおおおおおお！！！」
「あやべえええええええええええええええええええええええええええ！」

私と滝の絶叫が響き渡る中、綾部はマイペースに一言…

「おやまあ、なまえって意外と胸あるんだね…」

「そういうことじゃなああああああああい！」

私の絶叫と同時に滝が綾部を脱衣所から引きずり出してくれたようだった…。
頼むからもう少し早く気付いてくれよ、たっきー。