笑顔
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その日は俺の部屋で朱鳥と過ごしていた。
と言っても、何をするでもなくのんびりと同じ時間を共有していた。
本のページは終盤もう少しで読み終わる。
簪の手入れを終わらした朱鳥が俺の傍に寄ってきて、コテンと頭を預けて上目遣いでこちらを見てくる。
こういう時はだいたい構って欲しい時だ。
朱鳥は甘えん坊だ。
まぁそこもいい所だが。
そんな朱鳥を少しいじめたくなる。
「今、いい所だから」
嘘。本当はとっくに読み終わっている。
朱鳥は耳が垂れた犬の様な表情になる。
すぐにでも、構ってキスをしたくなるけど、拗ねた朱鳥が可愛くて仕方ない。
潤んだ瞳で、上目遣いで。
こっちは我慢するのが大変だなんて考えている事を朱鳥は知らないだろうけど
鈍感な煽り上手だ
しばらく横目で朱鳥を見ながら本を読む振りをしていると、ふいっと顔を背けて隣を離れベットに移動する。
拗ねたな
「拗ねてんのか」
「拗ねてないもん」
そう言って頬を膨らませる
そんな事しても可愛いだけだ
可愛らしく拗ねられるのを見て、我慢の限界が来た
腰を上げ、背後から朱鳥を抱きしめる
「わっ」
「悪りぃ。そんな拗ねるな」
「…拗ねてないもん…」
耳が赤い
「これで機嫌直せ」
そう言って朱鳥の目の前に卵型のビンをかざす
「えっ…?まさかっ…」
「食べたかったんだろ」
ある有名店の週末に数量限定で販売されるプリン
以前朱鳥が食べたいと言っていたものを買っておいた
瞬間朱鳥の瞳がキラキラと輝く
「本当に?いいの?!」
「あぁ」
「わぁい!恵ありがとう!」
笑顔の花が咲くとはこの事を指すのだろう
コーヒーを入れてテーブルに付く
「いただきまーす」
と、プリンを掬い口に運ぶ
「んー♡」
ご満悦のようだ
「そんなに美味いか」
「んー。プリンはもちろん美味しいんだけど」
視線があう
「恵が私の事考えて買ってきてきてくれた事が嬉しい」
そう言って微笑む。
可愛いにも程があるだろ
「どうだ。満足したか?」
「んー」
少し考えた朱鳥はスルリと俺の腕の中に潜り込み
「これで満足かな」
そう言って頬を赤らめて満足気に笑った
拗ねてないもん、なんて言葉も
膨れた頬も、照れて潤んだ瞳も、キラキラした瞳も
全部。
「オマエ、可愛すぎ」
と言っても、何をするでもなくのんびりと同じ時間を共有していた。
本のページは終盤もう少しで読み終わる。
簪の手入れを終わらした朱鳥が俺の傍に寄ってきて、コテンと頭を預けて上目遣いでこちらを見てくる。
こういう時はだいたい構って欲しい時だ。
朱鳥は甘えん坊だ。
まぁそこもいい所だが。
そんな朱鳥を少しいじめたくなる。
「今、いい所だから」
嘘。本当はとっくに読み終わっている。
朱鳥は耳が垂れた犬の様な表情になる。
すぐにでも、構ってキスをしたくなるけど、拗ねた朱鳥が可愛くて仕方ない。
潤んだ瞳で、上目遣いで。
こっちは我慢するのが大変だなんて考えている事を朱鳥は知らないだろうけど
鈍感な煽り上手だ
しばらく横目で朱鳥を見ながら本を読む振りをしていると、ふいっと顔を背けて隣を離れベットに移動する。
拗ねたな
「拗ねてんのか」
「拗ねてないもん」
そう言って頬を膨らませる
そんな事しても可愛いだけだ
可愛らしく拗ねられるのを見て、我慢の限界が来た
腰を上げ、背後から朱鳥を抱きしめる
「わっ」
「悪りぃ。そんな拗ねるな」
「…拗ねてないもん…」
耳が赤い
「これで機嫌直せ」
そう言って朱鳥の目の前に卵型のビンをかざす
「えっ…?まさかっ…」
「食べたかったんだろ」
ある有名店の週末に数量限定で販売されるプリン
以前朱鳥が食べたいと言っていたものを買っておいた
瞬間朱鳥の瞳がキラキラと輝く
「本当に?いいの?!」
「あぁ」
「わぁい!恵ありがとう!」
笑顔の花が咲くとはこの事を指すのだろう
コーヒーを入れてテーブルに付く
「いただきまーす」
と、プリンを掬い口に運ぶ
「んー♡」
ご満悦のようだ
「そんなに美味いか」
「んー。プリンはもちろん美味しいんだけど」
視線があう
「恵が私の事考えて買ってきてきてくれた事が嬉しい」
そう言って微笑む。
可愛いにも程があるだろ
「どうだ。満足したか?」
「んー」
少し考えた朱鳥はスルリと俺の腕の中に潜り込み
「これで満足かな」
そう言って頬を赤らめて満足気に笑った
拗ねてないもん、なんて言葉も
膨れた頬も、照れて潤んだ瞳も、キラキラした瞳も
全部。
「オマエ、可愛すぎ」