簪
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「わりぃ。これ、朱鳥に返しといてくんね?」
突然やってきた虎杖に紙袋をおしつけられる。
「別に良いけど」
「じゃっ。よろしくな!」
そう言って虎杖は何処かに言ってしまった。
男子寮から女子寮まで五分程。
確かここだったよなと扉をノックすると、返信と共にドアが開いた。
俺を見てキョトンとしてる朱鳥に、さっきの紙袋を渡す。
「良かったらお茶でもどう?」
少し迷ったが、部屋に上がらせて貰うことにした。
朱鳥の部屋は物が少なく生活感がなかった。
少し待つように言われ腰を下ろすと、テーブルには様々簪が置いてあった。
いつも同じ物をつけているがそれ以外も持っていたのか。
気づいた朱鳥が慌てて片付けようとするが、少し見せて欲しいと言ってみた。
了承を得て簪を見る。
簪なんて着物や浴衣等の和服を着てる人間がつけてるのを見かけるくらいでまじまじとは見たこと無かった。
そもそも、洋服に簪も初めて見た。
以外にも馴染むものだと感心した覚えがある。
少しして朱鳥が珈琲を持ってきてくれた。
テーブルを挟んで座った朱鳥は簪を手に取り
「それはね、チタンを特殊なコーティングして焼いたものなの」
「こっちはビンテージのスワロフスキー、こっちはつまみ細工なんだけど、布から染めて作ってるんだよ」
1つ1つ手に取り話してくれる。
その表情はとてもキラキラと輝いていた。
コイツもこんなに饒舌になる事があるんだなと眺めていると
「あ、ごめんね。面白くないよね」
ハッと顔を上げる
「オマエもそんな顔して喋るんだな」
そう言うと不思議そうな顔をする
無自覚かよ。
そんな朱鳥は浅草に行きたい店があるのだと言う
簪を多く取り扱う店らしい
上目遣い出俺を見てくる
その顔は反則だろ。
いいぜと応えると、パァっと笑顔が花咲き、約束と小指を差し出してくる。
細い小指に自分の小指を絡め、指切りをした。
突然やってきた虎杖に紙袋をおしつけられる。
「別に良いけど」
「じゃっ。よろしくな!」
そう言って虎杖は何処かに言ってしまった。
男子寮から女子寮まで五分程。
確かここだったよなと扉をノックすると、返信と共にドアが開いた。
俺を見てキョトンとしてる朱鳥に、さっきの紙袋を渡す。
「良かったらお茶でもどう?」
少し迷ったが、部屋に上がらせて貰うことにした。
朱鳥の部屋は物が少なく生活感がなかった。
少し待つように言われ腰を下ろすと、テーブルには様々簪が置いてあった。
いつも同じ物をつけているがそれ以外も持っていたのか。
気づいた朱鳥が慌てて片付けようとするが、少し見せて欲しいと言ってみた。
了承を得て簪を見る。
簪なんて着物や浴衣等の和服を着てる人間がつけてるのを見かけるくらいでまじまじとは見たこと無かった。
そもそも、洋服に簪も初めて見た。
以外にも馴染むものだと感心した覚えがある。
少しして朱鳥が珈琲を持ってきてくれた。
テーブルを挟んで座った朱鳥は簪を手に取り
「それはね、チタンを特殊なコーティングして焼いたものなの」
「こっちはビンテージのスワロフスキー、こっちはつまみ細工なんだけど、布から染めて作ってるんだよ」
1つ1つ手に取り話してくれる。
その表情はとてもキラキラと輝いていた。
コイツもこんなに饒舌になる事があるんだなと眺めていると
「あ、ごめんね。面白くないよね」
ハッと顔を上げる
「オマエもそんな顔して喋るんだな」
そう言うと不思議そうな顔をする
無自覚かよ。
そんな朱鳥は浅草に行きたい店があるのだと言う
簪を多く取り扱う店らしい
上目遣い出俺を見てくる
その顔は反則だろ。
いいぜと応えると、パァっと笑顔が花咲き、約束と小指を差し出してくる。
細い小指に自分の小指を絡め、指切りをした。