第一話 それは在りし日のせいで
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そして今日が、大川学園高等学校の入学式です。ドキドキと高鳴る胸。真新しい制服の袖に腕を通すと益々高揚感が増します。
「お母さん行ってきます。」
私は笑顔で家を飛び出しました。こんな笑顔で通学するのなんて何年ぶりでしょうか。
見送るお母さんも「高校生活うんと楽しむのよ」って、素敵な笑顔です。お母さんは変態ですが、そこを除けば本当に優しくてしっかり者の素敵なお母さんです。娘の私が中学時代にあまり学校に嬉しそうに行かない事もとても心配してくれていました。事情を話すわけにはいかなかったのでかわすことしかできませんでしたが。
そんな母を安心させるためにも、高校生活では今までできなかったことを沢山したいです!
中学時代は能力のせいで、クラスの子や先生とあまりうまく話せずにいました。能力がばれるのも怖いし、相手の性癖に触れないように細心の注意を払ってるうちに無口なキャラになってしまいました。
私だって人並みにお友達と放課後遊んだり、恋愛の話もしてみたいし、担任の先生と仲よくしたりだってしたいんです。す、好きな人だって…。
あの下を向き続けた中学生活もこれでおしまい。今日から花の高校生活です!
(…これで本当におしまいなんだよね?)
私の心に小さな不安が不意に押し寄せます。
いやいやいやいや。紳士淑女の教育を謳う学園にわざわざ通う変態さんがいますか?いませんよね?
私がもし変態さんなら絶対にもっとお仲間がいそうな場所に行きますから。きっと大丈夫。
「お母さん行ってきます。」
私は笑顔で家を飛び出しました。こんな笑顔で通学するのなんて何年ぶりでしょうか。
見送るお母さんも「高校生活うんと楽しむのよ」って、素敵な笑顔です。お母さんは変態ですが、そこを除けば本当に優しくてしっかり者の素敵なお母さんです。娘の私が中学時代にあまり学校に嬉しそうに行かない事もとても心配してくれていました。事情を話すわけにはいかなかったのでかわすことしかできませんでしたが。
そんな母を安心させるためにも、高校生活では今までできなかったことを沢山したいです!
中学時代は能力のせいで、クラスの子や先生とあまりうまく話せずにいました。能力がばれるのも怖いし、相手の性癖に触れないように細心の注意を払ってるうちに無口なキャラになってしまいました。
私だって人並みにお友達と放課後遊んだり、恋愛の話もしてみたいし、担任の先生と仲よくしたりだってしたいんです。す、好きな人だって…。
あの下を向き続けた中学生活もこれでおしまい。今日から花の高校生活です!
(…これで本当におしまいなんだよね?)
私の心に小さな不安が不意に押し寄せます。
いやいやいやいや。紳士淑女の教育を謳う学園にわざわざ通う変態さんがいますか?いませんよね?
私がもし変態さんなら絶対にもっとお仲間がいそうな場所に行きますから。きっと大丈夫。