浅い眠りの中繰り返し見る夢
それは、行く様にも形を変えるドス黒い塊にまとわりつかれ、眠りに引きずり込まれる

黒い塊に触れられると不安や恐怖などの負の感情が流れ込んでくるのが不快。

必死にそれを振り払うと、
見覚えのない、知らない場所にいる
優しく手を引かれるが、何処に連れていかれるか分からないし。私がそこに行きたいかは無視される。
綺麗なおべべねと褒められて良く分からないままちょっと嬉しかった気がする

場面が変わる。綺麗なおべべねと褒められても全く嬉しくなかったし。なんだか全部どうでも良くて、諦めの気持ちしか無かった。

浅い眠りが覚醒に浮上していくと、またドス黒い塊にまとわりつかれ、意識の下の方に引きずり込まれる。

同じ様な内容を見て、諦めの気持ちの後に浮上して、また引きずり込まれてを繰り返す

何度目かの途中ふと覚醒する。
辺りは薄暗くて夢の続きの様だった。
時計を確認すると、先程から対して時間はたっていなかった。

短い睡眠の間に何度も夢をみたようだ。
起きたばかりではっきりしない頭。

まとわりつく眠気がまだ悪夢の中に居るようで
痛む頭。

グルリと体制を変え、うつ伏せになり枕にしていたクッションに顔を埋める。

体制を変えたら少しでも悪夢を振り払えるかと思うけど、あまり変わらなくて。

寝息の様な規則的でゆっくりした呼吸を繰り返す。

体はまだ睡眠を欲しているようだ。

悪夢を見た時は、違う場所で寝るようにしている。
何かでそうすると同じ悪夢を見ないって読んだきがする。

効果の程は定かでは無いがなんとなくそうしてた。
悪夢見た場所でその日は寝たくなかったし。

痛む下腹部。
きっと月のアレのせいだ。
過ぎれば落ち着く。

既に夢の内容は薄れていき、不快感だけが残る。

喉が渇いたけど、みずを取りに行くのも億劫で、ぬるりと落ちるように床に降り、気持ちソファーから離れる。

ベットとソファーで悪夢を見たから後は床しか無い。
床は広いから場所も沢山変えられるだろう。

そう考えながら布団を抱え込み丸くなる。