第二話 願いは叶わないもので
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コンコンッ
ガラ…
(露出願望)
私はその文字に思わず釘付けになりました。
「一年一組、平滝夜叉丸です。
みょうじさんを迎えに来ました。」
顔に(露出願望)の文字を浮かべて平滝夜叉丸と名乗ったその男の子はキリッとした太眉に切れ長な大きな瞳が印象的。
露出願望…おそらく言葉のままの性癖でしょう。
この学園に来てからまだ顔に文字がない人に会えていないです…。
どうしましょう…もし本当に”まとも”なのが私だけだったら…。
「あ、ありがとうございます。
私がみょうじです。」
私はそう言ってかけていた椅子から立ち上がると、平君は「はじめまして、急ぎだから早く行こう」と私に告げた。
「お世話になりました。」
「いえいえ、入学式間に合ってよかったよ
保健委員はいつだって君を歓迎するよ~」
「勧誘するなよ…
お大事にな」
軽い調子で言う善法寺先輩と食満先輩に一礼して私は保健室を後にした。
保健委員には入らないようにしましょう。
人気のない廊下を私と平君の足音だけが響く。
本来2、3年生は今日はお休みなので学校にそもそも人があまりないようです。
「君、さっき私の顔をじっと見ていただろう?」
唐突に平君がそう聞いてきて私の胸はドキリと跳ねました。
「あの、えっと…」
バレてる?
まさか性癖が見えてることも…?
「私の顔は美しい。思わず見とれてしまうのも致し方ないから、いつでもゆっくり見てくれて構わないからな」
私の心配をよそに平君はそう告げた。
なんだ、おめでたいだけでしたか。
私は胸をなでおろした。
露出願望のナルシスト…なかなかパンチが効いています。
ガラ…
(露出願望)
私はその文字に思わず釘付けになりました。
「一年一組、平滝夜叉丸です。
みょうじさんを迎えに来ました。」
顔に(露出願望)の文字を浮かべて平滝夜叉丸と名乗ったその男の子はキリッとした太眉に切れ長な大きな瞳が印象的。
露出願望…おそらく言葉のままの性癖でしょう。
この学園に来てからまだ顔に文字がない人に会えていないです…。
どうしましょう…もし本当に”まとも”なのが私だけだったら…。
「あ、ありがとうございます。
私がみょうじです。」
私はそう言ってかけていた椅子から立ち上がると、平君は「はじめまして、急ぎだから早く行こう」と私に告げた。
「お世話になりました。」
「いえいえ、入学式間に合ってよかったよ
保健委員はいつだって君を歓迎するよ~」
「勧誘するなよ…
お大事にな」
軽い調子で言う善法寺先輩と食満先輩に一礼して私は保健室を後にした。
保健委員には入らないようにしましょう。
人気のない廊下を私と平君の足音だけが響く。
本来2、3年生は今日はお休みなので学校にそもそも人があまりないようです。
「君、さっき私の顔をじっと見ていただろう?」
唐突に平君がそう聞いてきて私の胸はドキリと跳ねました。
「あの、えっと…」
バレてる?
まさか性癖が見えてることも…?
「私の顔は美しい。思わず見とれてしまうのも致し方ないから、いつでもゆっくり見てくれて構わないからな」
私の心配をよそに平君はそう告げた。
なんだ、おめでたいだけでしたか。
私は胸をなでおろした。
露出願望のナルシスト…なかなかパンチが効いています。