悪夢
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コンビニにより朱鳥の部屋に戻ると、布団の塊がソファーから床の上に移動していた。
クシャりと頭を抑え、ため息を吐くと 布団の塊から朱鳥が顔を出し「おかえり」と言ってくる。
「…一応聞く。なんで床にいるんだ」
「んーと。ソファーでも嫌な夢を見たから」
いまいち要領を得ない返答。
理解してないのが伝わったのか
「えっとね。嫌な夢を見た時は違う場所で寝ると同じ夢を見ないんだって」
そう補足してくる。
なるほど。ベットとソファーで悪夢を見たから次は床にと。
理解はしたが、納得は出来ない。
いくら布団と暖房があっても床は冷たいし硬いし、ゆっくり休む場所では無い
「おい。朱鳥」
布団の塊の前に立ち言葉を落とす
「オマエ、今日俺の部屋で寝ろ」
そう言って布団をベリっと引っ剥がす
朱鳥は慌てて布団に手を伸ばすが、後ろのソファーに放り投げる。
代わりに今度は朱鳥を抱えあげる
「ひゃい?!」
もう見てらんねぇ。
只でさえ体調が悪いのに、床で寝るとかマジで無い。
謎の跡の件もある。
朱鳥の部屋を出て俺の部屋に向かう。
「恵?!恵ってばっ」
パタパタと背中を叩いて抗議してくるが、その手にも力は入っておらず
「抵抗して逃げれる様になってから言え」
そう言い放つと背中を叩く手を止めて
「…せめて下ろして」と抗議をしてくるが、朝のフラフラな状態を見ているので「すぐにつく」と却下する。
実際、朱鳥の部屋から俺の部屋迄そう遠くない。
部屋に着きベットにそっと下ろして布団をかける。
朱鳥は横にはならず膝と布団を抱えて座る。
その様子を見て、俺は気づく。
体調が悪いのに自分を大切にしない朱鳥を見て苛立ち、勢いに任せて部屋に連れてきたが
とんでもなく軽率な行動だったのではないか
異性を、それも好きな異性を同意を得ずに部屋に連れ込み、ベットに寝かせる。
いや、あれは体調が悪いのに床で寝るとか言い出す朱鳥が悪い。
虎杖に任せるは無い。
釘崎に任せて、例の跡を見られたら面倒だ。
五条先生あの人は論外だ。
これは仕方ないんだ。
緊急処置だ。
そんな事をグルグル考えていると
「…恵?」
ふと朱鳥に呼ばれてベットを見る
そこには、俺の布団を抱えてコテンと頭を乗せている朱鳥が俺を見ていて。
それは思いの外破壊力がヤバくて
「怒ってる…?」
不安気に俺を見上げてくる朱鳥はもう
じゃなくて
「怒ってねぇよ」
言ってから
「…いや、少し怒ってる」
その言葉に俯く朱鳥の頭をクシャりと撫で
「もっと自分を大切にしろ」
よく分からないといった表情をする朱鳥に
「…俺が風邪ひいてるのに床で寝るって言ったらどうする」
「えっ。そんなのダメだよ!ちゃんとお布団で寝なきゃ」
「俺とオマエの立場を入れ替えて考えてみろ」
「…」
「それを自分にもしてやれ」
驚いた様に目を開く
「じゃなきゃ、プリンは無しだ」
「!。わかったよ!」
コイツ、完全にプリンに釣られやがったな。
まぁいい。それでも、今までよりはマシになると思いたい。
クシャりと頭を抑え、ため息を吐くと 布団の塊から朱鳥が顔を出し「おかえり」と言ってくる。
「…一応聞く。なんで床にいるんだ」
「んーと。ソファーでも嫌な夢を見たから」
いまいち要領を得ない返答。
理解してないのが伝わったのか
「えっとね。嫌な夢を見た時は違う場所で寝ると同じ夢を見ないんだって」
そう補足してくる。
なるほど。ベットとソファーで悪夢を見たから次は床にと。
理解はしたが、納得は出来ない。
いくら布団と暖房があっても床は冷たいし硬いし、ゆっくり休む場所では無い
「おい。朱鳥」
布団の塊の前に立ち言葉を落とす
「オマエ、今日俺の部屋で寝ろ」
そう言って布団をベリっと引っ剥がす
朱鳥は慌てて布団に手を伸ばすが、後ろのソファーに放り投げる。
代わりに今度は朱鳥を抱えあげる
「ひゃい?!」
もう見てらんねぇ。
只でさえ体調が悪いのに、床で寝るとかマジで無い。
謎の跡の件もある。
朱鳥の部屋を出て俺の部屋に向かう。
「恵?!恵ってばっ」
パタパタと背中を叩いて抗議してくるが、その手にも力は入っておらず
「抵抗して逃げれる様になってから言え」
そう言い放つと背中を叩く手を止めて
「…せめて下ろして」と抗議をしてくるが、朝のフラフラな状態を見ているので「すぐにつく」と却下する。
実際、朱鳥の部屋から俺の部屋迄そう遠くない。
部屋に着きベットにそっと下ろして布団をかける。
朱鳥は横にはならず膝と布団を抱えて座る。
その様子を見て、俺は気づく。
体調が悪いのに自分を大切にしない朱鳥を見て苛立ち、勢いに任せて部屋に連れてきたが
とんでもなく軽率な行動だったのではないか
異性を、それも好きな異性を同意を得ずに部屋に連れ込み、ベットに寝かせる。
いや、あれは体調が悪いのに床で寝るとか言い出す朱鳥が悪い。
虎杖に任せるは無い。
釘崎に任せて、例の跡を見られたら面倒だ。
五条先生あの人は論外だ。
これは仕方ないんだ。
緊急処置だ。
そんな事をグルグル考えていると
「…恵?」
ふと朱鳥に呼ばれてベットを見る
そこには、俺の布団を抱えてコテンと頭を乗せている朱鳥が俺を見ていて。
それは思いの外破壊力がヤバくて
「怒ってる…?」
不安気に俺を見上げてくる朱鳥はもう
じゃなくて
「怒ってねぇよ」
言ってから
「…いや、少し怒ってる」
その言葉に俯く朱鳥の頭をクシャりと撫で
「もっと自分を大切にしろ」
よく分からないといった表情をする朱鳥に
「…俺が風邪ひいてるのに床で寝るって言ったらどうする」
「えっ。そんなのダメだよ!ちゃんとお布団で寝なきゃ」
「俺とオマエの立場を入れ替えて考えてみろ」
「…」
「それを自分にもしてやれ」
驚いた様に目を開く
「じゃなきゃ、プリンは無しだ」
「!。わかったよ!」
コイツ、完全にプリンに釣られやがったな。
まぁいい。それでも、今までよりはマシになると思いたい。