異変
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恵side
一旦皿を置いて珈琲を飲む。
朱鳥は美味しそうにケーキを食べ進めている。
ふと俺を見る朱鳥
またケーキが食べたいのかと思いフォークを手に取ると
「ねぇー、めぐみぃ。わんちゃんさわりたぁい」
甘えた声で突然何を言い出すんだ
思わず落としかけたフォークを置き「流石に今はダメだ」と諭す。
「えー、なんでぇ。ふかふかなんでしょー。ふかふかさわりたいー」
「とにかくダメだ」
ダダをこねるなんて珍しい。そう思っていると
急に温かく柔らかい感触が
「じゃあ、恵触るからいーもーん」
俺は一瞬の間に朱鳥に抱きつかれて、頭を撫でくり回されていた
「恵もふかふかー」
「おっ!落ち着けっ」
朱鳥に言ったのか自分に言ったのか
とにかく朱鳥をベリっと剥がす、が。
するりと腕を抜けると、コロンと寝転がり俺の腹に抱きついてくる。
「んー。恵、いい匂いー」
「おいっ」
また、引きはがそうとするが
「んー?」
と、キラキラした瞳でこちらを見てくると引きはがせなくなる。
とりあえず、ポンポンと頭を撫でてやると。
ウットリと目を細める。
それは反則だろ。
抵抗を諦めたのがわかったのか、抱きついたまま膝の上で満足気にくつろぎ出す。
その姿はまるで猫のようで、今にも、ゴロゴロと喉を鳴らす音が聞こえそうだった。
その時ふと思う。
状況に流されて気づかなかったが、明らかに朱鳥がおかしい。
いくらなんでもこれはおかしい。
面白気にスマホで写真を撮りまくっている五条先生を睨む。
絶対コイツが何かした。
「五条先生。アンタ朱鳥に何飲ませた?」
撮影する手を止めずに
「えー?僕、何もしてないよ」
無罪を主張するが絶対有罪だ
「普段大人しい朱鳥がこんな…」
「んー?なぁに?」
名前に反応したのか下からキラキラした瞳で見上げてくる
可愛いか
……いや
ギラギラしている。
いつもの瞳とは違う。
様子がおかしい。
なんだ、この違和感。
「先生。朱鳥がおかしい」
「んー。そうだね」
スマホを放り投げ
「朱鳥ー。こっちにおいでー」
と両手を広げる
呼ばれた朱鳥は素直に先生の元に行き、腕の中にすっぽりと収まる。
「わぁー。先生もふかふかー」
そう言いながら髪を撫でる朱鳥に「でしょー?」と優しく返事しながら、サングラスをずらし朱鳥の瞳を覗き込む。
「確かにこれはちょーっとおかしいね」
更に顔を近づける、キスしそうな程な距離だ
「瞳孔が開いてる。それに呪力の流れも乱れてる」
なんだって
「恵。高専へ行くよ」
朱鳥を抱き抱え先生が立ち上がる。
ゴロゴロと先生に甘える朱鳥の頭を撫でながら
「恵。そこのケーキ持ってきて」
と、手をつけたケーキを持ってくるよう言う
素早く箱に詰め、先生と共に高専へ向かった。
一旦皿を置いて珈琲を飲む。
朱鳥は美味しそうにケーキを食べ進めている。
ふと俺を見る朱鳥
またケーキが食べたいのかと思いフォークを手に取ると
「ねぇー、めぐみぃ。わんちゃんさわりたぁい」
甘えた声で突然何を言い出すんだ
思わず落としかけたフォークを置き「流石に今はダメだ」と諭す。
「えー、なんでぇ。ふかふかなんでしょー。ふかふかさわりたいー」
「とにかくダメだ」
ダダをこねるなんて珍しい。そう思っていると
急に温かく柔らかい感触が
「じゃあ、恵触るからいーもーん」
俺は一瞬の間に朱鳥に抱きつかれて、頭を撫でくり回されていた
「恵もふかふかー」
「おっ!落ち着けっ」
朱鳥に言ったのか自分に言ったのか
とにかく朱鳥をベリっと剥がす、が。
するりと腕を抜けると、コロンと寝転がり俺の腹に抱きついてくる。
「んー。恵、いい匂いー」
「おいっ」
また、引きはがそうとするが
「んー?」
と、キラキラした瞳でこちらを見てくると引きはがせなくなる。
とりあえず、ポンポンと頭を撫でてやると。
ウットリと目を細める。
それは反則だろ。
抵抗を諦めたのがわかったのか、抱きついたまま膝の上で満足気にくつろぎ出す。
その姿はまるで猫のようで、今にも、ゴロゴロと喉を鳴らす音が聞こえそうだった。
その時ふと思う。
状況に流されて気づかなかったが、明らかに朱鳥がおかしい。
いくらなんでもこれはおかしい。
面白気にスマホで写真を撮りまくっている五条先生を睨む。
絶対コイツが何かした。
「五条先生。アンタ朱鳥に何飲ませた?」
撮影する手を止めずに
「えー?僕、何もしてないよ」
無罪を主張するが絶対有罪だ
「普段大人しい朱鳥がこんな…」
「んー?なぁに?」
名前に反応したのか下からキラキラした瞳で見上げてくる
可愛いか
……いや
ギラギラしている。
いつもの瞳とは違う。
様子がおかしい。
なんだ、この違和感。
「先生。朱鳥がおかしい」
「んー。そうだね」
スマホを放り投げ
「朱鳥ー。こっちにおいでー」
と両手を広げる
呼ばれた朱鳥は素直に先生の元に行き、腕の中にすっぽりと収まる。
「わぁー。先生もふかふかー」
そう言いながら髪を撫でる朱鳥に「でしょー?」と優しく返事しながら、サングラスをずらし朱鳥の瞳を覗き込む。
「確かにこれはちょーっとおかしいね」
更に顔を近づける、キスしそうな程な距離だ
「瞳孔が開いてる。それに呪力の流れも乱れてる」
なんだって
「恵。高専へ行くよ」
朱鳥を抱き抱え先生が立ち上がる。
ゴロゴロと先生に甘える朱鳥の頭を撫でながら
「恵。そこのケーキ持ってきて」
と、手をつけたケーキを持ってくるよう言う
素早く箱に詰め、先生と共に高専へ向かった。