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閑話怪談レポート

 大学から駅に向かう間にある空き地に晴れでも雨でも関係なく傘をさしている顔の見えない女が立っているというのは大学でも有名な話だし俺もときたまそれを見るものの顔があるのかないのか生きてるか死んでるかも何も誰も分からないのだが、今日驟雨の中を濡れながら歩いているとそれの土気色の手に傘を差し出されたので腐臭のする中を覗き見るべきか好奇心と警戒心が拮抗している。
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