伝心
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言った。言えた。
恵が好きだと言えた。
ちゃんと聞こえたかな
珍しく驚いた顔をしてるから聞こえたみたい
良かった
苦しさは消えてた
次の瞬間、目の前が暗くなり物理的に苦しくなる
暖かさに包まれて、恵に抱きしめられたんだと気づく
「俺だけだと思ってた」
耳元で小さな声が聞こえる
心臓の鼓動が早くなる
ただ、密着している恵の鼓動も私と同じ位に早くてちょっと驚いたし、ちょっと嬉しかった。
私も、私だけだと思ってたと言おうとして口を開いたが
「…むっ。う゛、ぅ゛~…」
ガッシリした胸板に圧迫されて僅かな呻き声が漏れただけだった。
呻き声を聞いた恵が慌てて腕を解くとぷはぁと息をはく
目を開くと恵と目が合って、反射的に目を逸らしてしまった。
すると恵が私の頬に手をかけ自分の方を向かせようと力を入れる
頬から顎までホールドされるが、ぐぎぎと頑張って抵抗する
「なんで目ぇ逸らすんだ」
「いや、恥ずかしくてですね」
抵抗しながら言う。気持ちを言っても恥ずかしい。
「オマエだけが恥ずかしいと思うなよっ…」
思わず恵を見ると、恵の頬がほんのり赤い
「あ…」
初めて見る表情が嬉しくて頬が緩むと
「何笑ってやがる」
と、笑みを押さえ込むように、ホールドしてた手で両頬をワシっと掴む
「むー。う〜」
喋れなくなって呻き声しか出せなくなったそんな私を見て今度は恵が笑う
誰のせいだとポカポカ恵を叩く。
ふわっと体が浮いたと思ったら再び恵の腕の中に居た
先程の様な圧迫はないけど、存在を確かめるように優しく、でも、逃げられないないように腕はキツく閉じられてて
「…誰にも渡さねぇ」
誰に言ったのか。
低い声が耳を掠める
声が甘い毒の様に体に染み渡って行くのを感じながら、そっと恵の背中に腕を回す。
「離さ、ないで…」
そう口にするので精一杯だった。
恵に囚われるのなら
恵の毒に侵されるのなら
私は喜んでそれを受け入れる
恵が好きだと言えた。
ちゃんと聞こえたかな
珍しく驚いた顔をしてるから聞こえたみたい
良かった
苦しさは消えてた
次の瞬間、目の前が暗くなり物理的に苦しくなる
暖かさに包まれて、恵に抱きしめられたんだと気づく
「俺だけだと思ってた」
耳元で小さな声が聞こえる
心臓の鼓動が早くなる
ただ、密着している恵の鼓動も私と同じ位に早くてちょっと驚いたし、ちょっと嬉しかった。
私も、私だけだと思ってたと言おうとして口を開いたが
「…むっ。う゛、ぅ゛~…」
ガッシリした胸板に圧迫されて僅かな呻き声が漏れただけだった。
呻き声を聞いた恵が慌てて腕を解くとぷはぁと息をはく
目を開くと恵と目が合って、反射的に目を逸らしてしまった。
すると恵が私の頬に手をかけ自分の方を向かせようと力を入れる
頬から顎までホールドされるが、ぐぎぎと頑張って抵抗する
「なんで目ぇ逸らすんだ」
「いや、恥ずかしくてですね」
抵抗しながら言う。気持ちを言っても恥ずかしい。
「オマエだけが恥ずかしいと思うなよっ…」
思わず恵を見ると、恵の頬がほんのり赤い
「あ…」
初めて見る表情が嬉しくて頬が緩むと
「何笑ってやがる」
と、笑みを押さえ込むように、ホールドしてた手で両頬をワシっと掴む
「むー。う〜」
喋れなくなって呻き声しか出せなくなったそんな私を見て今度は恵が笑う
誰のせいだとポカポカ恵を叩く。
ふわっと体が浮いたと思ったら再び恵の腕の中に居た
先程の様な圧迫はないけど、存在を確かめるように優しく、でも、逃げられないないように腕はキツく閉じられてて
「…誰にも渡さねぇ」
誰に言ったのか。
低い声が耳を掠める
声が甘い毒の様に体に染み渡って行くのを感じながら、そっと恵の背中に腕を回す。
「離さ、ないで…」
そう口にするので精一杯だった。
恵に囚われるのなら
恵の毒に侵されるのなら
私は喜んでそれを受け入れる