第一話 それは在りし日のせいで
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例えば、小学校の先生の頬には"人妻ラブ"とか、コンビニの店員さんの頬には"踏んで♡"とか、駅員さんの頬で"盗撮魔"を見つけたときは背筋が凍る思いでした…。
変態ってこんなに普通の顔をして生きてるんだって。
とにかく、私は人の異常性癖、願望が頬に文字となって現れる奇妙な能力を持ってしまいました。
ちなみにこの能力を持って得したことは特にないです。あえて言うなら怖い人とは関わらないでおこうって思えるくらいのもので。むしろ、知りたくない赤の他人の性癖を知るのはとてつもなくストレスが溜まります。中学の担任の頬に"ミニスカフェチ"って書いてあったせいで私は常にスカートはヒザ下だったし、体育の授業も先生の頬に"うなじ舐めたい"って書いてあったせいで私は髪の毛を結ぶのが嫌でずっとボブのショートカットでした。
変態さんがいない。いや、そこまでは望みません。少ない学校にせめて行きたい…。
だから、私は春から通う高校に"大川学園高等学校"を選びました。
そこは私立の由緒正しい歴史のある学園で、紳士淑女を育てるという校訓が何よりも決め手になったのは言うまでもありません。
(大川学園ならきっと、そんな変態さんはいないはず!)
私は新しい生活に心躍らされていました。あの日から四年間、よく耐えたぞ、わたし!これでしばらくはセーフティで楽しい学生生活が送れるんだ!もうすれ違いざまに人の顔を見るたびに、"見なきゃよかった…"なんて思わずに済むんだ!
私は心を震わせました。大川学園高等学校に行くために、人並み以上にこの一年と少し勉強もがんばりました。それはもう塾の先生も引くほどでした。
変態ってこんなに普通の顔をして生きてるんだって。
とにかく、私は人の異常性癖、願望が頬に文字となって現れる奇妙な能力を持ってしまいました。
ちなみにこの能力を持って得したことは特にないです。あえて言うなら怖い人とは関わらないでおこうって思えるくらいのもので。むしろ、知りたくない赤の他人の性癖を知るのはとてつもなくストレスが溜まります。中学の担任の頬に"ミニスカフェチ"って書いてあったせいで私は常にスカートはヒザ下だったし、体育の授業も先生の頬に"うなじ舐めたい"って書いてあったせいで私は髪の毛を結ぶのが嫌でずっとボブのショートカットでした。
変態さんがいない。いや、そこまでは望みません。少ない学校にせめて行きたい…。
だから、私は春から通う高校に"大川学園高等学校"を選びました。
そこは私立の由緒正しい歴史のある学園で、紳士淑女を育てるという校訓が何よりも決め手になったのは言うまでもありません。
(大川学園ならきっと、そんな変態さんはいないはず!)
私は新しい生活に心躍らされていました。あの日から四年間、よく耐えたぞ、わたし!これでしばらくはセーフティで楽しい学生生活が送れるんだ!もうすれ違いざまに人の顔を見るたびに、"見なきゃよかった…"なんて思わずに済むんだ!
私は心を震わせました。大川学園高等学校に行くために、人並み以上にこの一年と少し勉強もがんばりました。それはもう塾の先生も引くほどでした。