第一話 それは在りし日のせいで
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小学生も終わりの頃、お父さんとお母さんの部屋からおもちゃを見つけてしまいました。でもそれが子供が遊ぶようなものじゃないのは幼い私でもわかりました。俗に言う、大人のおもちゃってやつです。しかもただの大人のおもちゃじゃなくてムチや蝋燭に手錠に縄までありました…。
(うちのお父さんとお母さんって…、変態?)
それから私の父母を見る目は完全に変わってしまったのでした…。
ここで私の両親について少しお話ししたいです。私のお母さんは一言で言うと、絵に描いたような色っぽい人です。艶やかな黒髪に伏し目がちなタレ目で泣きぼくろに分厚い唇はまさにみんなが思い描くセクシーな"オトナの女"。家庭訪問に来た男の先生は大抵鼻の下を伸ばして顔を赤くしてお母さんと話します。
そして父は、穏やかでおっとりした真面目な会社員。お酒を飲んで帰ってくることも少なく、父の遊びといえば基本的に家族サービスと、たまのテニスくらい。まさか父がドMだったなんて…。私は穏やかな父の顔を見るたびに物悲しい気持ちにりました。
ある日の晩に、私は一番星にお願いをしました。
「わかっていたら、父と母が変態だってわかっていたら両親の部屋の探索なんてしなかったのに…。!事前にわかってさえいれば!
神様のバカーー!」
お願いと言っていいのかは、少し怪しかったけど。
そしてその次の日のことでした。
「あら、おはよう、なまえちゃん。」
朝起きて階段を降りて、いつも通り朝ごはんを食べにリビングに行くと、そこにはいつも通りご飯を食べている父と私や弟と妹の分の朝ごはんを用意しているお母さんがいました。
いつもと唯一違ったのは、母の頬には大きく"ドエム"と書かれていることでした。
(あのお母さんが、ドエム…?)
(うちのお父さんとお母さんって…、変態?)
それから私の父母を見る目は完全に変わってしまったのでした…。
ここで私の両親について少しお話ししたいです。私のお母さんは一言で言うと、絵に描いたような色っぽい人です。艶やかな黒髪に伏し目がちなタレ目で泣きぼくろに分厚い唇はまさにみんなが思い描くセクシーな"オトナの女"。家庭訪問に来た男の先生は大抵鼻の下を伸ばして顔を赤くしてお母さんと話します。
そして父は、穏やかでおっとりした真面目な会社員。お酒を飲んで帰ってくることも少なく、父の遊びといえば基本的に家族サービスと、たまのテニスくらい。まさか父がドMだったなんて…。私は穏やかな父の顔を見るたびに物悲しい気持ちにりました。
ある日の晩に、私は一番星にお願いをしました。
「わかっていたら、父と母が変態だってわかっていたら両親の部屋の探索なんてしなかったのに…。!事前にわかってさえいれば!
神様のバカーー!」
お願いと言っていいのかは、少し怪しかったけど。
そしてその次の日のことでした。
「あら、おはよう、なまえちゃん。」
朝起きて階段を降りて、いつも通り朝ごはんを食べにリビングに行くと、そこにはいつも通りご飯を食べている父と私や弟と妹の分の朝ごはんを用意しているお母さんがいました。
いつもと唯一違ったのは、母の頬には大きく"ドエム"と書かれていることでした。
(あのお母さんが、ドエム…?)