悪夢
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ベットに移し、布団を掛けてやると朱鳥はすぐにスヤスヤと寝息をたてた。
やはり、痛みでろくに寝ていなかったようだ。
痛いなら痛いと言えばいいのにコイツは血が出そうな位唇を噛み耐えようとする。
俺を頼れと言った時の、驚いた様な戸惑った様な表情。
あれはきっと、そういう事が言えない環境で育ったのだろうか
そっと顔にかかった髪を払ってやる
暫し寝顔を見ていると、辛そうに眉根が寄る
また痛み出したのだろうか
「……ぅ…」
小さく呻くような声が漏れる
「…んっ。……ぅっく……」
だいぶ辛そうだ。
起こした方が良いかと肩に手をかけた時
「…なんだ…?」
首元に僅かに覗く赤い跡
キスマーク?
いや、その割に長い?
少し襟元をはだけさせると鎖骨から胸元に続く一本の赤い跡。
僅かにある色の濃淡が赤い跡の凹凸を思わせる
布団をめくり、足を見るとそこにも巻き付くように赤い跡が
記録の為に一枚写真を撮り
うなされている朱鳥を揺さぶり起こす。
「…おい。朱鳥。起きろ」
眠りが浅かったのか、すぐに瞼が薄く開く
「…ん。恵……?」
朱鳥の意識が覚醒すると、体の赤い跡はスっと消えて言った。
「起こして悪い。酷くうなされていた」
「あ…。うん。ありがとう…」
体を起こし瞼を擦る。
「なんだか最近ね。ベットで寝ると嫌な夢を見るの」
だから最初ベットに運ぼうとした時に嫌がったのか
「そうだったのか。すまない」
「ううん。大丈夫」
だから大丈夫じゃ無いだろうに
「しばらくしたら落ち着くと思うから。
それ迄はソファーででも寝るよ」
ソファーで寝ると言うが、この部屋のソファーは対して大きくない。
いくら朱鳥が小柄でも満足に休めないだろう
どうしたもんかと考えていると携帯が五条先生からの着信を伝える。
朱鳥に声を掛けて、部屋の外で話すと今から部屋に来いと。
朱鳥の事が気になり少し渋ると、少しの時間で良いからと。
少しならと了承した。
部屋に戻ると、最初の様に布団を被りソファーに居る朱鳥
五条先生に呼ばれて少し席を外す事を伝える
「わかった。行ってらっしゃい」
小さく笑み手をヒラリと振る。
当初よりだいぶマシになった様に見える。
少し離れても大丈夫だろう
「帰りにコンビニに寄ってくる。
腹、減っただろ?」
何がいいと聞くと「プリン」と返ってきた。
わかったと返事をして部屋を出る。
プリンはメシじゃねぇし。
なんか他に適当に買っていくかと考えながら五条先生の所に向かう。
やはり、痛みでろくに寝ていなかったようだ。
痛いなら痛いと言えばいいのにコイツは血が出そうな位唇を噛み耐えようとする。
俺を頼れと言った時の、驚いた様な戸惑った様な表情。
あれはきっと、そういう事が言えない環境で育ったのだろうか
そっと顔にかかった髪を払ってやる
暫し寝顔を見ていると、辛そうに眉根が寄る
また痛み出したのだろうか
「……ぅ…」
小さく呻くような声が漏れる
「…んっ。……ぅっく……」
だいぶ辛そうだ。
起こした方が良いかと肩に手をかけた時
「…なんだ…?」
首元に僅かに覗く赤い跡
キスマーク?
いや、その割に長い?
少し襟元をはだけさせると鎖骨から胸元に続く一本の赤い跡。
僅かにある色の濃淡が赤い跡の凹凸を思わせる
布団をめくり、足を見るとそこにも巻き付くように赤い跡が
記録の為に一枚写真を撮り
うなされている朱鳥を揺さぶり起こす。
「…おい。朱鳥。起きろ」
眠りが浅かったのか、すぐに瞼が薄く開く
「…ん。恵……?」
朱鳥の意識が覚醒すると、体の赤い跡はスっと消えて言った。
「起こして悪い。酷くうなされていた」
「あ…。うん。ありがとう…」
体を起こし瞼を擦る。
「なんだか最近ね。ベットで寝ると嫌な夢を見るの」
だから最初ベットに運ぼうとした時に嫌がったのか
「そうだったのか。すまない」
「ううん。大丈夫」
だから大丈夫じゃ無いだろうに
「しばらくしたら落ち着くと思うから。
それ迄はソファーででも寝るよ」
ソファーで寝ると言うが、この部屋のソファーは対して大きくない。
いくら朱鳥が小柄でも満足に休めないだろう
どうしたもんかと考えていると携帯が五条先生からの着信を伝える。
朱鳥に声を掛けて、部屋の外で話すと今から部屋に来いと。
朱鳥の事が気になり少し渋ると、少しの時間で良いからと。
少しならと了承した。
部屋に戻ると、最初の様に布団を被りソファーに居る朱鳥
五条先生に呼ばれて少し席を外す事を伝える
「わかった。行ってらっしゃい」
小さく笑み手をヒラリと振る。
当初よりだいぶマシになった様に見える。
少し離れても大丈夫だろう
「帰りにコンビニに寄ってくる。
腹、減っただろ?」
何がいいと聞くと「プリン」と返ってきた。
わかったと返事をして部屋を出る。
プリンはメシじゃねぇし。
なんか他に適当に買っていくかと考えながら五条先生の所に向かう。