雷の音はキスの音
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その日の天気は大荒れだった
強い雨が窓を叩きつけ、時折激しい雷が落ちる。
ふと時計を見ると16時過ぎ。
確か今日は16時に朱鳥が来る予定だ
きっちりと約束を守る朱鳥が時間を過ぎても来ない。
スマホを確認するが連絡も無い。
特別な用事ではないのだが、どうしたのか気になり、朱鳥の部屋へと向かう
部屋の前に着きドアをノックする、が、反応が無い。
気配はするので部屋には居るはずだが。
「朱鳥?」
外はゴロゴロと不穏な音が鳴っている
そっとドアを開け声をかける
「朱鳥?居るのか?」
部屋は真っ暗で静かだ。
一瞬、部屋が光り、激しい雷鳴が轟く
ガタンっ
部屋の隅から音がする
そちらを見ると、布団の塊が
そっと近づいて声をかけ、布団をめくる
「朱鳥」
布団の塊の中には身を縮め耳を塞ぎ震えている朱鳥の姿が
布団がめくれた事でようやく気づいたのか、朱鳥のきつく瞑られた目が俺を見る
「め、ぐみ…?」
「オマエ、雷が怖いのか」
「そっ。そんな事っ…」
声に被さる様に一際大きな雷鳴が部屋を震わす
「っーー!!」
ギュッと身を縮め強く耳と目を塞ぐ
頭を撫でるように髪を漉く
痛い事も怖い事もこうやって今まで一人で耐えてきたんだろう。
耳を塞ぐ手に自分の手を重ねる
「めぐみ?」
そっと耳から手を離さして、俺の首に巻き付かせる
「あっ…」
不安気な声が漏れる
離した朱鳥の手の代わりに俺の手で頬を包むように朱鳥の耳を塞ぐ
薄開かれた唇に唇を重ねる
今は俺だけを感じていればいい。
強い雨が窓を叩きつけ、時折激しい雷が落ちる。
ふと時計を見ると16時過ぎ。
確か今日は16時に朱鳥が来る予定だ
きっちりと約束を守る朱鳥が時間を過ぎても来ない。
スマホを確認するが連絡も無い。
特別な用事ではないのだが、どうしたのか気になり、朱鳥の部屋へと向かう
部屋の前に着きドアをノックする、が、反応が無い。
気配はするので部屋には居るはずだが。
「朱鳥?」
外はゴロゴロと不穏な音が鳴っている
そっとドアを開け声をかける
「朱鳥?居るのか?」
部屋は真っ暗で静かだ。
一瞬、部屋が光り、激しい雷鳴が轟く
ガタンっ
部屋の隅から音がする
そちらを見ると、布団の塊が
そっと近づいて声をかけ、布団をめくる
「朱鳥」
布団の塊の中には身を縮め耳を塞ぎ震えている朱鳥の姿が
布団がめくれた事でようやく気づいたのか、朱鳥のきつく瞑られた目が俺を見る
「め、ぐみ…?」
「オマエ、雷が怖いのか」
「そっ。そんな事っ…」
声に被さる様に一際大きな雷鳴が部屋を震わす
「っーー!!」
ギュッと身を縮め強く耳と目を塞ぐ
頭を撫でるように髪を漉く
痛い事も怖い事もこうやって今まで一人で耐えてきたんだろう。
耳を塞ぐ手に自分の手を重ねる
「めぐみ?」
そっと耳から手を離さして、俺の首に巻き付かせる
「あっ…」
不安気な声が漏れる
離した朱鳥の手の代わりに俺の手で頬を包むように朱鳥の耳を塞ぐ
薄開かれた唇に唇を重ねる
今は俺だけを感じていればいい。