旅行
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着いたのは
「温泉物語?」
「全国チェーンの旅館だ。
せっかくの温泉街なのにまともな旅館くらい取れなかったのかよ」
「沢山人が居るからどこも空いてなかったんじゃないのかな?
でも、ほら、綺麗な建物だよ!」
早く行こう、と恵を促す
ロビーに入ると恵が受け付けをしてくれた。
受け付けの時に横の棚から好きながらの浴衣を選んで良いと言われた。
見てみると、色々な可愛い柄の浴衣が沢山。
「ねぇねぇ恵どっちが良いかなっ」
両手に浴衣を持ち恵に聞いてみる。
自分で選ぶより恵に選んでもらった方がセンスが良いと思う。
「右」
こっちを見て即答する恵。
右に持っていたのは、淡い桃色に真紅で大ぶりの椿の柄のものだった。
「ありがとう。恵はどれにする?」
「あー…。これでいい」
そう言って手に取ったのは紺地にかすり模様の浴衣。
シンプルだけど、きっと恵に良く似合うだろう。
部屋に向かい中に入ると、至って普通の旅館って感じがした。
「朱鳥の部屋はどこだ?」
ん?
「あれ?恵が鍵受け取ってくれたんじゃないの?」
恵の手にはひとつの鍵が
恵が受け付けしてくれたからてっきり恵が鍵を持ってるかと思ってた
「いや、これは俺の…
オマエ、鍵もらってないのか?」
うんと頷くと、恵がフロントに電話し始めた。
「あの、部屋が…いや、そんなわけ……えっ……じゃあ他の……
ソウデスカ。ワカリマシタ」
カチャリと受話器を置く恵。
こちらに背を向けたまま
「おれと、おまえ、どうしつ」
急に片言になる恵。
どうしたんだろってか
「どうしつ?」
「どうしつ。おなじへや」
あ。なるほど。私と恵同室で同じ部屋に泊まるんだね。
「うん。わかったよ」
「冷静だな」
やっと片言治った
「何か問題ある?寝相は悪くないと思うよ」
そう言って荷物を広げると。
何か言いたそうに頭を抱えてた恵が
「俺はあっちで寝る」
と、指さしたのは、部屋の窓側の椅子とテーブルの置いてあるスペース。
「えっ?なんで?絶対寒いよ!
こっちで一緒に寝よ?」
季節は既に上着が無いと厳しいくらいに寒くなってきている。
そもそもそこは寝るスペースじゃない。
「いや、気にするな」
「いや、気になるよ」
「じゃあ、私がそっちで寝るよ」
「!。ダメだ!風邪引くだろ!」
「じゃあ、恵もダメ!風邪引いちゃう!」
「……玉犬がいたら寒くない」
「……ふかふか」
「ん?」
「…ふかふか、触らせてくれるって約束したのに、独り占めするの…?」
ふかふかずるい。
「……わかった。こっちで寝る。朱鳥もこっちだ」
恵がそう言った。
「うん!」
「温泉物語?」
「全国チェーンの旅館だ。
せっかくの温泉街なのにまともな旅館くらい取れなかったのかよ」
「沢山人が居るからどこも空いてなかったんじゃないのかな?
でも、ほら、綺麗な建物だよ!」
早く行こう、と恵を促す
ロビーに入ると恵が受け付けをしてくれた。
受け付けの時に横の棚から好きながらの浴衣を選んで良いと言われた。
見てみると、色々な可愛い柄の浴衣が沢山。
「ねぇねぇ恵どっちが良いかなっ」
両手に浴衣を持ち恵に聞いてみる。
自分で選ぶより恵に選んでもらった方がセンスが良いと思う。
「右」
こっちを見て即答する恵。
右に持っていたのは、淡い桃色に真紅で大ぶりの椿の柄のものだった。
「ありがとう。恵はどれにする?」
「あー…。これでいい」
そう言って手に取ったのは紺地にかすり模様の浴衣。
シンプルだけど、きっと恵に良く似合うだろう。
部屋に向かい中に入ると、至って普通の旅館って感じがした。
「朱鳥の部屋はどこだ?」
ん?
「あれ?恵が鍵受け取ってくれたんじゃないの?」
恵の手にはひとつの鍵が
恵が受け付けしてくれたからてっきり恵が鍵を持ってるかと思ってた
「いや、これは俺の…
オマエ、鍵もらってないのか?」
うんと頷くと、恵がフロントに電話し始めた。
「あの、部屋が…いや、そんなわけ……えっ……じゃあ他の……
ソウデスカ。ワカリマシタ」
カチャリと受話器を置く恵。
こちらに背を向けたまま
「おれと、おまえ、どうしつ」
急に片言になる恵。
どうしたんだろってか
「どうしつ?」
「どうしつ。おなじへや」
あ。なるほど。私と恵同室で同じ部屋に泊まるんだね。
「うん。わかったよ」
「冷静だな」
やっと片言治った
「何か問題ある?寝相は悪くないと思うよ」
そう言って荷物を広げると。
何か言いたそうに頭を抱えてた恵が
「俺はあっちで寝る」
と、指さしたのは、部屋の窓側の椅子とテーブルの置いてあるスペース。
「えっ?なんで?絶対寒いよ!
こっちで一緒に寝よ?」
季節は既に上着が無いと厳しいくらいに寒くなってきている。
そもそもそこは寝るスペースじゃない。
「いや、気にするな」
「いや、気になるよ」
「じゃあ、私がそっちで寝るよ」
「!。ダメだ!風邪引くだろ!」
「じゃあ、恵もダメ!風邪引いちゃう!」
「……玉犬がいたら寒くない」
「……ふかふか」
「ん?」
「…ふかふか、触らせてくれるって約束したのに、独り占めするの…?」
ふかふかずるい。
「……わかった。こっちで寝る。朱鳥もこっちだ」
恵がそう言った。
「うん!」