異変
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恵side
高専へ着いてすぐに家入さんの元へ向かった。
ゴロゴロとご機嫌な朱鳥を見て
「なんだ。酔っ払いか。未成年に酒を飲ませるな」
そう言って珈琲を飲む
「ん?どうしたんだ。ソイツ」
と、訝しげに朱鳥を見やる
目の下のクマが濃いがシラフな様だ。
ツカツカと朱鳥の元へ寄り
「瞳孔が開いて興奮状態。一体なにをした」
「誓って何もしてないよ」
と、経緯を説明する。
朱鳥をベットに寝かせようとするが、どうしても俺から離れようとしない。
離そうとすると、いやいやと首を振り、諦めて隣に座ると、抱きつきゴロゴロと満足そうにする。
「なるほど。ケーキを食べてただけ、ねぇ」
「そうそう。僕は無罪」
「確かに、チョコケーキにはアルコールが入っているな」
「けど、僕が食べれるほど弱いアルコールだよ?いくら未成年でもあんな状態になる?」
しかも、呪力が乱れてる
「宮城朱鳥だっけ?病気とかで薬飲んでたりする?」
ファイルを開きながら俺に聞いてくる家入さん
「いえ…。そんな話は特に。薬を飲んでるのも見た事ありません」
「あった。うん。確かに持病は無いね。過去に大病もしてない」
入学時の健康診断の記録でも見ているのだろう。
「この状態は酔っ払てるのではなく、薬物でハイになっていると言っていいだろう」
薬物でハイに……?
「…けど、薬なんて飲んでいません」
声を絞り出す
薬物?なんで
「だろうな。検査はするが恐らくケーキからは薬物反応は出ない。ただのケーキだ」
「じゃあ、なんで…」
「……過去に薬物中毒だった人間は、少量のアルコールでも薬物を摂取した状態になる事が有る」
何を良い出すんだ
「じゃあ、朱鳥が薬物中毒だったって事ですか……?」
「あくまで、その可能性も有るって言う事だ。検査すれば分かるだろう」
朱鳥を見るとウトウトしだしていた。
薬物中毒?朱鳥が?
音が遠くなる
五条先生と家入さんが何か話していたが聞こえない。
「…めぐ、み……」
眠りに落ちた朱鳥の声だけが耳に残っていた。
高専へ着いてすぐに家入さんの元へ向かった。
ゴロゴロとご機嫌な朱鳥を見て
「なんだ。酔っ払いか。未成年に酒を飲ませるな」
そう言って珈琲を飲む
「ん?どうしたんだ。ソイツ」
と、訝しげに朱鳥を見やる
目の下のクマが濃いがシラフな様だ。
ツカツカと朱鳥の元へ寄り
「瞳孔が開いて興奮状態。一体なにをした」
「誓って何もしてないよ」
と、経緯を説明する。
朱鳥をベットに寝かせようとするが、どうしても俺から離れようとしない。
離そうとすると、いやいやと首を振り、諦めて隣に座ると、抱きつきゴロゴロと満足そうにする。
「なるほど。ケーキを食べてただけ、ねぇ」
「そうそう。僕は無罪」
「確かに、チョコケーキにはアルコールが入っているな」
「けど、僕が食べれるほど弱いアルコールだよ?いくら未成年でもあんな状態になる?」
しかも、呪力が乱れてる
「宮城朱鳥だっけ?病気とかで薬飲んでたりする?」
ファイルを開きながら俺に聞いてくる家入さん
「いえ…。そんな話は特に。薬を飲んでるのも見た事ありません」
「あった。うん。確かに持病は無いね。過去に大病もしてない」
入学時の健康診断の記録でも見ているのだろう。
「この状態は酔っ払てるのではなく、薬物でハイになっていると言っていいだろう」
薬物でハイに……?
「…けど、薬なんて飲んでいません」
声を絞り出す
薬物?なんで
「だろうな。検査はするが恐らくケーキからは薬物反応は出ない。ただのケーキだ」
「じゃあ、なんで…」
「……過去に薬物中毒だった人間は、少量のアルコールでも薬物を摂取した状態になる事が有る」
何を良い出すんだ
「じゃあ、朱鳥が薬物中毒だったって事ですか……?」
「あくまで、その可能性も有るって言う事だ。検査すれば分かるだろう」
朱鳥を見るとウトウトしだしていた。
薬物中毒?朱鳥が?
音が遠くなる
五条先生と家入さんが何か話していたが聞こえない。
「…めぐ、み……」
眠りに落ちた朱鳥の声だけが耳に残っていた。