旅行
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恵side
それから色々見て回った。
もちろん手は繋いだまま
ソフトクリームが食べたいと言われたが、もうすぐ晩飯だからと言うと目に見えてしょんぼりしたので、食後にとプリンを買った。
笑顔になったので機嫌は治った様だ。
そんな時目に入ったのは
「射的屋さん…?」
「だな」
お祭りの出店では見た事あるが、店舗でやってる事もあるのかと覗いて見た。
店内は、室内である事を除けば、よく見る射的屋と同じだった
大小様々な的に、景品であろう品々。
やってみたいと朱鳥が言うので代金を支払い玉を貰う
やった事が無いと言うので手順を説明する。
レバーを引くのに苦戦するが、何とか玉を込め、覚束無い構えで的を狙う
パンっ
破裂音と共に飛び出した玉は的にかすりもせず床に落ちる
「当たらなーい」
ぷくっと頬を膨らませ不満気な朱鳥
「くくっ。当然だ。こう撃つんだ、よっと」
テーブルを越えるように前のめりになり腕を伸ばし片手で撃つ。
パシンと小さな音がしてラムネ菓子が床に落ちる。
「何それ?!そんなに腕伸ばして良いの?!」
店主が笑いながら、「嬢ちゃんならもっと前まで伸ばしていいよ」と言ってくる
朱鳥は「んー!」と目いっぱい手を伸ばしているが元々身長が低いので対して的まで近づかないのが面白い。
パンっ
ポトッとキャラメルが落ちる。
「やった!落ちたよ!見た?恵」
飛び跳ねんばかりに喜び俺をみる。
「あぁ。ちゃんと見てたぜ」
よーしと玉を込めるも、残り全滅の結果だった。
的に近づこうとして思いっきり腕を伸ばしてプルプルしてたからな
俺が二発三発と駄菓子を取っていると
「ねぇ。アレなんだろ?」
朱鳥の指さす先には上段の小さな的に【ありがたい】と書かれたもの。
「おじさん。ありがたいって何?」
「そりゃお嬢ちゃん。ありがだーいものだよ」
ニヤリと店主が笑う。
くるりとこちらを向き
「恵!ありがたい欲しい!」
と、キラキラした顔で俺を見てくる朱鳥
だと思った。
しかし
「多分、そんなにありがたくないぞ」
それに残りの玉は二発。
小さい的を落とせるかどうか
グッと身を乗り出し腕を伸ばして打った玉は狙った的から僅かに逸れた
欲しいものでは無いが、外すと悔しい
後、後ろからの期待のオーラが凄い
最後の一発。
しっかり狙いを定めて撃つ
「あ……」
ポトリと落ちる【ありがたい】
「当たったっ。当たったよ!恵凄いよ!!」
飛び跳ねて喜ぶ朱鳥
まぁ、朱鳥が喜ぶならそれでいいか
「良かったな、お嬢ちゃん。ほら、【ありがたい】景品だよ」
と、渡されたのは薄い文庫本の様な箱だった。
受け取り店を出る。
それから色々見て回った。
もちろん手は繋いだまま
ソフトクリームが食べたいと言われたが、もうすぐ晩飯だからと言うと目に見えてしょんぼりしたので、食後にとプリンを買った。
笑顔になったので機嫌は治った様だ。
そんな時目に入ったのは
「射的屋さん…?」
「だな」
お祭りの出店では見た事あるが、店舗でやってる事もあるのかと覗いて見た。
店内は、室内である事を除けば、よく見る射的屋と同じだった
大小様々な的に、景品であろう品々。
やってみたいと朱鳥が言うので代金を支払い玉を貰う
やった事が無いと言うので手順を説明する。
レバーを引くのに苦戦するが、何とか玉を込め、覚束無い構えで的を狙う
パンっ
破裂音と共に飛び出した玉は的にかすりもせず床に落ちる
「当たらなーい」
ぷくっと頬を膨らませ不満気な朱鳥
「くくっ。当然だ。こう撃つんだ、よっと」
テーブルを越えるように前のめりになり腕を伸ばし片手で撃つ。
パシンと小さな音がしてラムネ菓子が床に落ちる。
「何それ?!そんなに腕伸ばして良いの?!」
店主が笑いながら、「嬢ちゃんならもっと前まで伸ばしていいよ」と言ってくる
朱鳥は「んー!」と目いっぱい手を伸ばしているが元々身長が低いので対して的まで近づかないのが面白い。
パンっ
ポトッとキャラメルが落ちる。
「やった!落ちたよ!見た?恵」
飛び跳ねんばかりに喜び俺をみる。
「あぁ。ちゃんと見てたぜ」
よーしと玉を込めるも、残り全滅の結果だった。
的に近づこうとして思いっきり腕を伸ばしてプルプルしてたからな
俺が二発三発と駄菓子を取っていると
「ねぇ。アレなんだろ?」
朱鳥の指さす先には上段の小さな的に【ありがたい】と書かれたもの。
「おじさん。ありがたいって何?」
「そりゃお嬢ちゃん。ありがだーいものだよ」
ニヤリと店主が笑う。
くるりとこちらを向き
「恵!ありがたい欲しい!」
と、キラキラした顔で俺を見てくる朱鳥
だと思った。
しかし
「多分、そんなにありがたくないぞ」
それに残りの玉は二発。
小さい的を落とせるかどうか
グッと身を乗り出し腕を伸ばして打った玉は狙った的から僅かに逸れた
欲しいものでは無いが、外すと悔しい
後、後ろからの期待のオーラが凄い
最後の一発。
しっかり狙いを定めて撃つ
「あ……」
ポトリと落ちる【ありがたい】
「当たったっ。当たったよ!恵凄いよ!!」
飛び跳ねて喜ぶ朱鳥
まぁ、朱鳥が喜ぶならそれでいいか
「良かったな、お嬢ちゃん。ほら、【ありがたい】景品だよ」
と、渡されたのは薄い文庫本の様な箱だった。
受け取り店を出る。