転入生
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わいわいガヤガヤと五条先生への愚痴を語っている3人を目にして私はポカンとしていた。
あの先生は好かれてるのか嫌われてるのか。
愚痴の雰囲気的にそこまで好かれてないし、けど言うほど嫌われてないの、かな?
なんて考えていると
「……朱鳥!朱鳥!」
目の前に、えっと、釘崎野薔薇さん?
の顔が
「ちょっと、聞いてたっ?」
「あ。ごめんなさい」
私が考えている間に話題が変わっていたようだ。
「転入生と言えば、歓迎会!」
「歓迎会と言えばピザ!!」
釘崎さんと虎杖さんが言う。
「という訳で、今からピザパーティよ!」
「流石に今からはヤバいだろ」
宣言する釘崎さんにつっ込む伏黒さん。
「いーのよ。自習なんだから。交友関係を深めるのも勉強よ」
と謎の独自理論を言い放って、スマホを操作する。
私が喋らなくてもどんどん話が進んで行く。
なんだか面白い。
「やっぱ、ピザと言えばピザーるんだよな!
なんてったってお持ち帰りで1枚無料だもんな!」
そう言う虎杖さんもスマホを見てる。
なるほど、ピザのメニューでも見てるのか。
「全く。都会なのにピザ1つ配達されないなんて」
「仕方ないだろ。
ここに入れる業者は限られてるんだ」
嘆く釘崎さんに言う伏黒さん。
そうなんだと考えていたら
「ほら、オマエはどれにするんだ?」
スマホの画面をこちらに見せつつ、伏黒さんが声をかけてくる。
画面には沢山のピザの画像。
「えっと……。あの、ピザ。食べた事無くて…」
わからないです。と言うと、驚いた顔で固まる3人。
「ピザ食べた事ねーの?!」
虎杖さんにそう言われて、こくりと頷く。
「だから、よく分からなくて。
お任せしてもいいですか?」
「おっしゃ任せろ!ピザと言えばやっぱテリヤキチキンだよな!」
「何言ってんのよ、お子様か。ピザと言えばマルゲリータよ!」
「いや、初めてなら色々あるクォーターだろ」
みんな、私のために色々考えてくれてる。
そう思うと嬉しくて笑みが零れた。
「ふふっ」
ぱっと皆がこっちを見る。
まずい。失礼だったかもしれないと思っていると
「宮城、ようやく笑ったなっ」
ニカッと笑って虎杖さんが言う
「あんた、入ってきた時から仮面みたいな顔してんだもの」
と、釘崎さん。
「えっと、緊張してまして…」
「あと、それ!敬語禁止!」
「それな!」
「えっ?」
「あたし達、クラスメイトなんだから敬語禁止ね」
「俺達とタメだろ?」
「そんな気にしなくていい」
それぞれが言ってくれる。
それなら応えなきゃ。
「ありがとう。よろしく…ね」
おずおずと言葉を紡ぐと
みんなは笑顔で応えてくれた。
今日は凄く緊張していた。むしろ怖かった。
それでも、ピザを何にするか口論している3人を見てると自然と薄れていった。
あの先生は好かれてるのか嫌われてるのか。
愚痴の雰囲気的にそこまで好かれてないし、けど言うほど嫌われてないの、かな?
なんて考えていると
「……朱鳥!朱鳥!」
目の前に、えっと、釘崎野薔薇さん?
の顔が
「ちょっと、聞いてたっ?」
「あ。ごめんなさい」
私が考えている間に話題が変わっていたようだ。
「転入生と言えば、歓迎会!」
「歓迎会と言えばピザ!!」
釘崎さんと虎杖さんが言う。
「という訳で、今からピザパーティよ!」
「流石に今からはヤバいだろ」
宣言する釘崎さんにつっ込む伏黒さん。
「いーのよ。自習なんだから。交友関係を深めるのも勉強よ」
と謎の独自理論を言い放って、スマホを操作する。
私が喋らなくてもどんどん話が進んで行く。
なんだか面白い。
「やっぱ、ピザと言えばピザーるんだよな!
なんてったってお持ち帰りで1枚無料だもんな!」
そう言う虎杖さんもスマホを見てる。
なるほど、ピザのメニューでも見てるのか。
「全く。都会なのにピザ1つ配達されないなんて」
「仕方ないだろ。
ここに入れる業者は限られてるんだ」
嘆く釘崎さんに言う伏黒さん。
そうなんだと考えていたら
「ほら、オマエはどれにするんだ?」
スマホの画面をこちらに見せつつ、伏黒さんが声をかけてくる。
画面には沢山のピザの画像。
「えっと……。あの、ピザ。食べた事無くて…」
わからないです。と言うと、驚いた顔で固まる3人。
「ピザ食べた事ねーの?!」
虎杖さんにそう言われて、こくりと頷く。
「だから、よく分からなくて。
お任せしてもいいですか?」
「おっしゃ任せろ!ピザと言えばやっぱテリヤキチキンだよな!」
「何言ってんのよ、お子様か。ピザと言えばマルゲリータよ!」
「いや、初めてなら色々あるクォーターだろ」
みんな、私のために色々考えてくれてる。
そう思うと嬉しくて笑みが零れた。
「ふふっ」
ぱっと皆がこっちを見る。
まずい。失礼だったかもしれないと思っていると
「宮城、ようやく笑ったなっ」
ニカッと笑って虎杖さんが言う
「あんた、入ってきた時から仮面みたいな顔してんだもの」
と、釘崎さん。
「えっと、緊張してまして…」
「あと、それ!敬語禁止!」
「それな!」
「えっ?」
「あたし達、クラスメイトなんだから敬語禁止ね」
「俺達とタメだろ?」
「そんな気にしなくていい」
それぞれが言ってくれる。
それなら応えなきゃ。
「ありがとう。よろしく…ね」
おずおずと言葉を紡ぐと
みんなは笑顔で応えてくれた。
今日は凄く緊張していた。むしろ怖かった。
それでも、ピザを何にするか口論している3人を見てると自然と薄れていった。