自覚
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俺の中にもそんな感情があったのかと思っていると
「プリン」
「ん?」
「プリン、食べよ?」
そう言えば、さっき食後にとプリンを買ったな。
「あぁ。食おうぜ」
と返すと、嬉しそうに「取ってくる!」と立ち上がったその時
「あっ」
浴衣の裾を踏んで仰向けにバランスを崩す朱鳥
危ない!と手を伸ばして
ドサリ
二人絡まるように布団に倒れこんだ。
咄嗟に頭を打たない様に抱え混んだものの
「大丈夫か?何処かぶつけてないか」
「うん。ビックリしたけど大丈夫」
良かったと安堵するのも束の間、状況に気づく
朱鳥に覆い被さるように
朱鳥を押し倒したかの様に
布団の上に倒れて居た。
俺の腕の中にすっぽりと収まる小さな体
湯上りで温かい体温
ほのかなシャンプーの香り
「一一一っ!」
先程朱鳥を好きだと認識したばかりの俺には刺激が強すぎる
慌てて距離を取る
「恵。大丈夫?」
様子を伺う様に覗き込んでくる朱鳥
無自覚かよ
「プリン、食うんだろ」
そう言って冷蔵庫に向かい更に距離を取る
布団の為、端にやられたテーブルにプリンを置く
一口掬い口に運ぶと思ったより甘く、トロリとした食感だった。
「美味しー」
と満足気な朱鳥を見てると、甘いプリンも悪くないと思えてくる。
あっという間にプリンを平らげ、コロンと布団に転がる朱鳥
そうだった。
今日は同じ部屋、隣同士の布団で寝るのだ。
寝れる気がしねぇ
覚悟を決め、隣の布団に横になる
「今日はありがとう。凄く、楽しかったよ」
「…今度、温泉行こうぜ」
「ん?でも…」
「貸切露天風呂のある旅館探して、そしたら朱鳥も入れるだろ」
「……本当に?」
「あぁ。約束だ」
そう言って小指を出す
「うん。約束」
そう言って小指を絡めてくる
行く度目の約束だろう
何度でも約束して
何度でも叶えてやるんだ
それからしばらく、布団に入り、今日あった出来事をあれこれ話していると
朱鳥はウトウトしだし、やがてそれはスヤスヤと寝息へと変わった。
布団を掛け直してやり、そっと髪を掬い静かに唇を落とした。
「プリン」
「ん?」
「プリン、食べよ?」
そう言えば、さっき食後にとプリンを買ったな。
「あぁ。食おうぜ」
と返すと、嬉しそうに「取ってくる!」と立ち上がったその時
「あっ」
浴衣の裾を踏んで仰向けにバランスを崩す朱鳥
危ない!と手を伸ばして
ドサリ
二人絡まるように布団に倒れこんだ。
咄嗟に頭を打たない様に抱え混んだものの
「大丈夫か?何処かぶつけてないか」
「うん。ビックリしたけど大丈夫」
良かったと安堵するのも束の間、状況に気づく
朱鳥に覆い被さるように
朱鳥を押し倒したかの様に
布団の上に倒れて居た。
俺の腕の中にすっぽりと収まる小さな体
湯上りで温かい体温
ほのかなシャンプーの香り
「一一一っ!」
先程朱鳥を好きだと認識したばかりの俺には刺激が強すぎる
慌てて距離を取る
「恵。大丈夫?」
様子を伺う様に覗き込んでくる朱鳥
無自覚かよ
「プリン、食うんだろ」
そう言って冷蔵庫に向かい更に距離を取る
布団の為、端にやられたテーブルにプリンを置く
一口掬い口に運ぶと思ったより甘く、トロリとした食感だった。
「美味しー」
と満足気な朱鳥を見てると、甘いプリンも悪くないと思えてくる。
あっという間にプリンを平らげ、コロンと布団に転がる朱鳥
そうだった。
今日は同じ部屋、隣同士の布団で寝るのだ。
寝れる気がしねぇ
覚悟を決め、隣の布団に横になる
「今日はありがとう。凄く、楽しかったよ」
「…今度、温泉行こうぜ」
「ん?でも…」
「貸切露天風呂のある旅館探して、そしたら朱鳥も入れるだろ」
「……本当に?」
「あぁ。約束だ」
そう言って小指を出す
「うん。約束」
そう言って小指を絡めてくる
行く度目の約束だろう
何度でも約束して
何度でも叶えてやるんだ
それからしばらく、布団に入り、今日あった出来事をあれこれ話していると
朱鳥はウトウトしだし、やがてそれはスヤスヤと寝息へと変わった。
布団を掛け直してやり、そっと髪を掬い静かに唇を落とした。